今回の「京都・桜案内」は、地元の隠れた桜の名所「雨宝院(うほういん)」を見に行ってきました。お寺ですが無料で見られるお庭に桜が咲いています。西陣の見つけづらい場所ですがカメラマンが結構来る名所です。
葉が緑の御衣黄(ぎょいこう)という桜があることでも知られています。
少しマニアックな桜の名所「雨宝院」

西陣の桜の名所「雨宝院(うほういん)」の桜(2017年4月16日撮影)
雨宝院(うほういん)は平安時代の821年からある寺院で、元々は千本通に至る広大な敷地であったと言われていますが、先の大戦「応仁の乱」で荒廃してしまいます。
現在の雨宝院(うほういん)は天正年間の頃に再建されたもので、小さいお寺ではありますが、お庭を全部埋め尽くすように桜が咲いていることで知られています。
観音桜(観音堂前)
松月桜(中央)
枝垂桜(中央)
御衣黄(南門の鳥居近く)※緑の桜、遅咲き
「御衣黄(ぎょいこう)」という緑色の花を咲かせる桜があることで知られています。
観音桜

観音堂前の「観音桜」は少し早く咲きます
観音堂前の「観音桜」は少し早く咲くので、葉もだいぶ目立つようになってきていました。
それでも、密集して桜が咲いているので、全体的に見ればまだ見頃といえる状況でした。
4月16日は天気も良かったこともあり、カメラマンがたくさんいて、桜を撮影していました。
松月桜

松月桜は葉も出ていますがまだキレイでした
観音堂の真正面で、ほぼ中央にあるのが「松月桜」です。
観音桜よりも遅く咲くので、まだ桜の花が残っていました。
大きな桜ではありませんが、撮影しやすい位置にあります。
枝垂桜

枝垂桜はまだキレイに見ることができます
4月16日時点で、京都の桜は結構散ってきているのですが、雨宝院の桜は他よりも咲いているようでした。
特に上の写真の「枝垂桜」は、桜の花がまだたくさん咲いています。
これが一番見ごたえがある桜で、青空と一緒に撮影すると見栄えの良い写真になりました。
花が緑の御衣黄(ぎょいこう)

花が緑の御衣黄(ぎょいこう)という桜
雨宝院の桜でも有名なのが「御衣黄(ぎょいこう)」です。
これは仁和寺が発祥だと言われていますが、京都では「平野神社」にもある桜の一種です。
特徴は、花が緑色であること。
珍しい緑色の花びらをつける桜ということで人気があります。
雨宝院 行き方

雨宝院
雨宝院の近くは「西陣」エリアではありますが、民家が密集している場所で自動車などでは行きづらい場所です。
近くには有名な親子丼のお店「鳥岩樓」があって、観光客が散歩する姿がよく見られるエリアではありますが、自動車で行く場合は千本今出川付近でパーキングを見つけた方が良いでしょう。
京都府京都市上京区聖天町9-3
京都の春といえば「桜」です。京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」では桜の穴場の記事も多いのでぜひご覧になってみてください。
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