京都では居酒屋からラーメン屋への業態変更が増加中(店舗まとめ)

2020年から始まった新型コロナの蔓延で飲食業は経営のピンチとなりました。特に酒類を提供する居酒屋などは休業を余儀なくされ閉店に追い込まれる店も数多くあります。そんな中、ラーメン店に業態変更をする居酒屋が多くなっています。

京都では居酒屋からラーメン屋への業態変更が増加中


京都では居酒屋がランチに麺類を提供しているのをよく見ます

京都では居酒屋がランチに麺類を提供しているのをよく見ます

最近、京都市中で飲食新店を探していると「ラーメン」の貼紙を出した居酒屋が多いことに気が付きました。

夜営業ができない居酒屋昼のランチタイムにラーメンを提供しているのです。

この件については、2021年5月版「京都ラーメン速報」まとめの記事中で書いたことで、これらの「二毛作営業」もしくは「一時的な業態変更」は本ブログの記事ではラーメン新店としては取り扱わないことにしています。

しかし、これらのお店も居酒屋ではあるもののラーメンを提供しているのも事実です。

そこで今回は2021年6月までに見つけた「居酒屋からラーメン屋への業態変更」したラーメン店をまとめたいと思います(二毛作含む)。

居酒屋からラーメン屋への業態変更した京都の店


花遊小路の奥にある「薄伽梵ハヂメ(ばがぼんはぢめ)」

花遊小路の奥にある「薄伽梵ハヂメ(ばがぼんはぢめ)」

京都で居酒屋からラーメン屋への業態変更したお店の先駆けかもしれないのが河原町(中京区)で2020年12月頃から平日ランチ限定でラーメンを提供した「薄伽梵ハヂメ(ばがぼんはぢめ)」さん。

私が知る限りでは最初に居酒屋からラーメン店に業態変更したお店です。

牛タン麺がものすごく美味しくて実食レビューした記事もあります。

2021年3月1日オープン 汁なし・担々麺専門店どうぞっ!

2021年3月1日オープン 汁なし・担々麺専門店どうぞっ!

2021年3月1日、烏丸の室町で居酒屋からラーメン店になった「汁なし・担々麺専門店どうぞっ!」さん。

同系列の居酒屋をこの後、次々に担々麺のお店にしていくことになります。

2021年3月15日オープン 麻婆飯麺 天竺

2021年3月15日オープン 麻婆飯麺 天竺

千本中立売(上京区)の居酒屋がランチタイムのみ麻婆豆腐専門店「麻婆飯麺 天竺」を2021年3月15日にオープン。

麻婆麺を二毛作で提供するようになりました。

2021年3月19日オープン 磯野担二郎

2021年3月19日オープン 磯野担二郎

西院の「磯野担二郎」さんです。

こちらのお店はコロナ禍の中、寿司ランチを提供するスタイリッシュな居酒屋として開業したのですが、2021年3月19日から担々麺専門店になりました。

2021年4月15日オープン 汁なし担々麺専門店あいよっ!

2021年4月15日オープン 汁なし担々麺専門店あいよっ!

京都府庁前(中京区)の丸太町通沿いの居酒屋さんが2021年4月15日から「汁なし担々麺専門店あいよっ!」となりました。

前述の「汁なし・担々麺専門店どうぞっ!」さんの姉妹店です。

油そば専門店 麺市

油そば専門店 麺市

2021年2月8日、烏丸の商業ビルにあった居酒屋が「油そば専門店 麺市」としてランチに油そばを提供していました。

しかし、二か月ほど営業して2021年4月下旬に閉店しています。

きたよラーメン(京都府亀岡市)

きたよラーメン(京都府亀岡市)

京都府亀岡市で居酒屋などを経営するグループが各店の前で「きたよラーメン」という屋台を営業しています。

2021年5月1日から営業を始めて緊急事態宣言中のみ営業のようです。

麺屋 巧空(ごちそう居酒屋魚ぴち千中店)

麺屋 巧空(ごちそう居酒屋魚ぴち千中店)

千本丸太町下がったところにある居酒屋「ごちそう居酒屋魚ぴち千中店」が2021年5月頃から「麺屋 巧空」としてランチタイムにラーメンを提供していました。

京都肉のココロで昼は汁なし担々麺を提供

京都肉のココロで昼は汁なし担々麺を提供

西木屋町にある居酒屋「京都肉のココロ」さんが2021年5月頃から昼は汁なし担々麺を提供しています。

牛テール煮込屋の牛骨テールラーメン(西院)

牛テール煮込屋の牛骨テールラーメン(西院)

西院で牛テール煮を名物とする居酒屋が2021年6月5日から牛骨ラーメンをランチタイムに提供しています。

いぶくろ食堂がテールラーメン専門店に業態変更(伏見区深草)

いぶくろ食堂がテールラーメン専門店に業態変更(伏見区深草)

2021年6月22日から、伏見区深草で「いぶくろ食堂」をしていたお店がテールラーメン専門店に業態変更となります。

他にも「居酒屋 笑楽(京都府南丹市園部町)」や「らぁめん てるてる坊主(伏見区)」に「ラーメンしまちゃん(京都府福知山市)」などの居酒屋からラーメン屋への業態変更をしたお店を確認しており、今後も新型コロナの騒動が落ち着くまでは居酒屋からラーメン店への業態変更(及び二毛作)が増加すると思われました。

いぶくろ食堂(伏見区・2021年6月22日から京都テールラーメン専門店)
牛テール煮込屋の牛骨テールラーメン(西院・2021年6月5日からコロナ禍でラーメン提供開始)
らぁめん てるてる坊主(伏見区・2021年5月から「馳どり屋 深草極楽店」にてランチにラーメンを提供)
京都肉のココロ(東山区・2021年5月頃からコロナ渦で担々麺をランチで提供)
麺屋 巧空(中京区・2021年5月頃から「ごちそう居酒屋魚ぴち千中店」でランチはラーメンを提供)
きたよラーメン(亀岡市・2021年5月1日新店オープン。緊急事態宣言中のみ営業のようです。)
油そば専門店 麺市(下京区・2021年2月8日新店オープン。2021年4月下旬に閉店)
汁なし担々麺専門店あいよっ!(中京区・2021年4月15日新店オープン)
磯野担二郎(西院・2021年3月19日新店オープン)
ラーメンしまちゃん(福知山市・居酒屋 しまちゃんがコロナ渦で2020年4月より屋台ラーメンを開始、その実店舗が2021年3月22日に新店オープン)
麻婆飯麺 天竺(上京区・居酒屋がランチタイムに麻婆飯&麺を2021年3月15日から提供)
汁なし・担々麺専門店どうぞっ!(中京区・2021年3月1日新店オープン。)
薄伽梵ハヂメ(中京区・2020年12月頃から平日ランチ限定でラーメンを提供)
居酒屋 笑楽(京都府南丹市園部町横田・平日ランチでラーメンを提供)

なぜ、居酒屋からラーメン屋へ業態変更する事例が多いのか?


居酒屋でラーメンを提供するのはコロナ渦は関係なく以前からあること(麺匠つじや 梅小路北店)

居酒屋でラーメンを提供するのはコロナ渦は関係なく以前からあること(麺匠つじや 梅小路北店)

でも、なぜ居酒屋からラーメン屋へ業態変更する事例が多いのでしょうか?

実は居酒屋でラーメンを提供していたのはコロナ渦は関係なく、以前からあることなんです。

飲んだ後の〆のラーメンを提供する居酒屋はこれまでもたくさんありましたよね。

コロナ騒動の以前、2019年2月8日に焼き鳥専門店が〆に出していたラーメンを専門に提供する昼のラーメン店を二毛作で始めた際にお店の方にこの件について聞いたことがあります。

お店の方は「元々ラーメンはメニューにあるのでやりやすかったんです」と話してくれました。

多種多様な食材を使う居酒屋であればラーメンを作ることも容易ですし、他にも昼はラーメンの人気が高いためラーメン店にするのが得策だったのだそうです。

・元々から夜営業のメニューにあったから(〆ラーメン)
・居酒屋で使う食材は多種多様でラーメンはつくりやすいから
・昼営業で人気があるのはラーメン業態だから

居酒屋からラーメン屋へ業態変更すると「担々麺」の店になる?


京都肉のココロでは汁なし担々麺をランチに提供している

京都肉のココロでは汁なし担々麺をランチに提供している

前述の居酒屋からラーメン屋へ業態変更したお店で提供しているメニューを見ると・・・・

汁なし担々麺

の提供が目立ちます。

こういった店舗では「(汁なし)担々麺」の提供や「油そば」を提供している傾向がああります。

でも、なんで「汁なし担々麺(担々麺)・油そば」に偏るのでしょうか?

そもそも論として、ラーメン店はすでに多数あります。

普通のラーメンを提供するだけではなく、他にはないメニューを提供しているというのが理由です。

例えば「汁なし担々麺」は京都では最近増え始めたジャンル。

担々麺専門店もまだ多くはありません。

特に「汁なし・油そば」が多い傾向にあるのは、スープを作らなくても良いという利点もあるからです。

原価率が低い(利益率が高い)メニューで人気のあるラーメンを提供するのは自然なことだと言えます。


この記事を書いた人

この記事は飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のある記者「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを20年経験して早期退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。



関西・京都の知られざるラーメン店を毎日探してどこよりも速く実食レビューを掲載しています。



最新記事はトップページで!

京都発・地方が盛り上がるグルメや観光に撮影ロケ地の話題を提供!