あ~、なんか美味しいもの食べたいな! と思ったら読んでください。京都を食べ歩き、京都で食べた「本当に美味しいと思ったお店」をジャンル別でまとめました。ジャンルはなるべくみんなが好きな「ラーメン、カレー、パスタ」とかなので、お高いお店とかは紹介していません。普通に行ける飲食店なのに「絶品!」ってお店だけを厳選しました。
京都の美味しいお店をジャンル別にまとめます
今回は京都の美味しいお店をジャンル別にまとめたいと思います。
ジャンルはなるべく分かりやすく単純なものを選びました(例:ラーメン・カレーなど)。
また、ここで言う「美味しい」とはなるべく主観(好み)を挟まないようにした客観的にいう「美味しい」と自分が考えるものを選んでいます。
そして、ジャンルごとに選出するお店はたった一軒のみです。
あと、ジャンルとして「和食」とか「洋食」とか範囲の広いものは含まないようにしました。さらに「コーヒー」というジャンルも嗜好品(好みがあるもの)なので含めませんでした。
では、以下にジャンルごとの美味しいお店を発表します。
繁ちゃんラーメン(ラーメン)
最初のジャンルは普段からよく食べているラーメンです。
そのジャンルからひとつお店を選ぶなら・・・・
繁ちゃんラーメン(久御山町)
を私は選びます。
綺麗に澄んだスープからは鶏ガラの純度の高い風味が漂い、ほんのり甘いスープで食べるラーメンです。
こちらのお店は「京都ラーメン厳選ランキング」でぶっちぎり一位となってもいます。
オープンしてすぐにそのポテンシャルに気が付き、本ブログでイチオシのラーメン店として紹介してきました。
このラーメンの何が良いのか?
それは食べたらホッとして幸せな気持ちになれるラーメンだからです。
優しい味わいのラーメンで、スープをひとくち啜るだけで口の中に旨味が広がっていきます。
それがとても特徴的なラーメンで、食べ終わって家路につく頃になってもずっとラーメンを食べているような感覚になれる逸品です。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
漫天兄弟(家系ラーメン)
次に紹介するジャンルは「家系ラーメン」です。
さっきラーメンを紹介したばかりですが、私は「家系ラーメンは食べ物のひとつのジャンル」だと思っているほどの家系ラバーなので、こだわりをもって「家系ラーメン」というジャンルで美味しいお店を紹介したいと思います。
そのお店とは・・・・
漫天兄弟(南区)
です。
私は若い頃から家系ラーメンが大好きで、家系ラーメンの祖である「ラーメンショップ」を最も愛しています。
じゃ好みで選んだなと言われそうですが、そうではありません。
漫天兄弟さんのラーメンは私が昔から食べてきた本来あるべき家系ラーメンなのです。
昨今は多種多様な家系ラーメンがあります。
その中には家系ラーメンでなくなってるような味わいのものもあります。
でも漫天兄弟さんのラーメンは家系ラーメンをずっと食べてきた私が「うんこれ確実に家系」と言える要素を多く含んでいるのです。
家系独特の風味を存分に味わえ、うずら卵と白ねぎがデフォルトで入っているのも家系好きには「わかってんじゃん」と言わせちゃう要素です。
ちなみに、漫天兄弟さんは「家系ラーメン」を名乗っていませんので、メニューから「太麺こってりラーメン」を注文してください。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
美松(うどん)
さて、次のジャンルは「うどん」です。
ラーメンときたら次はやっぱこれですよ、日本の大衆料理の代表格です。
そのジャンルからひとつお店を選ぶなら・・・・
美松(中京区)
が当然ランクインしてきます。
2019年7月11日に開業したうどん屋さんで、讃岐うどんに近い「今治うどん」を提供するお店です。
実はこのお店、四国で創業75年を越えるお店の三代目なのです。
四国のお店は長く営業して惜しまれつつ閉店していますが、実の孫である三代目が今治で修業して京都で三代目のお店を開業しました。
昨今は固い讃岐うどんが多いですが、美松のうどんは私が小さい頃に高松で食べていた讃岐うどんに近い適度なコシをもつ麺。
スープはもちろん「いりこ」を使っています(いりこ、鰹、昆布)。
お出汁の味わいも私が知っている古き良き讃岐うどんの味わいです。
お薦めは「天ぷら」がのっているやつ、ぶっかけでも温うどんでもお薦めです。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
たつ市(そば)
さて、うどんが来たら次は当然「そば」です。
この蕎麦って食べ物、とてもシンプルなのですが、美味しいを選ぶのがとても難しいです。
だから、他の人も美味しいと言ってもらえる店かどうか自信はないのですが、私が夢中になって食べた蕎麦の店があります。
たつ市(中京区)
です。
2020年7月26日に開業したばかりの新店ですが、量も多くてお値段お手頃。
オープン直後に本ブログで絶賛したところ京都のグルメさん達が一気に押し寄せたとかいう噂も聞きました。
それはともかく、たつ市の蕎麦は「麺をそのまま楽しむ蕎麦」です。
なんかツウみたいなことを言っていますが違います。
蕎麦ってシンプルゆえにあれこれ評価して食べるものでもないし、食べてうんちく語る食べ物でもありません。
蕎麦というのは蕎麦の実の粉から大地の力強さを感じて食べられれば良いのです。
まぁ、蕎麦ってそんなに香りはないので力強さを感じるのは大変かもしれませんが、たつ市の蕎麦は固めに茹でてあるので歯ごたえを味わうところから入り、それを咀嚼して鼻腔で蕎麦の香りを楽しむところまで計算された蕎麦になっています。
お薦めです。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
カガントゥデイ(カレー)
ひとつのジャンルの文章がやけに長いのでそろそろ読み飽きているかもしれませんが、ちょっとお待ちください。
次はみんな大好きカレーですよ!
まぁ、これも好みが影響しそうなジャンルですが、それだけみんないつも食べている国民食ゆえだからでしょう。
そのカレーで選ぶ至極の店舗は・・・・
カガントゥデイ (下京区)
です。
2020年2月22日にオープンしたばかりの新店、いやお店というかホテルです。
京都中央卸売市場に河岸ホテルがあり、その1階フロアで週に2日(金曜日、土曜日)にのみ食べられるという幻のカレーなのです。
だけどこれがまたとんでもなく美味い!
見た目は流行りのスパイスカレーですが、食べるとホッと安心するような日本人のための日本のカレーです。
京都のカレーもだいぶ食べ歩いていますが「うんめぇぇぇぇええ!」と言ったのはここのカレーだけです。
辛さはないです、でもスパイスはシッカリしていて、それなのに家庭の家カレーのようなホッとするようなカレーなんです。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
ぴちぴち金魚(パスタ)
では、カレーの次に紹介すべきジャンルといえばなんでしょうか?
パ・ス・タ
ですよね。
そんな「パスタ」のジャンルから選んだお店が・・・・
ぴちぴち金魚(右京区)
です。
JR花園駅目の前の小さな個人店ですが、自家製の生パスタがモッチモチで、まさにパスタを味わうならここというお店です。
味ついてないパスタ食べて「うめぇ!」と思ったのはこの店だけで、最初はなにもつけずにお召し上がりください的な味わいのパスタが絶品です。
ネットとかではあまり見かけないお店かもしれませんが、地元ではかなり人気のお店でもあります。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
ベッカライ・ヨナタン(パン)
そろそろひとつのジャンルの説明を短めにしないと長ったらしい記事になるのでそうしたいのですが、パスタが来たら「パン」を紹介しないといけませんよね。
いやぁ、京都といえば「パンの都」です。
京都のパンの話は長くなりますので、スッキリとハッキリと言います。
京都パン界最頂点となるお店は・・・・
ベッカライ・ヨナタン(右京区)
です。
知らないですよね。
聞いたこともないですよね。
これ、かなり激レアなドイツパンで、普通には見かけることは少ないと思います。
京北の田貫(たぬき)と呼ばれる田園広がる山小屋でドイツ人のおばあさんが焼いているという、なんかの小説かって感じのお店で作られているパンなのです。
それも、全国の有名ホテルやレストランに採用されているという名もなき名店が
ベッカライ・ヨナタン
なのです。
山奥の小屋で窯で焼かれたパンなのですが、空気と水の澄んだ場所で「野生酵母」と呼ばれる天然酵母で発酵させたパンは口に近づけるだけでその味が分かるというパンなのです。
それだけ深い味わいのするパンなのですが、飲み込むとなにごともなかったかのようにスッと消えていく・・・・
あれ? いまパン食べた?
食べてなかったかな、もっかい食べようかな
気が付いたら手に持っていたパンが忽然と姿を消したように思え、俺のパンどこいったぁぁぁあああ!!!!
と無意識に探すほど美味いパンです(わかりづらい)
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
ロトス洋菓子店(ケーキ)
さて、次は「ケーキ」です!
パンの流れからしてここで美味しいケーキを紹介するのが正しい流れかと思います。
でも、最初に謝っておくと、ここも入手困難店です(おひ)
その美味いケーキ屋とは・・・・・
ロトス洋菓子店(下京区)
です。
ケーキといっても「モンブラン」なんですが、毎年一か月しか販売されず連日大行列ができる京都のケーキ屋さんです。
和栗を使うこだわりのお店で、モンブランというか「栗」です。
栗本来の味がものすごくするモンブランが「ロトス洋菓子店」のモンブランなのです。
栗の時期(10月)に1日30個~40個だけ販売されるのですが、ひとり1個までの制限はあるものの、開店前に売り切れ確定するほど並ぶ有名店です。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
想夫恋(焼きそば)
さて、ここでちょいと麺類に戻りましょう!
ラーメン・うどん・蕎麦、まだ他にありましたっけ?
ありますよ!
焼きそばです。
最近「次は焼きそばが来る」とか言われていますが、見事に消えちゃっているジャンルですね。
じゃ、京都で焼きそばが美味しいお店の紹介なのですが・・・・
ここしかないです・・・・
想夫恋(そうふれん)
これ九州の日田焼きそばのお店なのですが、日本全国に熱烈なファンがいるという焼きそば店です。
その京都店が七条大宮にあるのです。
ちなみに私は京都にお店がなかった頃に、東京から九州まで三か月で30回飛行機で食べにいっていました(出張ついでにですが)。
普通の焼きそばと異なり、ところどころにカリッとしたオコゲが付くのが最大の特徴。
麺も生麺を茹でてから焼くというスタイル。
焼く際にも空中で麺を泳がせて焼くという熟練の技で作られる焼きそばです。
具材は「豚肉、もやし、青ねぎ」、味付けは出汁ソース。
普通のソース焼きそばの味はしません。
豚肉のうま味、ネギの香り、もやしの食感、ちゃんと焼いた麺の香ばしさの味がそれぞれ独立して味わえる不思議な焼きそばです。
なお、京都店は2020年は8月2日から20日まで夏季休業なので21日以降で行ってください。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
仁修樓(中華)
さて、次のジャンルは「中華料理」です。
京都には町中華(京中華)がたくさんあり、ネットでも京都の老舗名店がたくさん紹介されています。
でも、紹介するのはそういうお店じゃありません。
なにを食べても全部うますぎた生涯最高の中華料理店です・・・・その名も・・・・
仁修樓(北区)
京都市北区の紫竹に2019年11月4日オープンしたまだ新しいお店、店主さんもまだ若いのだけど、ものすごく料理オタク(誉め言葉)で妥協しないお料理をこれでもかってくらい出してきます。
初めて食べたのはオープン初日くらい、地元でオープンしたばかりで全然知られていなくて、入店すると先客も後客もなし。
コースは3000円と5000円のがあって、ランチで食べるには自分でも大きな出費でドキドキしながら食べたのが仁修樓の料理でしたが、一口食べてファンになりました。
医食同源をテーマに組まれたコースメニューは8品ついても3000円とコスパも最強レベル。
コースなんでひとつくらい気に入らない料理があってもいいもんですが、全部美味い!
試行錯誤して何度も試作して、それをコスト回収できなさそうな値段で提供しているのが「仁修樓」という中華料理店です。
なお、本ブログで大絶賛して、ブログ見て食べに行ってくれた皆も美味しいって言ってくれて、気が付いたら予約必須の人気店になっていました(!)
コロナの影響で人数制限もあるしで行けてないけど、お金あったら毎日行きたいお店です。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
おむすびころりん(おにぎり)
さて、ひとつ手前で漢字が難しいお店を紹介しましたが、安心してください。
次は全部ひらがなの店名です。
お店の名前は・・・・
おむすびころりん(亀岡市)
そうです、おにぎりのお店です!
京都で以前「おにぎりが美味しいお店」と紹介したことがあります。
7店舗を厳選してたのですが、いずれも素晴らしい味のおにぎり屋さんでした。
でも、ごめんなさい。
その後にもっと美味しいお店を見つけちゃいました。
おむすびころりん!
これ、究極のおにぎりとも言われる「むすばないおむすび」のお店です。
むすびません、にぎりません、だからものすごくホロホロしてふんわりして、ポロポロくずれて、口の中で溶けていくんです。
本当に美味いものを食べた時は笑顔にならずに、一瞬で食べ終わって「あれ?どこいった?」と放心状態になって食べたものがどこにいったのか探すのが正しい姿です。
そんな美味いオニギリ
それが・・・・
おむすびころりん!
私は食べ終わってから「あれ? おにぎりどこいった?」と探しまくりましたが、それほど無心に食べてしまうほど美味いおにぎりなんです。
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
カフェ マグダ(米)
さて、楽しい時間は瞬く間に過ぎるものです。
最後に紹介したいジャンル・・・・
てか、タイトルに書いてありますが、紹介するのは「カフェ マグダ(米)」です。
アメリカの店ですか?
いえ違います。
最後のジャンルは「コメ」です!
そして紹介するのは・・・・
カフェ マグダ(北区)
です。
京都の八坂神社前にものすごく有名なお米を羽釜炊きするお店があり、連日大行列ができています。
でもカフェマグダさんは普通にお米を炊いています。
でも、コメが美味いんです!
というのも、店主さんが広島まで玄米をわざわざ仕入れにいって、それを毎日使う分だけ自分で精米しているからなんです。
いやぁ、玄米の精米からするカフェってそうそうありません。
手間がかかるからですが、そうすればお米ってものすごく美味しく食べられるのです。
コメが美味いお店に行くとすごく嬉しいですよね。
コロナ禍で沈んだ気持ちをお米で吹っ飛ばしてみませんか?
こちらのお店の場所や営業時間などはこちらの記事でご覧ください。
京都の美味しいお店(ジャンル別)まとめ
長々と書きましたが、京都の美味しいお店をジャンル別にまとめてみました。
ジャンル選びは結構悩みましたが、分かりやすいジャンルでまとめることを優先しました。
紹介してないジャンルだけど他にも「焼肉、豆腐、海鮮丼、担々麺、寿司、餃子、納豆、かき氷、天津飯」などが美味しいお店も紹介したかったのが本音です。
でも、ただでさえ長いのがさらに長くなるので、ここで終わりたいと思います。
上で書いたお店、正真正銘いずれも自分で食べて「本当に美味しい」と思ったお店ばかりです。
もし、食べに行って同じように「美味しい」と感じてもらえたらそれはとても嬉しいことです。