京都市北区にある地元の神社「建勲神社」が2020年12月27日の昼(12時15分~12時58分)に放送される『今井翼が行く「麒麟(きりん)がくる」京都・丹波ときめき旅』で紹介されるそうです。今回はこの建勲神社のトリビアを紹介します。
建勲神社(京都)が『今井翼が行く京都・丹波ときめき旅』で紹介

織田信長が御祭神の「建勲神社」
2020年12月27日の昼(12時15分~12時58分)に放送される『今井翼が行く「麒麟(きりん)がくる」京都・丹波ときめき旅』で京都市・亀岡市・福知山市の『麒麟(きりん)がくる』ゆかりの地を紹介するそうです。
京都市内からは地元の「建勲神社(たけいさおじんじゃ)」が紹介されるそうです。
私も毎年の初詣で詣でている神社で織田信長を御祭神とする神社であるため今井翼さんが出演する『麒麟がくる』ゆかりの地として紹介されるのだと思います。
NHK『麒麟がくる』といえば明智光秀を主人公にした大河ドラマ、織田信長の家臣のひとり「毛利新介」役を今井翼さんが演じています。
今回は『今井翼が行く「麒麟(きりん)がくる」京都・丹波ときめき旅』で紹介される建勲神社のトリビアを紹介します。
建勲神社は東京から移転してきた神社

船岡山の山頂にある「建勲神社」
建勲神社の始まりは明治天皇により「日本が外国に侵略されなかったのは織田信長が天下統一したおかげ」と織田信長を讃える神社を作ることを決めたのが始まりです。
明治2年(1869年)に明治天皇が健織田社(たけしおりたのやしろ)の創建が決定。
翌年の明治3年(1870年)に東京と山形県天童市の二か所に創建されます。
船岡山(京都)にある建勲神社は、この時に創建された織田信長の子孫・織田信敏の東京にあった邸内に創建された建勲社を明治13年(1880年)に遷座(せんざ=神体を別の場所に移すこと)したものです。
ではなんで船岡山に移ってきたのでしょうか。
船岡山は古くから京都市内にある山として崇敬されてきた山で豊臣秀吉はこの山に織田信長の廟所を建てようと計画していました。実際には廟所はここに建築されませんでしたが、織田信長を崇拝する建勲神社を建てる場所として船岡山は元から「織田信長の霊地」としてゆかりがあった土地だからです。
最初の本殿は山頂にはなかった

建勲神社の表参道
最初の本殿は現在の場所にありませんでした。
明治13年(1880年)に遷座した当時は本殿は別の場所にあったのです。
現在は船岡山の山頂に本殿がありますが、元は建勲神社の表参道を少し上がった場所にありました。
明治43年(1910年)に現在の本殿が山頂に移され、建勲神社の旧本殿跡地には現在は大平和敬神の石碑が建っています。
なお、表参道にある大鳥居は京都府最大の白木の鳥居です。
地元では本当の名前で呼ばれない神社

地元では「けんくんじんじゃ」と呼ばれています
建勲神社は地元では本当の名前で呼ばれない神社でもあります。
建勲神社の正しい読みは「たけいさおじんじゃ」です。
ですが地元では「たけいさおじんじゃ」とは呼ばれずに「けんくんじんじゃ」と通称で呼ばれています。
京都市バスの車内アナウンスでも建勲神社前バス停で「けんくんじんじゃ」と言っています。
正式に呼ばれているのは訓読み(たけいさおじんじゃ)で、訓読みというのは中国から伝来した漢字を日本風に読んだ発音です。
通称は音読み(けんくんじんじゃ)で中国語の発音に近い読み方です。
京都は歴史ある街で中国の文化にとても影響を受けているので地元の人には音読みのほうが呼びやすかったのかもしれません。
建勲神社のご利益は織田信長の生き方そのまま

建勲神社の御朱印
今では全国から来訪者が来る神社になりましたが昔は静かな神社でした。
数年前から始まった刀剣ブームのおかげで、今はたくさんの方がいらっしゃいます。
人気になった理由は「織田信長の聖地」として刀剣ファンが注目したからです。
ご利益も「国家安泰・難局突破・大願成就」ということで織田信長の生き方がそのままご利益になっています。
御朱印も織田信長をテーマにしたものが5種類ほど授与されており人気があり、御朱印帳には「天下布武」と書かれているものもあります。
建勲神社のおみくじは「凶」が出やすい?

建勲神社のおみくじは「凶」が出やすい?
神社といえば吉凶を占う「おみくじ」が定番ですが、建勲神社のおみくじは「凶」が出やすいと言われています。
実際におみくじをひいてみると確かに「凶」が出ました。
これは出やすくしているわけではなく建勲神社のおみくじの凶には「小凶・凶・大凶」と3種類もあるからです。
種類が多いので出やすいと思われているんですね。
建勲神社には駐車場がある?

車で山頂まで行けるルート(建勲神社)
建勲神社には駐車場がありますか?
この問いに対して答えは「駐車場はありません」です。
でも車・バイクで山頂近くまで行けるルートはあって、それが建勲神社の北にある裏参道です。
私もこのルートで行くことが多いのですが、山頂近くに車が時々停まっているのを見ることがあります。
車一台分くらいしかスペースがなく広くはないので切り返しも難しいのですが地元の方なんかは軽自動車で来たりしているのを見かけます。
船岡山の山頂には仏様が鎮座している

船岡山磨崖仏
建勲神社がある船岡山には神社だけでなく仏様も鎮座しています。
これはあまり知られていないのですが、船岡山の北参道を建勲神社の方へは行かずに広場の方へ向かうと「船岡山磨崖仏」というのがあるのです。
場所はこのあたり(クリックで地図が開きます)。
薄っすらとですが仏像が彫られた岩のことです。
船岡山は平安京造営の際に北の目印「玄武」として信仰があった山で山頂には神が降臨したとされる磐座群も見ることができます。
今井翼が行く「麒麟がくる」京都・丹波ときめき旅 予告
今井翼さんが大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」ゆかりの地を巡るトキメキ旅。旅の舞台は京都市内と丹波地方。リアルなサムライを体感できるディープなスポットばかり。
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記事を書いている人
記事を書いている人は飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のある「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを経験して退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。記事にした新店情報は2600件以上あります。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。