「誰も行かない京都案内」
今回もほんとに誰も行かない場所です。
不思議之谷不思議不動院
行ったのは京都市北区の「不思議之谷不思議不動院」です。「不思議」って2回書いたのは大事なコトだからです。
金閣寺の裏手です。昔は火葬場があった地域です。
多分、ココらへん一体は昔から人を捨てた地域なんでしょうね。
地名からいって、この先は昔は気温の低い地域で氷の貯蔵庫があったことが伺えます。
そんなところにあるのが今回の行き先です。
入り口からしてこれですよ。
さらに「お狐山参道口」と書いてあります。怖いったらありゃしません。
看板にはいろいろと書いてあります。正直、もっと簡潔に短く書くべきは「看板」というものですが、ここらへんではそういう常識は通用しません。まさか、村人がクワ持って襲ってくるいつものパターンでしょうか?(注:村ではありません)
先に何も見えない参道です。
こりゃ誰もいないですな。
誰も来ない山の参道です。ん、なんか左になにかありますね。
いきなり巨大な地蔵がいました。
そして多くの小さい地蔵に風車・・・。
明らかに「水子供養」です。
付近にはもちろん誰もいません。しばし、我々は写真をパシャパシャ撮るのでありました。なにか写るかもしれないし。
ん? 誰かおる・・・(プライバシー保護のために遠くから撮ったわけではなく、参道を撮影していたら遠くに見えただけです)
※場所が場所なだけに縦線いれました。
女性らしき人がお祈りしています。察しましょう。我々は大人なんです。
関わりあいをもたないように脇をすり抜けていきます。その間も微動だにせずにお祈りされていました。
さきほどの地蔵とおねーさんのいた地蔵さんくらいしかめぼしいものはありませんが、道はまだ続きます。
あれ?(笑)
なにこれ? 道?
一緒に行った温泉担当は雨の日に百井峠の山奥に行くような奇特な人なのですが、こういう時は赤い目印を頼りに進むんだそうです。
けもの道じゃん・・・
赤い矢印はまだ続きます。もうやめて・・・。
我々登山隊はしつこく登りました。道無き道を。。。
しかし、ゴールはどこにもありません。
かなりの急斜面で帰りは3倍くらい時間がかかりそうです。
しかし、温泉担当は「なにかある」と言います。ほんとかよ。
赤いリボンすらなくなったんですけど(笑)
ということで、これ以上は危険だと判断しました。
地図的にはこのまま進むと「原谷地区」に出るはずなのですが、原谷からこの山に入る道はたしかないはずなので、これ行き止まりっぽいです。
ということで、降りるのにだいぶ時間はかかりましたが、戻りました。
もちろん、女の人はまだ微動だにせずその場でお祈りを続けていました。
怖いっす!
ということで、京都市北区のパワースポット「不思議之谷不思議不動院」に肩が重い人は一度行ってみてはいかがですか?
おすすめしませんが。
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