京都の宮川町は祇園に近い舞妓さんの多いところで、そこには舞妓さんがよく食べにくるようなお店があったりします。そのひとつ洋食店の「グリル富久屋」さんです。
フクヤライス がウド鈴木の「ごめんください鎖国メシ」で紹介
2019年2月9日放送『サタデープラス』で、ウド鈴木の「ごめんください鎖国メシ」in京都が放送されることになっています。
予告では「舞妓が集まる洋食店の名物ライス」となっているのですが、これは「グリル富久屋」さんの名物「フクヤライス」のことです。
京都の宮川町で明治40年に創業した老舗洋食店で、現在の店舗は昭和の雰囲気が薫る風情あるお店で味があります。
そこにトマトがたっぷりと入った生に近い半熟卵のオムライスがあるのですが、その「フクヤライス」がウド鈴木の「ごめんください鎖国メシ」で紹介されることになっています。
撮影ロケは2019年1月25日に行われ、グリル富久屋さんの店内にはウド鈴木さんのサインと鎖国メシ認定証が飾られていました。
そこでしか食べられないガチ系のご当地グルメを紹介する番組が「鎖国メシ」という番組ですが、確かに「フクヤライス」というのは、それにふさわしい独創的なオムライスです。
グリル富久屋「フクヤライス」はトマトたっぷりオムライス
グリル富久屋さんの「フクヤライス」はとても独創的なオムライスです。
特徴としては「甘酸っぱいケチャップライスにトマトたっぷり」というと分かりやすいでしょう。
卵は生卵に近い食感で、しっかりと焼いた薄焼き卵ではないのも特徴的です。
・甘酸っぱいケチャップライスに玉ねぎとマッシュルームにハム
・生卵に近い食感の薄焼き卵で覆われている
具材は「トマト、マッシュルーム、グリーンピース、ハム、玉ねぎ」で、ケチャップライスに混ざった玉ねぎ(たぶん北海道産)はよく焼かれており甘みがあります。
トマトたっぷりのオムライスですが、卵かけご飯のような食感の薄焼き卵も独特で他にはないものです。
ところどころで生に近いトマトが香りを引き立たせており、甘酸っぱいケチャップライスとトマトとの対比が特徴的なオムライスでした。
フクヤライス の歴史
約80年前に洋食店としてオムライスを提供していた「グリル富久屋」さんで舞妓さんからの注文で現在の「フクヤライス」ができたそうです。
普通のオムライスだと卵が固くて食べづらいので、とろとろとした玉子焼きに変わったのだそうです。
また、当時のフクヤライスには「カニ、松茸」といった高級食材を使ったものだったそうで、これも舞妓さんからの「もっと具材がほしい」という要望から生まれ、今のような具材がたっぷり入ったオムライスになっていったのだそうです。
京都・宮川町「グリル富久屋」営業時間と定休日
では「グリル富久屋」さんの営業時間と定休日についてです。
営業時間は12時~21時で、定休日は「木曜日、第三水曜日」となっています。
観光客が来るようなお店でもないのですが、舞妓さんなどがよく使う老舗で、舞妓さんのうちわ「京丸うちわ」がたくさん並んでいました。
グリル富久屋 への行き方(アクセス方法)
では「グリル富久屋」さんは京都のどこにあるのでしょうか。
場所は京都の繁華街「祇園四条」から川端通を南へ下がったところです。
祇園四条駅から徒歩5分くらいで、さほど遠くはありません。
この界隈は宮川町と呼ばれるところで、舞妓さんの歌舞練場があるところです。また、観光名所「建仁寺」からも近いところにありますので、マニアックで京都通な食事がしたければ行ってみるのも良いでしょう。