今回は京都の綴喜郡(つづきぐん)にある300円という激安価格の「いのししラーメン(猪ラーメン)」を食べにボロボロ過ぎる鍋店「猪肉・鹿肉 梅本商店」さんまで行ってきました。300円でラーメンとは他のどこにもないお値段ですが、お肉のたっぷり入ったラーメンです。
さて、その300円のいのししラーメン(猪ラーメン)がある「猪肉・鹿肉 梅本商店」さんとはどのようなお店なのでしょうか!
最新情報:こちらの店舗は2024年1月時点で閉店していました。
京都はいのししラーメン(猪ラーメン)が300円?
今回の京都ラーメンは、なんと300円で食べられるという「いのししラーメン(猪ラーメン)」を紹介します。
それも普通のラーメンではありません。猪のお肉で作ったスープと猪肉がたっぷり入ったラーメンだと言います。
その「300円いのししラーメン」があるというのが、京都府綴喜郡(つづきぐん)というところで、京都の南側で城陽市(じょうようし)のさらに南という場所にあります。
お店の名前は「猪肉・鹿肉 梅本商店(店主さんは梅本昭信さん)」といい、土日くらいにしか開いていないという幻のお店だと言います。
今回は、その300円いのししラーメンを食べに「猪肉・鹿肉 梅本商店」まで行ってきました!
いのししラーメン(猪ラーメン)を食べに京都府綴喜郡へ
京都府綴喜郡は京都市と奈良の間にあるエリアで、井手町と宇治田原町を含む山城国の郡です。
写真はすぐ近くの山の山頂「万灯呂山展望台」(まんどろやまてんぼうだい)から望んだ京都府井手町で、山あいの木津川周辺には田んぼや畑が広がっており、大変のどかな町です。
京都からだと、電車ではJR奈良線「山城多賀駅」からお店まで徒歩で行くことができます。
西口の南に、線路下を通る道があるので、それを通ってまっすぐ行くと右手に徒歩数分で見つけることができます。
民家のある道をまっすぐ1分ほど行くと、右手にプレハブ建てのお店があり、そこに「猪ラーメン(いのししラーメン)」という大きな看板を掲げたお店があります。
それが「猪肉・鹿肉 梅本商店」です。
ボロボロ過ぎる鍋店「猪肉・鹿肉 梅本商店」
梅本商店はプレハブというか倉庫で鹿や猪肉を使った鍋料理やラーメンなどを提供するお店です。
今回はラーメン店として紹介していますが、本来はジビエ料理のお店で「ラスカル鍋」といった鍋料理が主なメニューです。
ボロボロ過ぎる鍋店というと分かりやすいかもしれませんが、本当に営業しているのかすら分からないお店です。
しかし、中には常連のご家族連れや地元の若者に、わざわざ食べに来たマニアなど、色々なお客さんで混み合っていました。
梅本商店の外には「猪肉ラーメン」とか「猪ラーメン」に「鹿肉」などの表記がたくさんあります。
というのも、ここは環境省認定「有害鳥獣捕獲等事業者」が経営する直営店なのです。
平たくいうと「猟師の直営店」で、梅本昭信さんという方が営んでいる飲食店です。
猪肉・鹿肉も販売しており、焼き肉や鍋(ぼたん鍋)、他にも名物の「猪肉ラーメン」を食べることができます。
初代猪肉ラーメン 300円(150g)
二代目猪肉ラーメン 450円(200g)
猪肉チャーハン 350円
ぼたん鍋 1640円
猪・鹿肉直売 1キロ6000円(要予約)
いのしし肉の焼き肉はボリュームがあって、二人前でも2500円程度とかなりの激安っぷりです。
猪肉や鹿肉も、900円(150g)からパックで購入でき、道の駅などよりも安く購入できるようになっています。
しかし、やはり名物の「猪肉ラーメン」を忘れてはいけません!
なんと、この「猪肉ラーメン」は300円という激安ラーメンなのです。
これが300円の激安いのししラーメン(猪ラーメン)!
もちろん「300円の激安いのししラーメン(猪ラーメン)」を食べてみました。
猪肉がたっぷり入ったラーメンで、ネギも盛ってあります。これで、300円とかどういうコスト計算なのかというラーメンです。
この値段で提供できるのは、店主自らが山でイノシシを猟で捕ってくるからで、このイノシシ肉は250キロほどの大きな猪のお肉だそうです。
スープは猪肉から出汁を取ってあるようでお肉の香りがするスープでした。
一緒に煮込んだと思われる猪肉は、食感は牛肉で、味も牛肉に近いものです。若干クセのある牛肉に近いお肉です。
麺は関東でいう中太麺、関西でいう太麺という感じのものです。たぶんよくあるスーパーの「太打ち麺」で、あまり良いものではありません。
これがかなり不評だったとのことで、かんすい(梘水)を使っていない麺の「二代目いのししラーメン」というのもあります。こちらは量が少し多い200gでお値段は150円高い450円です。
300円のは「初代いのししラーメン」で、これは常連さんで食べたいという方のために残したそうです。
スープは猪肉の香りのするもので、醤油味が軽くついたスープですが、肉のコクが出ていました。
味は分かりやすくいうと、家で作る「肉うどん」とそっくりです。
2玉だと100円増しで400円なのですが、その場合は1玉をうどんにできるそうで、確かにうどんが合いそうなスープでした。
300円でお肉をたっぷり食べて、ラーメンでお腹を満たすことができるので満足度は高いです。
ちなみに、こちらが「二代目猪肉ラーメン 450円(200g)」です。
見た目の違いは初代と比べてないのですが、麺が「かんすい」を使った中華麺らしい麺を使っている点だけが違います。
量が少し多めで、店主さんいわく「こちらの方が美味しいやつ」とのことでした。
猪肉・鹿肉 梅本商店への行き方
猪肉・鹿肉 梅本商店への行き方は、前述のようにJR奈良線「山城多賀駅」からお店まで徒歩で行くことができます。
自家用車の場合は、京都からだと「堀川通」をずっと南下して、九条油小路もずっと南下します。すると国道1号の新道(第二京阪の下道)になっているので、府道15号を左折(東)に行って国道24号をさらに南下すれば井手町まではすんなりと行くことができます。
分かりづらいのは、国道24号からどう「山城多賀駅」に入るかですが、セブンイレブンや山城自動車教習所のある交差点で国道307号を左折(東)して、青谷橋交差点のキグナスのガソリンスタンドをさらに南下すればお店の前までは行くことができます。
駐車場は一応あるのですが荷物置き場になってて、お客さんはお向かいの空き地に駐車していました。
営業時間:12時~19時くらい
定休日:土日以外だいたい休み
URL:http://ryousinotyokubaiten.on.omisenomikata.jp/
ボロボロ過ぎる鍋店「梅本商店」まとめ
300円の激安な猪肉ラーメンを出す「梅本商店」ですが、家庭的な味のラーメンで店主自らが狩猟で捕ってきた猪肉で食べるラーメンでした。
醤油味の素朴な味わいながらも、猪肉の少しクセのあるお肉がおいしかったです。ラーメンの味はいまいちでしたが、300円はネタとしてかなりおいしかったです(笑)
(1)京都府綴喜郡井手町にある猟師直営のボロボロ過ぎる鍋店
(2)ぼたん鍋や猪肉の焼き肉などジビエ料理もある
(3)300円で猪肉ラーメンを食べることができる
(4)ラーメンは初代と二代目があるが違いは麺の違い
(5)猪肉がたっぷり入って300円とコスパ良すぎ
(6)土日は開いていることが多い
営業は土日とゴールデンウィークがまず開いていますが、平日はほぼ閉まっているようです。