2019年の元旦正月(大晦日)に京都の金閣寺へ初詣(初参り)する場合の注意点や見るべきスポットを紹介します。実際に現地へ行っている地元民の記事なので、お守りや絵馬に御朱印の値段(初穂料)などもほぼ網羅してあります。初詣の混雑具合や、駐車場の行列も近くに住んでいるので、その経験で書きました。
バリアフリーなどについても書いてありますので、車いすの方にも参考になります。
金閣寺の元旦正月

京都・雪の金閣寺 2017年1月15日 撮影
金閣寺の元旦正月は日中のみの拝観となり、拝観時間は9時~17時までとなります。
原則として夜間拝観やライトアップは金閣寺ではありません。(数年に一度KBS京都のライトアップコンサート特番で舞台になることはあります)
雪が降った日には、朝9時から参道を埋め尽くす行列ができることがありますが、大晦日と元旦正月は混雑はしてはいるものの普通に拝観することができる程度の混雑状況です。
なお、大晦日に雪が降ったのは2010年までさかのぼり、その前は2005年です。2019年は穏やかな天候となる予定ですが、寒いので厚着をするなどして参拝してください。
金閣寺 大晦日の混雑状況

金閣寺 大晦日の混雑状況
大晦日の金閣寺の混雑状況は、12月27日頃から観光客が急に増加し始めて、大晦日と正月は混雑することで知られています。主に外国人観光客ばかりなのですが、ちょうど年越しを日本で迎える外国人が多いのだと思います。
12月26日まではかなり閑散としていますが、この時ばかりは周辺の飲食店やお土産店なども賑やかになって活気づいてきます。
毎日のように金閣寺を見て生活している経験では、金閣寺が一番混雑するのが今の時期だと言えるでしょう。
ただし、大混雑というわけではありません。

金閣寺の庭園に入るチケット売り場の混雑状況
金閣寺の庭園に入るには「チケット 400円」が必要になり、売り場の手前では人だかりが出来ています。
受付が4か所ほどあるので、さほど待ちません。
写真は12月31日(大晦日)の昼に撮影したものですが、40名ほどの外国人観光客が並んでいました。
大晦日は賑わいはあるものの、境内の中は賑やかという雰囲気ではありつつも大混雑という雰囲気ではありません。
金閣寺 元旦正月の混雑状況

1月1日(元旦)11時頃の混雑状況
金閣寺の初詣(初参り)は、1月1日9時から始まります。
朝に入口で並ぶことはありますが、雪でも降らないかぎりは参道を埋め尽くすような大混雑にはなりません。
金閣寺は立地的に京都市の北西端にあるため、参拝客の出足も昼頃がピークという特徴があり、基本的には大型観光バスが到着する昼前後くらいが一番混雑します。
そのため、午前中に行けば、さほど混雑なしで拝観することができます。

1月1日(元旦)11時頃のチケット売場
元旦の11時頃に金閣寺・庭園前のチケット売場に行ってみたところ、並びも数名程度ですぐに入れそうな状況でした。
ただし、この後に団体客がやってきたりして(一時的かもしれませんが)混雑になっていました。
正月の金閣寺は賑やかではあるものの、長時間行列しないと拝観できないといったことはなさそうです。
金閣寺の鐘撞(かねつき)

金閣寺の鐘撞はひとり1回200円
金閣寺の庭園に入る手前に「鐘撞(鐘突き)」を行える所があり、ひとり1回200円で鐘を鳴らすことができます。
人気のスポットで大晦日や元旦正月だと常に40人ほど並んでいます。
ただし「待ち時間」はさほどではなく、何度か鳴らすために並びましたが、15分くらいで鳴らすことができました。元旦正月だともう少し待つかもしれませんが、回転は速いので待ち時間もさほどではありません。
絵馬

金閣寺の絵馬
金閣寺にも絵馬があって奉納することができます。
初穂料は300円と神社より少し安く、小さいサイズのものは200円です。
絵馬は庭園の出口を出て「石切不動」の左手に奉納する場所があります。
種類は「開運招福、健康長寿、学業成就、家内安全、諸願成就」など11種類の絵馬があります。
・お坊さん
・ダルマ
・干支
・宝船
・七福神
御守・御札

御守・御札は種類が多いです
金閣寺の「御守・御札」も石切不動の寺務所(じむしょ)にあります。
初穂料は「300円~700円」と値段も様々で、種類がかなりあるので選ぶのに悩むかと思います。
・ペット御守 500円
・厄除 700円~1000円
・開運厄除 400円
・開運 400円
・招福開運ペンダント 1900円(金)
・招福開運ペンダント 1700円(銀)
・身代わり 400円
・安産 400円
・えんむすび 400円
・健康長寿 400円~500円
・懐中守 1200円
・金運 400円
・就職守 600円
・心願成就 500円
・心願成就ペア 1200円
・交通安全 500円~600円
・交通開運 400円
・学業成就 300円~500円
・子供守 600円
・合格守 500円
・心願成就(ハローキティ)700円
・幸運希望(ハローキティ)700円
・健康長寿(ハローキティ)700円
御朱印・御朱印帳

金閣寺の御朱印所がありました
金閣寺の御朱印は、初穂料300円で紙渡しのもので「舎利殿」と書かれたものになっています。
ご記帳は受付していませんでした。
御朱印帳は初穂料が800円~1900円で、金閣寺と鳳凰が刺繍された豪華なものも売られています。
先日京都に行きましたが、
京都に行くと一気に御朱印帳が埋まります(嬉
そこで、金閣寺にて御朱印帳を購入。あとで知ったのですが京都で1番人気だそうです。少し得した気分になれました。表と裏にデザインと御朱印です。刺繍が金ピカです。ありがたや。 pic.twitter.com/bf1t9GIjTQ— Mi (@pipimipipi) 2018年12月20日
石切不動(不動堂)

石切不動(不動堂)
石切不動(不動堂)ではロウソクや線香を供えることができます。
祈願ロウソクと呼ばれるもので「交通安全、就職成就、進学成就、恋愛成就、ストレス封じ、商売繁盛、縁結び、学業成就、心願成就、家内安全」などがあります。
・金間不動明王ロウソク 200円
・竹先行 50円(3本)
・線香 20円(3本)
・ロウソク 30円
・護摩木 300円(1本)
・写経 100円(1行)

線香のお供えもできます
野点(お抹茶とお菓子)

金閣寺の庭園の出口にある野点(お抹茶とお菓子)
金閣寺の庭園の出口には「野点(お抹茶とお菓子)」ができる場所があり、人気のスポットになっています。
値段は、お菓子付きでひとり500円で、和風のお庭でいただくお抹茶です。
冬なので寒いかもしれませんが、人気でいつも観光客が利用しているのを見かけます。
バイトしている女の子に聞いた話では、ずいぶんと繁盛しているそうです。
ギフトショップ

不動堂の前のギフトショップ
金閣寺には2か所の「ギフトショップ」があります。
一か所は庭園の出口・不動堂の前、もうひとつは駐車場にあるお土産屋さんです。
扱っているものはそれぞれ異なるので、両方見てみると良いでしょう。
不動堂の前のショップは、前述の「抹茶席」と同じ経営なので「抹茶席お菓子 900円~1300円」も売られています。

名菓「金閣」はアン入りの和三盆です(値段 900円~1300円)
名菓「金閣」はアン入りの和三盆です。
値段は900円~1300円で、6個入りと9個入りがあります。
不動堂の前のショップでは、お菓子や扇子といった日本らしい和風のグッズが多く、絵葉書などの取り揃えも豊富なお店になっています。

駐車場にあるお土産店
駐車場にあるお土産店では食べ物やキーホルダーなどの取り揃えが充実しています。
こちらでは「金閣寺限定グッズ」が多くあって、それらを購入する場合は駐車場のギフトショップに立ち寄ることになります。
ソフトクリームのある鹿苑寺売店

鹿苑寺売店ではソフトクリームやみたらし団子などが売られています
境内には、ソフトクリームのある鹿苑寺売店があり、ここはいつも外国人観光客でに賑わっています。
真冬でもソフトクリームを食べており、SNSなどでも写真が掲載されるなど人気のスポットです。
鹿苑寺売店ではソフトクリームやみたらし団子などいくつかの軽食が販売されており、値段は100円~350円程度です。
・黒いお好み焼きまんじゅう 350円
・ソフトクリーム(宇治抹茶など)350円
・みたらしだんご 100円~170円
駐車場・駐輪場について

金閣寺には駐車場がありますが元旦正月は外まで待ちの車列ができます
金閣寺には駐車場があり、バイクや自転車も駐輪することができます。
自動車・バイクは有料、自転車は無料駐輪場があります。
駐車料金は、乗用車「最初の60分 300円、以後30分ごとに150円」で、バイクは「最初の60分 100円、以後30分ごとに50円」です。
元旦正月は駐車場の入口大渋滞しますので、近隣の「コインパーキング」を使うのをオススメします。
近隣のコインパーキングは、別の記事「京都の金閣寺と平野神社エリアのコインパーキング全一覧まとめ」で詳細にまとめてあります。

自転車駐輪場は無料で金閣寺道の途中にあります
自転車駐輪場の場所は、少しわかりづらい場所にあります。
金閣寺へ向かう短い道を「金閣寺道」というのですが、向かって右に松が植えてある場所があり、そこが駐輪場(自転車専用)です。
原付はバイク扱いなので、有料駐輪場へ駐輪してください。
・自動車は入口右手の大駐車場
・バイクも入口右手の大駐車場
・自転車は金閣寺道の途中右手に駐輪場(金閣寺ソフト店舗隣)
バリアフリーについて

車いすでも庭園は見ることができます
金閣寺道の入口から金閣のある庭園までは細かい砂利道なので、車いすでも観光は可能になっています。
ただし、出口は階段さの先で不動堂の所に出るので、車いすは入口から出ることになります。
車いすでは金閣は見ることが出来ても不動堂までは行くことができません。
また、駐車場のトイレは段差があり、間口が狭いので車いすでは入れません。
そのため、バリアフリー度は低いと考えた方が良いと思います。
金閣寺 アクセス方法

金閣寺へのアクセスはバスのみです
金閣寺へのアクセス方法は、基本的に「京都市バス」のみです。
嵐電「北野白梅町駅」からも歩ける距離ではあるのですが、30分近く歩くのと、そもそも嵐電は主要駅とは繋がっておらず不便です。
・JR京都駅から「205系統、101系統」
・四条烏丸・四条河原町からは「203系統、101系統(四条烏丸からのみ)」
・北大路駅から「204系統、205系統」
・北大路駅からタクシーという方法もあり
前述のように駐車場があるので、自動車でも行くことはできますが、金閣寺は「正月、初雪で雪の金閣寺」の日は大混雑しますのでご注意ください。
京都市バスはJR京都駅から「205系統、101系統」が直通でバス停「金閣寺道」まで行きます。
四条烏丸・四条河原町からは「203系統、101系統(四条烏丸からのみ)」が金閣寺へ向かっていますので、主要な場所からはだいたい京都市バスが出ています。
地下鉄烏丸線で「北大路駅」まで行って、京都市バス「204系統、205系統」もしくはタクシーという方法もあります。ただし、タクシーの場合は混まない手前の道(西大路通)で下車すると運転手に伝えておくべきです。そうしないと、金閣寺道の大渋滞で料金メーターだけ上がっていきます。
・伏見稲荷大社
・岩清水八幡宮
・上賀茂神社
・下鴨神社
・北野天満宮
・平野神社
・電電宮・法輪寺
・松尾大社
・梅宮大社
・今宮神社
・護王神社
・菅原院天満宮神社
・武信稲荷神社
・車折神社
2019年の元旦正月に行っておきたい京都の神社のまとめです。有名神社から空いている神社、一風変わった神社まで「厳選した京都のお薦め神社」のみ紹介しています。
京都をメインに関西のユニークで面白い 「名所・神社・寺」を紹介しています。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
※本ブログは非商業系であるため、お店には客として訪問しています(業者ではありませんので掲載費用の徴収や商品販売の勧誘などは一切していません)。内容も客としての視点でのみ書かれたものです。
※紹介したいお店は「美味しいお店」ではなく「気持ちよく食事ができるお店」です。お客様に対して失礼な対応があるお店は記事掲載後でも削除しています。
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記事を書いている人
記事を書いている人は飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のある「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを経験して退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。記事にした新店情報は2600件以上あります。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。