京都の「ケーブル愛宕駅跡」が、11月22日放送『世界の何だコレ!?ミステリー』で紹介されるかもしれません。予告は「衛星写真で見つけた謎エリアを徹底調査 第7弾」として「京都府の山奥にあった謎の建物」が紹介されるとありました。
では、この「京都府の山奥にあった謎の建物」とはどこにある何という場所なのでしょうか?
京都山奥にある謎の建物が『世界の何だコレ!?ミステリー』で紹介
11月22日放送『世界の何だコレ!?ミステリー』で、京都府の山奥にあった謎の建物が紹介されると予告されています。
この番組では、ここ何度か京都の秘境を紹介してくれていて、11月8日は「廃村八丁」、10月25日は「清滝トンネル上の謎のカーブミラー」が放送されていました。
11月22日放送では、周囲は森に囲まれた京都府の山奥にある謎の建物が「衛星写真で見つけた謎エリアを徹底調査 第7弾」として紹介されるとのことで、ここ二か月で3度目の京都の秘境紹介となります。
・周囲は森に囲まれていて、そこへつながる道は確認できない。
・一体誰が?何のために造ったものなのか?
では、この「京都府の山奥にあった謎の建物」とはどこにある何という場所なのでしょうか?
京都山奥にある謎の建物とは?
この「京都山奥にある謎の建物」については、予告では詳細は何も書かれていないのですが、ある程度予測は可能です。
うちの千里眼・温泉担当は山歩きに詳しいのですが、これまで「清滝、廃村八丁」という流れで来たなら、あとひとつくらいしかテレビで紹介できそうな場所はないと言っていました。
温泉担当 「ケ、ケッ・・・ケーブル愛宕駅跡なんだな!(๑° ꒳ °๑)」
と、何の根拠もなく京都市右京区の「ケーブル愛宕駅跡」だと指摘していましたが、たぶんここで間違いないと思います。
「ケーブル愛宕駅跡」は、嵯峨清滝の「愛宕神社鳥居」から登る参道の途中にある廃墟のことで、かつてはこの場所に「ケーブル清滝川駅」というのがあり、全長2キロメートルの鋼索線が「ケーブル愛宕駅」まで延びていました。
昭和4年(1929年)7月25日に開業したケーブル線で「延長東洋一のケーブル」と言われる愛宕山山頂へと行くケーブルカーが走っていたのですが、昭和19年(1944年)に、先の大戦のための「鉄供出」のために線路は撤去されてしまい、現在では「軌道跡、トンネル、廃墟の駅舎」のみが残っています。
ケーブル愛宕駅跡
「ケーブル愛宕駅跡」というのは、京都市右京区の嵯峨清滝から入山できる愛宕山にある廃墟のことで、愛宕神社へと向かう登山道の途中から行くことができる有名な場所です。
当時はスキー場もあり、標高740メートルの場所に「料理旅館、土産店、愛宕食堂」と呼ばれたレストランも設置されていて「カレーライスやタンシチュー」など当時ではまだ珍しかった料理が食べられたと記録されています。
展望台もあって、昭和初期のレジャー施設として人気があったそうです。
作戦変更。愛宕ケーブル跡を探険します。 pic.twitter.com/uqJZaLlzfv
— ヲトーサン (@sygyq729) 2017年5月7日
今は険しい山道にトンネルと軌道跡があるのですが、トンネルが崩落しているので斜面を迂回するなどしながら廃墟まで行く必要があります。
廃墟マニアには有名な場所ですが、これからの時期だと愛宕山は雪が積もることが多くなってくるので、出かけるのは4月くらいからが良いでしょう。