毎週木曜日のみ出現するラーメン店が京都の嵯峨嵐山にあります。お店の名前は「中華そば 新渡月」で、こだわりの和出汁と超多加水麺で食べるラーメンです。お店は嵐電「嵐山駅」から渡月橋へと向かう途中にあります。
記事の内容
毎週木曜日のみ出現するラーメン店 中華そば 新渡月

毎週木曜日のみ出現するラーメン店 中華そば 新渡月
京都の嵯峨嵐山には、毎週木曜日にだけラーメン店になるお店があります。
お店の名前は「中華そば 新渡月」で、京都らしく和出汁の中華そばを提供しています。
メニューは2種類「謹製 醤油そば」と「謹製 冷やし醤油そば」だけ、麺は1.5玉までは無料で増量できるラーメン店です。

ラーメンはこだわりの一杯を提供
ラーメンはかなりコダワリの一杯です。
麺は超多加水の自家製麺(かん水使用)で加水率51%~57%のものを使用。
スープは「かつお、いりこ」をベースに無添加・無化調で作られた魚介スープです。
それに最高級たまり醤油をベースに4種類の醤油を合わせ、さらに海産物を加えたカエシ(醤油ダレ)を使っているというこだわりなのです。
では、どんなラーメンなのか気になりますので早速入店してみましょう!
店内の様子は?(新型コロナ対策など)

和風の店内、壁には明治初期~後期の渡月橋(木製)を写した写真があります
入店するとすぐ左側に手指消毒液があるので使います。
観光地なので入口は開けたままでの営業です。
4人テーブル席のみで、平日の昼前ということで先客はいませんでした。

明治初期の渡月橋、木製ですぐに流れていきそうな橋です
壁には明治初期~後期の渡月橋(木製)を写した写真が飾ってあります。
明治初期のものを見ると、木製で橋脚も細くて、増水したらすぐに流れていきそうな橋でした。
実はこちら、本来は「うどん屋」です。
京都・嵯峨嵐山で開業して90年という老舗、自家製麺のうどんが食べられる「自家製麺 新渡月」というお店なのですが、店主さんがラーメン好きでこだわりの一杯を普段から提供しているのです(ラーメンは1年前の2020年7月頃から提供)。

毎週木曜日にだけ「中華そば 新渡月」になります
そのお店が木曜日にラーメンのみを提供するラーメン店「中華そば 新渡月」になるという話なのです。
ちなみに、この「中華そば 新渡月」が本格的に稼働するのが2020年10月入ってからみたいですが、今回はたまたま月曜日(9月28日)に営業していたので食べてみることにしました。
なお、7月20日から一時的にラーメンの販売は中止されており、9月に入ってからこれまで提供していた中華そばをさらにブラッシュアップして再販売されています。
このお店のメニューは?

ラーメンは温かいのと冷たいのが2種類のみ
では、この「中華そば 新渡月」のラーメンを食べてみたいと思います。
前述のようにラーメンは温かい「謹製 醤油そば(980円)」と冷たい「謹製 冷やし醤油そば(1030円)」の2種類。
それに「ミニ丼」をセットにすることもできます。
ラーメン単品の値段は一般的な価格より高めですが、ここは世界有数の観光地「嵐山」です(観光地価格)。
謹製 醤油そば(980円)

謹製 醤油そば(980円)
今回は温かい「謹製 醤油そば(980円)」を食べてみることにしました。
トッピングは種類の異なるチャーシューで4枚ほど入っています。
それにメンマと三つ葉、細ねぎにカツオ節がトッピングされていました。

香りづけの柚子
香りづけ用に柚子が付いてくるので少しずつ入れて食べていきます。

完全魚介の無添加・無化調スープ
スープは「かつお、いりこ」をベースにした和出汁です。
醤油ダレは最高級たまり醤油をベースに4種類の醤油を使ったものだそうで、京都らしく醤油辛くない香りの良い醤油です。
無添加・無化調で作られた魚介スープで、やさしい味わいですが美味しいスープです。

やや太めの麺は超多加水麺です(自家製麺)
麺はやや太め、麺量は1.5玉まで無料ですが、今回は1玉にしてあります。
超多加水麺で、夏場の加水率は51%~53%、冬場は54%~57%で打たれています。
そのため、食感はツルツルとした麺になっていました。
かん水を使っているだけで、作り方はウドンと同じなんだそうです。

チャーシューは近江黒鶏のもも肉、美肌豚の肩ロースの2種類です
チャーシューは2種類と先に書きましたが、ひとつは近江黒鶏のもも肉、もうひとつは美肌豚の肩ロースを使ったものです。
低温調理でレアに仕上げてあり、このチャーシューは食材もこだわっており、なかなかの美味。
確かに店主こだわりの一杯がそこにありました。
メニュー

ラーメンメニュー

セットでミニ丼を追加可能です
このお店への行き方や営業時間は?

中華そば 新渡月(店舗外観写真)
では「中華そば 新渡月」は京都・嵯峨嵐山のどこにあるのでしょうか。
お店の場所は、嵐電「嵐山駅」と「渡月橋」のほぼ中間(東側)です。
この「中華そば 新渡月」というラーメン専門店になるのは毎週木曜日のみで、それ以外は「自家製麺 新渡月」というウドン屋さんです。
ただし、ラーメンの販売は毎日行われていますので、ラーメンだけが目的なら木曜以外でも食べることができます。
営業時間が「11時~15時」と短いのだけご注意ください。
営業時間:11時~15時
定休日:なし(ラーメンは毎日販売されていますが、木曜のみラーメン専門店になります)
公式Instagram:https://www.instagram.com/shintogetsu/
このお店の口コミは?
#京都ラーメン #嵐山 #京都
木曜日のみ出現するラーメン店「中華そば 新渡月」へ行って来ました。京都・嵯峨嵐山にあるお店で、超多加水の自家製麺というコダワリの中華そばです。https://t.co/MdPv4iXixt— ノーディレイ(osumituki.com) (@nodelayworks) September 28, 2020
今回は、これまで数多く紹介してきたラーメンの中から「至極の一杯」を選びました。珍しくランキング形式を採用、本当にウマい京都のラーメン店を10店舗厳選してあります。2018年の「実食評価」で候補店を選び、その中から「リピートしたい&記憶に残った」店のみという選りすぐりの店ばかりです。
京都はラーメン店が多いと言われ、おいしいお店も多くあります。一乗寺のようなラーメンストリートもメディアで紹介されて有名なのですが、地元民であればネットやメディアで話題のラーメン店よりも「600円以下で食べられるラーメン」のような地元密着型のラーメン店をよく利用していることでしょう。
この記事は京都のラーメン新店調査や実食レビューに定評のある記者「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。関西・京都の知られざるラーメン店を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくし京都観光やグルメの発展を目指すことが目的です。
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