不断桜(ふだんざくら)を見に京都の大原まで行ってきました。不断桜があるのは「実光院」という場所で、不断桜というのは秋から春にかけて咲き続ける桜の木のことを言います。
では、この真冬でも咲いている桜とはどのようなものなのでしょうか?
秋から春にかけて咲き続ける桜の木

不断桜(ふだんざくら)が咲いています
「不断桜(ふだんざくら)が咲いています」
京都・大原の僧坊(そうぼう=お寺の住居部分)である「実光院」の門前には、今このような貼紙が貼られています。
桜?
桜といっても今は真冬です。
本来なら咲くはずのない桜がここにはあるというのです。

拝観料は700円です(抹茶・お菓子付き)
いったい、真冬に咲く桜というのはどんな桜なのでしょうか?
抹茶とお菓子が気になるので、さっそく入ってみましょう!
(たまたま)京都・大原にいたので「実光院の不断桜」も見てきました

実光院の客殿でまずはお抹茶をいただきます
なぜ大原にいるのか?
実はこの大原にはもっと大きな目的があって来ていたのです。
それは温泉担当のこんな一言から始まりました。
温泉担当 「大原に酸っぱい甘ざけがあるの!٩(*´◒`*)۶」

酸っぱい甘ざけとは?!気になる方は別記事もご覧ください!
フード担当は、こんな温泉担当の無邪気な言葉に釣られて京都・大原まで来ていたのです。
そして、その気になる「酸っぱい甘ざけ」を飲んだら、まぢで酸っぱくて、甘いものを探しに「京都大原 三千院」方面まで足をのばしていたわけです。
ちなみに「酸っぱい甘ざけ」の記事もありますので、気になる方はそちらもご覧ください。

お抹茶とお饅頭をいただきました
不断桜とはどんな桜なのか?

お菓子も食べたしそろそろ帰る・・・・ではなくお庭を拝観しました
実光院の客殿では、お抹茶とお菓子がいただけるので、それでお口直しをした後はお庭を見て回ることにしました。
お庭は江戸時代後期に作られたもので、池と泉を鑑賞することを目的とした「契心園」(けいしんえん)というお庭です。

桜を探してお庭を散策
ここに、秋から春にかけて咲き続ける桜の木「不断桜」があるというのです。
はて?どこにあるのでしょうか?

お庭にピンクの花を発見!
少し歩いていると、お庭にはいくつもの桜の木が点在しており、真冬なのに確かにピンクの花を咲かしていました。
ただし・・・・
ボチボチ咲いているという感じです。

お庭にはいくつかの「不断桜」がありました
「不断桜」というのは、秋~年を明けて春まで咲き続ける珍しい品種の桜のことです。
見ごろは春ですが、初秋頃から少しずつ咲き始めて春までボチボチと咲き続ける桜の品種(フユザクラ・ショウガツザクラ)です。ただし、あまりにも寒いと花は一時的に咲かない場合もあったりします。
桜は日本中に300種類ほどあるのですが、秋から冬に咲き始める桜・・・・それが「不断桜」なのです。

近寄るとそれなりに咲いていました
「不断」というのは「絶え間なく続く」とか「優柔不断」という意味を持つ言葉です。
秋~春まで絶え間なく咲き続け、秋~冬に花を咲かせる桜は優柔不断とも言えるかもしれませんね。

真冬に咲く桜「不断桜」
実光院での托鉢

実光院の方が「托鉢があるから良い写真が撮れると思いますよ」と教えてくれました
ちょうど「托鉢」も見ることができました。
そろそろ帰ろうかな・・・・なんて思っていたところに、実光院の方から「托鉢があるから良い写真が撮れると思いますよ」と教えていただいたのです。
ということで写真を撮らせていただきました!
実光院 基本情報

実光院 基本情報
「実光院」は京都の大原にある僧坊で、すぐ近くにある道場「勝林院」で修業するお坊さんの住居になるものです。
「契心園」(けいしんえん)というお庭には、秋から咲き始めて春に見どころをむかえるという珍しい桜の木があり「不断桜」(フダンザクラ)と呼ばれています。

地蔵菩薩像(両脇には不動明王像と毘沙門天像)
拝観するには700円必要ですが、お抹茶とお菓子がついてきます。
「お寺の割には対応が素晴らしい」(温泉担当 談)ということなので、三千院の少し奥にあるので一度行ってみてはいかがでしょうか。
京都府京都市左京区大原勝林院町187
拝観料:700円(抹茶・お菓子付き)
拝観時間:9時~16:30
休館日:元旦
URL:http://www.jikkoin.com/
今回の3連休の初日に「酸っぱい甘ざけ」という珍しい甘ざけを京都の大原まで飲みに行ってきました。酸っぱい甘ざけというのは「古代米酒 伊根満開(向井酒造)」の赤米の酒粕で作った甘ざけのことで赤紫色をした甘くない甘ざけのことです。珍しい甘ざけでなかなか飲むことができないものです。
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