今回の「京都案内」は、幻の駅弁「御料理折詰」の紹介です。かつてはJR京都駅名物の萩乃家さんの弁当があったのですが、2010年に販売停止となってからは京都駅で買うことができなくなった幻の駅弁です。
しかし、今でも京都の某コンビニ(3か所)で買うことができるのです!
京都・出町柳で売っている幻のお弁当
今回の「京都案内」は、京都のとあるコンビニでしか買うことができない「幻の駅弁」を紹介します。
その名を「御料理折詰」というのですが、かつてJR京都駅で駅弁を販売していた「萩乃家」さんの幕の内弁当です。
540円と格安ながら、和風のおかずにタップリごはんの駅弁です。
「萩乃家(はぎのや)」さんはJR京都駅近くにあるお料理屋さんです。
戦前から京都駅で駅弁を売り続けてきた明治二十四年創業の老舗であり、国鉄時代に京都駅の駅弁といえば「萩乃家(はぎのや)」さんのお弁当でした。
しかし、2010年12月頃にJR京都駅の駅弁事業から撤退。(梅小路蒸気機関車館での販売も停止)
JRの都合でお弁当を売れなくなり、今では「幻の京都駅弁」となってしまいました。
幻の京都駅弁「御料理折詰」を出町柳まで買いに行ってきました
しかし、この幻の駅弁が今でも売られている場所があるのです。
それも駅構内で売られており、今でも現役駅弁だったりするのですが、販売場所がたった2か所で数量限定販売です。
今回は京阪「出町柳駅」に行って、幻の京都駅弁「御料理折詰」を買いに行くことになりました。
売っているのは地下改札前のコンビニ「アンスリー」さんです。
駅構内のコンビニ型店舗で、こちらのお弁当コーナーで今でも「萩乃家・幕の内弁当」が販売されています。
当日は朝9時に出町柳駅に入ったのですが、お弁当が並んでおり、その中に6個限定で萩乃家・幕の内弁当「御料理折詰」が販売されていました。
これ、賞味期限があるので15時くらいにはなくなります。
購入するなら早めが良いでしょう。
御料理折詰 実食レビュー
ということで、さっそくこの幻の駅弁「萩乃家・幕の内弁当」を食べてみます。
価格は540円(税込)ですが、ご飯もおかずもタップリ入っており、かなりお得なお弁当です。
特筆すべきは、年齢を重ねてくると嬉しい内容の数々です。
ごはん
メンチカツ
たけのこ煮
鮭
玉子焼き
ふきの煮物
高野豆腐
かまぼこ
里芋煮
お漬物
金時豆
メインは大きな「たけのこ煮」です。
これが「御料理折詰」の最大の特徴ですね。
あと、金時豆もイイ歳ぶっこいてくると嬉しい食べ物だったりします。
ご飯はもちっとした抜群の炊き加減で、量はかなりありましたよ。
ひとつひとつがちょうど良い味加減で、いかにも駅弁という昔ながらの内容でした。
御料理折詰 どこで買えるのか
さて、この御料理折詰はどこで買えるのでしょうか。
今でも京阪の3駅で購入することができます。
・三条駅のコンビニ(アンスリー)
・出町柳駅のコンビニ(アンスリー)
・祇園四条駅のコンビニ(アンスリー)
営業時間は6:30~23時ですが、お弁当は数量限定なので夕方には売り切れるでしょう。
各店舗で1日2回(開店時、11時)に6個ずつしか入荷していないようですが、朝行くと6個ありました。
補足:「たけかご弁当・精進弁当」を食べたい方は(駅では買えません)萩乃家さんで予約販売可能なので、そちらで購入してください。
京都府京都市左京区田中上柳町
営業時間:6:30~23時(御料理折詰は15時頃まで)
定休日:無休