京都大報恩寺の仏像を運送する様子がNHK『サラメシ』で紹介されることになっています。2018年10月23日放送、京都のお寺の仏像を運ぶ文化財輸送のプロたち(日本通運)の昼ごはんを紹介するという内容の中で京都大報恩寺(千本釈迦堂)の重要文化財である快慶・定慶の仏像が紹介されます。
京都から東京の東京国立博物館まで貴重な仏像を運送する内容で興味深い番組です。
京都大報恩寺の仏像を運送する様子がNHK『サラメシ』で紹介されます
2018年10月23日放送のNHK『サラメシ』で、京都のお寺の仏像を運ぶ文化財輸送のプロたちの昼ごはんが紹介されると予告されています。
京都から東京の展示会場まで仏像を運ぶ運送会社がどんなランチを食べているのかという内容で、そこも興味深いのですが、今回は仏像のある京都のお寺はどこなのかという話です。
その『サラメシ』で登場する京都の仏像は、近所の「大報恩寺 (千本釈迦堂)」で、仏像は東京で開催中の特別展「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」に展示される仏像です。
大報恩寺の仏像
サラメシで登場する仏像は京都の「大報恩寺」にあるものです。
地元では「千本釈迦堂」と呼ぶことがほとんどで、北野天満宮の近くにある大きなお寺です(正式名称は「千本釈迦堂大報恩寺」)。
京都市内では最古の仏堂「釈迦堂」があり、国宝指定されています。
・正式名称は「千本釈迦堂大報恩寺」
・寺の建立は鎌倉時代(1227年)と歴史がある
・義空上人が1221年に小堂を建て一仏十弟子像を安置したのが始まり
・応仁の乱では西陣が構築された場所(1467年~1477年)
大報恩寺の仏堂
普段は閉じられていますが、こちらが本堂にある「仏堂」です。
こちらには秘仏・行快作「釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)」があるとされています。
千本釈迦堂大報恩寺にある仏像は、行快作「本尊釈迦如来像」、快慶作「十大弟子像」、定慶作「六観音菩薩像」などの重要文化財仏像彫刻です。
快慶作「十大弟子像」、定慶作「六観音菩薩像」は宝庫「霊宝殿」にて見ることができます。
快慶作「十大弟子像」
定慶作「六観音菩薩像」
大報恩寺の宝庫「霊宝殿」
この仏像、私も大報恩寺の宝物殿で拝見したことがあります。
仏像はとても繊細に彫られたものばかりで、ほんの少しの振動でも壊れてしまいそうなものでした。
2018年10月23日放送のNHK『サラメシ』では、それがどのように東京まで運送されるのかという内容で、とても興味深い回になりそうです。
・快慶作「十大弟子像」、定慶作「六観音菩薩像」などを見ることができる
・拝観料は600円(本堂、宝庫)
千本釈迦堂大報恩寺 アクセス方法
千本釈迦堂大報恩寺へのアクセス方法です。
京都市バス「上七軒バス停」から徒歩数分で、JR京都駅からなら「50系統」、出町柳・今出川・烏丸からであれば「203系統」で行くことができます。
今の時期なら紅葉、春には桜を楽しめるお寺で、北野天満宮に観光に来たのであれば一緒に見て回りたいお寺です。
駐車場について
千本釈迦堂大報恩寺には駐車場もありますので自家用車でも行くことができます(無料)。
今出川通「上七軒」の交差点、セブンイレブンがある信号を北へ(新七本松通)上がると右側に駐車場があります。
地図では「七本松通」と書かれていますが、本来の七本松通は片原町を縦断する道で、車で通る道は「新七本松通」と呼ばれています。
お昼ご飯は「チャーミングチャーハン」
さて、気になるお昼ご飯は今出川通の「チャーミングチャーハン」でした。
サラメシ 2018年10月23日 予告
サラメシ 2018年10月23日 予告は以下の通りです。
放送100回を迎える「うたコン」舞台裏を取材。指揮者フラッシュ金子さんの仕事を支えるランチとは?▽京都のお寺の仏像を運ぶ文化財輸送のプロたちの昼ごはんを拝見!
放送100回を迎える「うたコン」舞台裏を取材。指揮者フラッシュ金子さんは「うたコン」が指揮者初体験。波乱の人生を乗り越えてたどり着いた指揮者の仕事を支えるランチとは?▽いま巷(ちまた)は仏像ブーム。全国各地で開催される仏像展は年間50以上。それを支えるのが文化財輸送のプロたち。800年前に造られた京都のお寺の仏像を梱包する輸送チームの昼ごはんを拝見!▽田町で働く大人たちにランチを描いてもらったら。