京都の千代原口に家系ラーメンのお店があるのをご存知でしょうか? 正確には「つけ麺で超有名なラーメン店」なのですが、メニューにらしからぬ「家系ラーメン」があるのです。そのお店とは「大勝軒 千代原口店」さん。本当に家系ラーメンなのか食べに行って来ました。
最新情報:こちらの店舗は2022年時点で家系ラーメンの存在が確認できていません。
京都の千代原口に家系ラーメンのお店がある

京都の千代原口で食べた家系ラーメン
京都の千代原口、国道9号線沿いに家系ラーメンを食べられるラーメン店があります。
そんなお店は聞いたことがないと多くの方はそう言うと思いますが、これは嘘ではなく本当の話です。
実際に食べたのが上の写真、家系らしい海苔3枚とほうれん草トッピングのラーメンです。

家系ラーメン専門店でありませんが家系ラーメンがあります
実はこちら、家系ラーメン専門店でありませんが家系ラーメンがあります。
お店はアノ有名なつけ麺の「大勝軒」さんです。
4種類あるラーメンのうち、1種類が家系ラーメンとなっていて、並盛110gが730円からあります。
家系ラーメン(大、220g)830円
家系ラーメン(特、330g)930円
大勝軒 千代原口店「家系ラーメン」は本当に家系なのか?

本当に家系ラーメンなのか食べて確認してみます
私は関東出身なので家系ラーメンはソウルフードみたいなものです。
過去には京都で横浜家系ラーメンを食べられるお店をまとめた記事もあるほどです。
関東では有名な「横浜家系ラーメン」ですが、京都ではあまり見かけません。大阪では、最近やっとチェーン店がやってきて家系ラーメンも増加中ですが、京都で家系ラーメンが新店オープンするのは非常に珍しいことです。しかし、探せば数軒あったりします。今回はそれらを周ってレポートしたいと思います。

スープはドロッとした濃厚タイプ
家系ラーメンには相当うるさいつもりですが、この大勝軒の家系ラーメンはどんな味わいなのでしょうか?
さっそく飲んでみると・・・・
スープは一般的な家系ラーメンよりも相当濃厚でドロッとしたタイプ、食感は濃厚鶏豚骨に似ていますが、カエシに家系独特の香りを感じます。
大筋で家系ラーメンといっても良いかなという味わいですが、大勝軒独自の仕掛けとして「魚粉」を使っているのが印象的でした。

osumituki.comで推奨している家系ラーメンとライスの食べ方
osumituki.comで提唱してきた家系ラーメンとライスの食べ方も試してみましょう。
これはスープで浸した海苔をライスにのっけて、それにニンニクを足してから海苔とライスを巻いて食べるという方法です。
実際に食べてみると、家系ラーメン店で食べるのと遜色ない味わいを楽しむことができました。

麺もやや短めの太麺を使用
麺はやや太めのものを使っていましたが、これはこれで家系ラーメンに合う麺です。
短めのカットなので家系専用の麺であるのは間違いなさそうです。

チャーシューは厚みのあるもの
チャーシューはよく味の染み込んだもので、家系ラーメンではあまり見ないものですが、これも美味しいチャーシューです。
家系ラーメンとして普段から食べたいかといえば、少し違う気もするのですが、概ね「家系ラーメン」と言って良いと思いました。
家系ラーメンではライスを注文するのが鉄則

お墨付き!考案の「にんにく海苔巻きライス」
昔から家系ラーメンではライスを必ず注文して、スープに浸した海苔ににんにくを乗せて巻いて食べるようにしてきました。
名付けて「にんにく海苔巻きライス)」でosumituki.comが発祥の食べ方です。
もう何十年もこの食べ方をしていますが、これが本当に美味しい。
この食べ方を紹介した頃はまだ知られていなかった食べ方ですが、ここ3年ほど前から家系ラーメンでこの「にんにく海苔巻きライス」を推奨するお店が増えてきました。
ご飯が少なくなってきたら、スープにつけたチャーシューをほぐしてからのせて食べると、これまた格別です。
ぜひ、試してみてください。
大勝軒 千代原口店について

大勝軒 千代原口店(店舗外観写真)
京都の「大勝軒 千代原口店」さんは、御存知の通り池袋にあったつけ麺の名店「大勝軒」のお弟子さんのお店です。
もう23年ほど前になりますが、大勝軒ブームが来た時に私は大勝軒の近くに住んでいたので、時どきでしたが「大勝軒(江戸川橋の弟子店)」などに食べに行っていました(当時は細麺があまり好みでなかったので時々です)。
ブームもあって大行列ができるお店として当時から知られており、そこにはお弟子さんがたくさんいて、修行して全国で独立していったのです。
この「大勝軒 千代原口店」さんも、そういった独立店のひとつです。
営業時間:11時~15時30分、17時30分~21時15分(日祝は11時~20時45分)
定休日:月曜日