今回紹介する「京都の食材」は京みやげでも人気がある三宝庵さんの名物「笹ちりめん(ちりめん山椒)」の紹介です。山椒の実を多めに使った昔ながら作り方の「ちりめん山椒」は人気があり京都でも有名な存在です。
今回は京都市右京区鳴滝にある三宝庵さんまで「ちりめん山椒(笹ちりめん)」を買いに行って来ました。
記事の内容
京都の「ちりめん山椒」は大きく分けて2タイプある

京都には「ちりめん山椒」のお店がたくさんあります
今回の「京都食材」は京都人が好きな山椒を使った「ちりめん山椒」の紹介です。
紹介するのは西の名店「三宝庵」さんで、右京区の鳴滝にある創業35年以上の老舗で販売されている「笹ちりめん」という商品になります。
以前の記事で京都は「山椒文化」だと書きましたが、ちりめん山椒ひとつとっても多種多様な味があります。
しかし、大きく分類すると「しっとりソフトなもの」と「乾燥させたもの」の2種類に分かれるのは京都通の方ならご存知でしょう。

京都・鳴滝「三宝庵」さんの笹ちりめん、乾燥タイプで辛さがあるちりめん山椒です
前者(しっとりソフト)で有名なのは「はれま」さんです。
そして後者(乾燥タイプ)ではいくつか有名店はありますが、今回紹介する「三宝庵」さんが知られていると思います。
というのも、2018年12月に「ちりめん山椒」について京都の方にインタビューをしていたのですが、その方たちが「ちりめん山椒の有名店」だと言ったのは「はれま、三宝庵」の2店だったからです。
・三宝庵
ちりめん山椒の名店「三宝庵」について

右京区鳴滝にある「三宝庵」さん
では、京都市右京区鳴滝にある「三宝庵」さんとはどのようなお店なのでしょうか。
実はこちらの「三宝庵」さんは山椒の実を自ら育てて「ちりめん山椒」を作られているのです。
春には「木の芽(きのめ)」と「花」を、5月になると「実山椒」を収穫して「ちりめん山椒」が作られています。

山椒の葉(木の芽)
山椒の果皮から作るのが「粉山椒」、花から作るのが「花山椒」、果実からは「実山椒」を作り、葉は「木の芽」と呼ばれています。
ちりめん山椒は「実山椒」を使って作られますが、葉(木の芽)も一緒に使う場合もあります。
三宝庵さんでは山椒の実まで自家栽培して(北山町に600坪の菜園があります)、それを1年寝かせて使用するというこだわりです。
そのため、実山椒が多めに使われているのが特徴的なんですよ。
三宝庵の「笹ちりめん」について

三宝庵さんで売られている「笹ちりめん」
ちりめん山椒は味の好みもありますが、山椒の実が爽やかに香ることが一番大事な要素です。
三宝庵さんの「笹ちりめん」は実山椒の香りが強く、全国にもファンが多く贈答品などに利用されることもあります。
味付けは他と比較すると「やや辛め」なのも特徴的です。
防腐剤・合成着色料なども不使用で、昔ながらの京都の「ちりめん山椒」なのが三宝庵の「笹ちりめん」です。
値段は個別包装だと80gで1080円からあり、贈答用の大きなサイズだと2160円~5940円までと容量で値段が変わります。
笹ちりめん 1080円(80g)、1620円(120g)、2700円(200g)
おじゃこさん 1080円(80g)
木の芽ちりめん 1080円(60g)
三宝庵 の笹ちりめんを買う方法は?営業時間と定休日について

三宝庵 の笹ちりめんを買うには右京区のお店へ行くことになります
三宝庵の笹ちりめんを買うには右京区のお店へ行くことになりますが、京都や関東のデパート催事で販売されることがあります。
直近だと「2019年2月20日~26日」に高島屋京都店で開催される「第63回京の味ごちそう展」に出店されます。
これらの情報は「三宝庵」さんの公式サイト左メニュー「百貨店での販売」から閲覧することができます。
京都で買う場合は、ぜひ本店まで行ってみてください。
営業時間や定休日は以下の通りになります。
駐車場が5台分ありますので、自家用車で行けるなら楽でしょう。
三宝庵 への行き方(アクセス方法)
では「三宝庵」さんのお店で直接「笹ちりめん」を買う場合に必要な情報(アクセス方法)についてです。
右京区の名所「御室仁和寺」を西へ交差点「福王寺」を北西の方角(鳴滝、高雄方面)へ向かうとお店がありますが、距離は結構あります。
嵐電「宇多野駅」からなら距離にして約850メートル、徒歩だと10分程度の道のりです。
バスも一応あるのですが「三宝寺バス停」の路線(8系統)は1時間に1本なので「宇多野駅」から散歩しながら歩くのも行き方のひとつです。
遠方の方は公式サイトから「電話、FAX、E-mail、郵便」でも注文可能なので、それで通販をされるのが一番お薦めな購入方法です。
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