今回は京都のレトロなカフェとレストランをまとめました。
京都には老舗のカフェやレストランが多く、最近は若者がエモーショナルを求め「エモいお店」として京都の昭和レトロなどのお店を紹介しているのをよく見かけます。
ただ、そういった形で紹介されるのはだいたいどこも同じお店で「喫茶チロル(中京区)」さんとか「喫茶 ソワレ(下京区)」さんとか「喫茶 翡翠(北区)」さんとか「フランソア喫茶室(下京区)」さんとか「レストラン菊水(京都市東山区)」さんとか「グリル小宝(京都市左京区)」さんとか本当に有名なお店です。
今回はまだそんなに紹介されていない京都のレトロなカフェとレストランの中から5軒を厳選してみました。
COFFEE ユニオン(京都市中京区)
京都市中京区の烏丸御池からも近い場所にある昭和レトロ喫茶店「COFFEE ユニオン」さんは戦後すぐの1953年に開業したとされる老舗純喫茶です。
1953年といえば昭和28年、先の大戦が終わったのが1945年(昭和20年)。NHKが日本で初のテレビジョン本放送を東京で開始したのが1953年です。
昭和レトロの面影が完全に残る店内はタイムスリップしたような感覚になりますが、昭和40年代や50年代にはこういう喫茶店がまだたくさんあったことが思い出されてノスタルジックな雰囲気になります。
コロラドコーヒーショップ祇園店(京都市東山区)
京都市東山区の八坂神社近くにある昭和レトロ喫茶店「コロラドコーヒーショップ祇園店」さんは1978年に開業したとされる老舗純喫茶です。
1978年といえば昭和53年、高度成長期で活気に沸いた時代で店頭には当時からあるネオンが健在です。
昭和レトロ喫茶でも高度成長期時代のお店なので高級感のあるラウンジのような雰囲気です。祇園の旦那衆が今でものんびりと時間を過ごす純喫茶です。
洋食 白扇(京都市中京区)
京都市中京区の京都御苑近くにある昭和レトロレストラン「洋食 白扇」さんは1960年代に開業したと思われる老舗洋食店です。
1960年代といえば学生運動が盛んであった時代、Vietnam戦争が過渡期を迎え学生たちは反戦運動に青春を捧げていた時代です。
昭和の定食屋のような雰囲気が懐かしい店内では今でも洋食ランチやカレーを食べていくことができます。
※お店の呼び方は「レストラン白扇・グリル白扇・洋食 白扇」といくつかあるようなのですが、ネット地図記載の「洋食 白扇」で記述統一します。
グリルタカラ(京都市左京区)
京都市左京区の国際会館駅近くにあるレトロレストラン「グリルタカラ(グリル宝)」さんは老舗洋食店です。
創業年は不明ですが、国際会館駅が開業したのは1997年6月3日(平成9年)です。
ただ、お店の雰囲気は昭和レトロそのもので店内には懐かしいポスターがそのまま貼ってあったり、昭和のお店らしく漫画がたくさんあったりして楽しめるお店です。
レストラン百花園(京都府八幡市)
京都府八幡市の京都競馬場近くにあるファミリーレストラン「レストラン百花園」さんは昔懐かしいドライブインを彷彿させるファミリーレストラン。
創業年は昭和39年(1964年)、白扇さんと同じくVietnam戦争が過渡期を迎え学生たちは反戦運動に青春を捧げていた時代です。
店内は子供の頃に行った昭和のレストランそのもので当時から変わりないように思えます。
ご家庭に自家用車が普及しはじめた時代のお店なので駐車場も広いです。