お墨付き!で自称・一番人気のコンテンツ「京都秘境ハンター」、今回は初心に帰って「町中の秘境」をキチンと紹介したいと思います。今回は、なんと!2020年のNHK大河ドラマになることが決まった戦国の智将「明智光秀」に所縁があるアノ土地で「光秀饅頭」を食べて来ました。京都のド中心地に明智光秀ゆかりの地があり、そこでは「光秀饅頭」が売られているというのです!
ということで、暖かくなると復活する「京都秘境ハンター」始まります!
京都には明智光秀首塚で食べる光秀饅頭がある
今回の「京都秘境ハンター」は、京都の「明智光秀の首塚」という隠れスポットで売られている「光秀饅頭」というレアな和スイーツの紹介です。
明智光秀の首塚で食べる光秀饅頭?!
そうなんです。
京都には明智光秀の首塚というのがあるのですが、そこに和菓子屋さんがあって名物の「光秀饅頭」が売られているのです。
販売しているのは祇園白川「餅寅」さんという和菓子店です。
明智光秀といえば智将として知られる戦国大名ですが、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』の主人公であり、滋賀県坂本や京都府亀岡市や福知山市(丹波)の地を領地としていました。
そして、暴君である織田信長を討った「本能寺の変」の首謀者でもあります。
そんな明智光秀の首塚が京都にあって、そこで饅頭が売られているというのです。
これは見に行きたくなりますよね!
では「明智光秀の首塚で食べる光秀饅頭」とは、いったいどんなものなのでしょうか。
というわけで、身近な知られていない町中の秘境を訪ね歩く「京都秘境ハンター」始まります!
京都・祇園白川にある「明智光秀の首塚」へ行く
京都の有名な観光地「祇園白川」にやって来ました(2018年5月28日)。
ここに、なんと戦国の智将であり常識人であった明智光秀の首塚があるというのです。
日本人なら名前を知らない人はいないという明智光秀ですが、なにげに京都の祇園白川にゆかりの地があるというのも驚きです。
もちろん、こんなネタを仕入れてくるのはウチの困ったちゃん温泉担当です。
温泉担当 「か!カッカカカ亀岡より祇園白川の方が明智光秀ブームで盛り上がるはずなんだな!d(ŐдŐ๑)」
本当に申し訳ございません。
亀岡市民の皆様には大変申し訳ないのですが、こいつはこういうヤツなんです(笑)
さて、この祇園白川の川端にある一軒の和菓子店が「餅寅」さんです。
こちらの名物が、なんと戦国大名「明智光秀」の名前を使った「光秀饅頭」なんです!
うん、よくあるやつだ(笑)
もちろん、饅頭に描かれた桔梗は「明智光秀の家紋」です。
まぁ、それはともかくとして、この「光秀饅頭」は老舗の和菓子店「餅寅」さんで販売されている名物なんです。
味は「京風白みそあん、つぶあん」があり、お値段は1個150円となっていました。
ちなみに6個だと1000円ですが、箱代が入っているようでした。
祇園白川にある明智光秀首塚とは?!
さて、この「光秀饅頭」ですが、せっかくなので徒歩5秒の場所にある「明智光秀の首塚」で食べてみることにしましょう。
首塚は「餅寅」さんの脇道を入って、徒歩5秒のところにあるのですが、なにげにコレ・・・・
ほとんど知られていません
まさに超レアスポットですが、せっかくの「光秀饅頭」はぜひこちらで食べていただきたいのです。
明智光秀は、天正10年(1582年)に本能寺に宿泊していた主君・織田信長を急襲したのですが、羽柴秀吉(豊臣秀吉)に返り討ちに遭い、近江・坂本城へ逃げ帰る途中に京都の「小栗栖(おぐるす)」の竹やぶで農民に襲われたと言われています。
小栗栖は、今の伏見区は六地蔵の北のことです。
この付近に住んでいた織田軍に近い武装集団は明智軍の落ち武者に襲いかかって、明智光秀はここで自刃することになります。
首は家来(溝尾庄兵衛)が妙心寺(右京区花園)に納めようと運んだのですが、途中で敵に囲まれて溝尾庄兵衛も自刃することになります。
その土地が「狼谷」と呼ばれる土地なのですが、それが祇園白川だとされています。
六地蔵から妙心寺まで、途中にあるのが祇園白川です。
その土地を代々管理してきたのが「餅寅」さんで、その餅寅さんの自宅のすぐ脇にあるのが「明智光秀首塚」です。
そこにはこのように書かれた案内板がありました。
家来が、光秀の首を落とし、知恩院の近くまで来たが、夜が明けたため、この地に首を埋めたと伝えられている。
この話では、家来が明智光秀の首を小栗栖からここまで運んだことになっています。
しかし、史実ではこの地は「粟田口」つまり当時の「京都七口(街道の入口)」のひとつです。
ここは、明智光秀と斉藤利三(さいとうとしみつ)という家来が磔にされ晒し者にされた場所で、この界隈には3000余とされる明智軍の首が晒されていました。
つまり、正真正銘の首塚というのが、この「明智光秀首塚」の正体なのです。
そこが後に「明智光秀の墓」とされるようになり、その地を代々守ってきたのが「餅寅」さんという和菓子屋さんというわけなんです。
家来が小栗栖からこの地まで明智光秀の首を運び、この地で息絶え、その後ここで明智軍の首が晒され・・・・
明智光秀首塚として後世に残った
というわけです。
明智光秀首塚で食べる光秀饅頭 実食レビュー
という歴史的なことを語る温泉担当ですが、興味がない編集担当とリサーチャーは、さっそくこの「光秀饅頭」を食べてみることにしました。
いわゆる「花より団子」とはこのことですが、昔のことより今の甘い物です(織田信長と同じ実利主義)。
さて、光秀饅頭の中には粒あんがタップリ入っており、甘い和菓子になっていましたが、まぁ普通の饅頭です。
でも、白味噌の方はほんのり甘くて、白味噌の風味と餡の甘味が合わさって繊細な京都らしい味わいになっていました。
両方食べた感想では、オススメなのは圧倒的に「白味噌」の光秀饅頭だと思います。
まぁでも、この「明智光秀首塚」まで行った際には、ぜひ両方食べてみていただきたいですね。
・・・・・・・・・
などとキレイに終わろうかと思ったのですが、ここでまたウチの困ったちゃんが余計な一言を放ちました。
温泉担当 「あー、まんじゅう怖いで思い出したんだけど(○’н’○)モグモグ」
彼は饅頭二個を口にほうばりながら、熱いお茶を飲みつつこう言ったのです・・・・
温泉担当 「京都で一番怖いミステリースポットって知ってる?」
( º言º)( º言º)( º言º)( º言º)( º言º)
さて、次回の「京都秘境ハンター」、たかだか饅頭を食べに行った話から一転!
京都最強!ダレも知らない「ネットのまとめにも載っていないミステリースポット」へと行くことになりました。
そこで起きたことは、まだ心が落ち着かないので記事にはできないのですが、次回の記事で紹介できると思います。
というわけで・・・・
京都秘境ハンター!
次回もお楽しみに!
※京都最強!ダレも知らない「ネットのまとめにも載っていないミステリースポット」も読む。
餅寅(祇園白川)への行き方
最後に、この光秀の首塚がある「餅寅」さんへの行き方です。
場所は、有名な観光地「祇園白川」ですが、東山駅からスグ近く(徒歩1分)の川沿いになります。
八坂神社からでも歩いて5分くらいの場所なのですが、なぜかココ・・・・さほど話題にはならないんですよね。
でも、2020年のNHK大河ドラマは明智光秀が主人公です。
きっと、ここも有名になるに間違いありませんよ。
営業時間:8時~18時
定休日:火曜日
京都の秘境案内「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。京都の起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。