今回の「京都案内」は、地元の北野天満宮で毎月25日開催の「天神市」です。いわゆる「縁日」のことですが、「骨董品」に、食べ物の屋台(テキヤ)さんが多いのが「天神市」の特徴です。
「手作りの作品(クラフト)」なんかは少なくて、西洋人向けの着物売りとかが目立ちます。
京都・北野天満宮「2017年9月25日縁日 朝の様子」

2017年9月25日 朝7時の北野天満宮
京都の北野天満宮では、毎月25日に縁日が催されており、屋台や露店が立ち並ぶことで有名です。
これほど有名な縁日はなかなかないと思います。
写真は朝7時の北野天満宮ですが、「手作りの作品(クラフト)」や「骨董品」に、食べ物の屋台(テキヤ)さんが準備を始めていました。(ちなみに、食べ物は屋台、その他は総称として露店と表記します)

東側の御前通と駐車場にはクラフトや布屋に骨とう品が並びます
9時頃からにぎやかになって、北野天満宮前の今出川通は混雑しだします。
特に賑やかなのは、鳥居から参道にある食べ物の屋台(テキ屋)さんの並びでしょう。

西側から参道にかけては屋台が並びます
東側(御前通)には、ハンドクラフトや骨とう品のお店などが並びます。
また、その西側の参道と御前通の間にある駐車場付近には布や着物を売るお店が多く並びます。
さらに、参道を越えて西の「観音寺門前町」には植木や盆栽などの露店が集まります。
天神市(京都・北野天満宮)スタート

天神市が始まりました
さて、天神市が始まるとお客さんで賑わいだします。
お客さんの平均年齢は高めですが、修学旅行生もチラホラ見かけます。ちょうど今の閑散期は修学旅行が多い時期です。
また、毎度のことですが、外国人観光客(特に西洋人)が着物を買いに来ているのが目立ちます。何かで紹介されているのでしょう。
さて、まずは一番東の「御前通」から見ていきましょう。こちらは、ハンドクラフトや骨とう品の露店が多く並びます。
一番東の「御前通」の天神市

一番東の「御前通」
一番東の「御前通」沿いの露店は、ハンドクラフトや骨とう品の露店が目立ちます。
中には着物や布を売ったりしていますが、陶器とか木工製品が多いようです。

天神市に並ぶ骨董品の品々
毎度見ていますが、お値段は安いものではありません。
むしろ「これは何?」という分からないものが多いのですが、そこに価値を見出すのは買う本人なのです。

普段やってるのかも分からない「三宅ふとん店」
御前通なので一般のお店もあります。
「三宅ふとん店」さんとか、天神市でもないと目立たないお店もあります。
文字にするといろいろ問題があるので、ちゃっちゃと行きましょう。

分かる人には分かる店
アレ売ってました。

上七軒くらいまで行くと見ごたえあります
この通りは「上七軒」の通りまで行くと見ごたえが出てきます。
ちなみに、ハンドクラフトは、毎月第四日曜開催の「上賀茂手づくり市」の方が質が確実に高いです。(紹介記事はこちらです)
ま、あんまり文字にするといろいろ問題があるので、ちゃっちゃと行きましょう。

手作りの糸のお店
北野天満宮の東北の鳥居より北まで行くと、なかなか面白いお店も見えてきます。
写真は「手作りの糸のお店」で、麻・網糸なんかが売られていました。
網糸って、魚の網で作った糸のことです。
さて、ここで境内に入って駐車場を南下していきましょう。
東の「駐車場」の天神市

東の「駐車場」付近は着物とか多いです
西側の参道と御前通の間にある駐車場付近には布や着物を売るお店が多く並びます。
西洋人の観光客は、ここにだいたい集まっていて、着物や布を物色していることが多くて、特に西洋人というかフランス人っぽい若い女性とか見ます。

西洋人女性が着物を物色してたりします
私も、この並びが一番好きです。
古書とか古写真とかが並んでいることが多いからですが、なんというか、分かりやすいものが多い並びですね。

漆器や陶器など外国人ウケしそうなものが並びます

金属製の古いもの

そして山口百恵のレコードとかわかりやすいものが多いです
参道に並ぶ屋台

大鳥居のある参道は食べ物が多いです
さて、今度はまた北上して、大鳥居のある参道を歩いてみましょう。
こちらは食べ物の屋台が多いというか、ほとんど食べ物です。
写真は佃煮とか海産物の屋台で、屋台も全部見ましたが特に目新しいものはなかったです。

参道のテキ屋さん

肉巻きおにぎり(いつもここ)

スマートボール(大阪名物)
東京のアメ横にも専門店がありましたが、浅草や新世界(大阪)では専門店が残っている「スマートボール」です。
昭和50年初頭くらいまで、私はこれで遊んでいました。

西洋人男性が夢中になってた射的
今回は「大衆遊技場(射的)」が出ていました。
関西ではやったことないのですが、関東では前のめりに片手だけ前に出して、標的の10センチ前くらいで撃ったものです。
それでも景品が倒れないのだから、こんなお上品な位置では景品ゲットとか無理なのではと思いながら見ていました。

射的で500円使うなら?
観音寺門前町に並ぶ屋台

一番西の通りは植物などが売られています
参道の左というか西、「観音寺門前町」には植木や盆栽などの露店が集まっている区画です。
ここは、人も少なくて、趣味人的なお客さんが多いようです。
ということで、通りに沿って露店や屋台を見てきましたが、実はそんなに「天神市」って面白いものではありません。
買うものがないんです。
売っている人がプロなんで、目新しいものがないというのが正直な感想です。

上賀茂手づくり市
私のオススメは、毎月第四日曜開催の「上賀茂手づくり市」です。(紹介記事はこちらです)
こちらは、個人のハンドクラフト作家さんや、街中のパン屋さんとかが出店してるんで、目新しいものとか、食べ物でも見るべきものが多いと思います。
・上賀茂手づくり市(上賀茂神社、第四日曜開催)
・北山クラフトガーデン(府立陶板名画の庭、第一日曜開催)
・平安楽市(岡崎公園、第二土曜開催)
・天神市(北野天満宮、毎月25日開催)
・森の手づくり市(下鴨神社、毎年7月開催)
・梅小路公園手づくり市(梅小路公園、第一土曜開催)
・百万遍さんの手作り市(知恩寺、毎月15日開催)
・ものづくりStreet(京都府立植物園、3月開催)
・ものづくりGarden(京都府立植物園、6月開催)
・大将軍フリーマーケット(大将軍八神社、第一日曜開催)
・亀の市(松尾大社、第二日曜)
京都をメインに関西のユニークで面白い 「名所・神社・寺」を紹介しています。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
※本ブログは非商業系であるため、お店には客として訪問しています(業者ではありませんので掲載費用の徴収や商品販売の勧誘などは一切していません)。内容も客としての視点でのみ書かれたものです。
※紹介したいお店は「美味しいお店」ではなく「気持ちよく食事ができるお店」です。お客様に対して失礼な対応があるお店は記事掲載後でも削除しています。
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記事を書いている人
記事を書いている人は飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のある「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを経験して退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。記事にした新店情報は2400件以上あります。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。