白子筍(八幡市・京都辻農園)
京都が生んだ高級食材「白子筍(しろこたけのこ)」の紹介です。
紹介するのは京都辻農園(京都府八幡市)で取れた白子筍で、生で食べられる幻のタケノコとも言われています。
やわらかい食感のタケノコで、甘い味わいがするのが特徴です。
京都辻農園さんは「米と筍の匠」と呼ばれる農家さんで、辻典彦さんの農園です。
タケノコ以外にもお米を栽培していて、辻農園モデルの1合焚き釜と辻農園産のお米「石清水」のセットを販売するなどしていて有名な農家さんです。
京都辻農園があるのは京都府八幡市八幡松原という地区。
石清水八幡宮の南の位置するエリアです。
八幡市も竹林が多いエリア、かの発明王エジソンは八幡男山の石清水八幡宮の境内に生えていた真竹からフィラメントを作り白熱電球を作っています。
そんな竹の由緒ある場所にあるのが「京都辻農園」なのです。
京都産「白子筍」で有名なのは京都大枝塚原産
他にも京都で有名な白子筍といえば「京都大枝塚原産」です。
京都産の京たけのこは味の良さで日本一だと呼ばれ有名ですが、その中でも京都市西京区の大枝塚原産のタケノコは全国の高級料亭で高級食材として使われている「日本一の京都産白子たけのこ」です。
毎年4月が旬、まさに今の時期にしか食べられない希少なタケノコです。
ちなみに、京都以外では「京たけのこ」と呼ばれていますが、京都ではタケノコというのは産地が大事です。
京都ではタケノコは必ず「産地」が明記されて売られているのです。
最上級は前述した「大枝塚原産(おおえつかはら)」のタケノコで、他にもブランド順で「大原野産(おおはらの)」や「嵯峨野産(さがの)」などがあります。
大枝・向日市・長岡京市・大山崎町で取られたタケノコを「西山産(にしやま)」と稀に呼ぶこともあります。
嵯峨野産は出荷数が少ないのでかなりレアのタケノコです。
京たけのこについてはこちらの記事が詳しいので、ぜひ併せてご覧ください。
(2)大原野産(おおはらの)
(3)嵯峨野産(さがの)
(4)西山産(にしやま)
白子筍ってそもそも何?
では「白子筍」ってそもそも何なのでしょうか?
実は同じタケノコなのですが穂先が地中にある状態で掘られるため、他の産地のものと比べ皮の色が淡いものを「白子筍(しろこたけのこ)」と呼ぶのです。
最初の写真と上の一般的なタケノコの写真を見比べてみるとよく分かります。
一般的なタケノコは穂先から下部まで茶色いですよね。
白子筍(しろこたけのこ)は何百本に1本の割合で取れるとも言われていて、希少なタケノコだと言われているタケノコのことなんです。