京都市北区の紫竹で中東をテーマにしたカフェ「フィンジャン(finjan)」さんが新店オープンしています。
トルコやアルメリアなど、中東で生活をされてきた女性オーナーさんとご音楽家の御主人が経営されているカフェで、とってもマニアックなカフェになっています。
※正式な屋号は「中東カフェ・文化サロンfinjan」です。
店内は中東の絵やグッズで統一され、BGMも中東ミュージックが流れています。
コーヒーやスイーツを食べることができるのですが、もちろん中東で親しまれているコーヒーとスイーツを提供するというカフェなんです。
ということで、普段は食べることができない「中東スイーツ」を食べてまいりました。
さて、この「中東カフェ フィンジャン(finjan)」さん、お店の中の様子が上の写真です。
壁には民族衣装や楽器、絵画に絨毯などの織物が所狭しと飾られています。
また、中東の食器やバッグなどの雑貨も売られていて、中東好きにはもってこいのカフェになっています。
中東のデザインって、繊細のものが多く、色使いもカラフルで明るいものが多いように思います。
そのため、「中東カフェ フィンジャン(finjan)」さんの店内も明るい雰囲気のカフェになっていました。
カフェの席には中東デザインのクッションがたくさん並んでいるのですが、販売しているグッズの中には織物もたくさんありました。
普段なかなか見かけることがないものばかりで、とても興味深いお店です。
さて、こちらの「中東カフェ・文化サロンfinjan」さんですが、先ほど「中東で親しまれているコーヒーとスイーツを提供するというカフェ」と紹介しました。
上の写真のコーヒーは「マスティック」というコーヒーで、普通のコーヒーではありません。
左側にあるのは「カザンディビ」というスイーツですが、これも一般的なスイーツの名称では言い表せないという珍しいスイーツなのです。
・オスマンコーヒー(トルココーヒーにスパイスを配合したもの)
・カザンディビ(スイーツ)
マスティックというのはトルココーヒーのことで、樹液のコーヒーです。
マスティックという木から採取される「樹の蜜」のことですが、トルコにギリシャの島とエーゲ海沿岸の限られた地域でしか見ることができない植物です。
その希少な樹液の上澄みを飲むのが「マスティック」で、香木のような香りがし、味わいはコーヒーに似ています。
一杯400円、コーヒーだと思って飲めばコーヒーで、香りの良い美味しい濃厚コーヒーという感じの飲み物です。
さて、もう一杯「オスマンコーヒー」を飲んでみましょう。
実は「中東カフェ・文化サロンfinjan」さんでは、2杯めのコーヒーは200円で飲めるのです。
オスマンコーヒーとはトルココーヒーにカルダモンなどのスパイスを加えた飲み物で、独特な香りが特徴的なコーヒーです。
香りは強くはないので飲みやすいものになっており、なんとなく八角などの中華っぽい香りもします。
とても美味しいコーヒーで、香りも良いのでお薦めです。
こちらが「カザンディビ」というスイーツです。
何に似たスイーツかというと、あえて言うなら「焦がしプリン」に似ている食べ物です。
表面は焦がしたシロップ、中はミルクを使ったプリンに似た食感で、なんとなくティラミスにも似ています。
これがまた美味いので、何個でも食べられるスイーツです。
値段は400円と、結構リーズナブルなお値段です。
こちらでは、中東について語りたい方がサロンとして使えるようにというカフェなので、コーヒーやスイーツはお手軽な値段にされているのだそうです。
では、この興味深い「中東カフェ・文化サロンfinjan(フィンジャン)」さんの営業情報についてです。
まず、入口は一階の真正面です。
営業時間は「13時~21時」となっており、ラストオーダーは「20時30分」になっています。
定休日は「月曜日、隔週火曜日」で、営業日は公式Twitterで告知されています。
営業時間:13時~20時30分(L.O.20時)
定休日:月曜日、火曜日
公式Twitter:https://twitter.com/finjan_kyoto
最後に「中東カフェ・文化サロンfinjan」さんへの行き方(アクセス方法)について紹介します。
以前紹介した「歩粉(ほこ)」さんより大宮商店街寄りの場所で、今宮神社から今宮通を東へ歩いていくとあります。
地下鉄「北大路駅」の北側出口が「今宮通」なので、そこからだと徒歩で20分くらいです。
京都市バスでも近くまで行けますが、逆に行きづらいので歩けるなら徒歩がお薦め、歩けないなら北大路駅南口からタクシーを利用すると良いでしょう。