京都はあまざけのお店がお寺の門前や観光地にある都市です。昔から旅人の疲れを癒やす栄養ドリンクとして飲まれてきたからです。今回はそんな京都のあまざけを大紹介します。またあまざけの栄養でお肌にハリが出たことも紹介していきたいと思います。
アンチエイジングにもなる栄養豊富な「あまざけ」を飲みはじめてから「ほうれい線」が薄くなっていったのです。
記事の内容
- 1 甘酒でほうれい線を消す 京都でアンチエイジング
- 2 あまざけでほうれい線を消す ビフォー アフター
- 3 あまざけを飲むにはどうすればいいの?
- 4 ほうれい線が薄くなってきた「あまざけ」の効果
- 5 あまざけの栄養はどうやってできるの?
- 6 菱六(ひしろく)全国に数店しかない種麹屋(もやし屋)
- 7 文の助茶屋 本店 京都らしいあまざけ屋さん
- 8 世續茶屋 銀閣寺の山門前茶屋(閉店)
- 9 マルキ商店 職人手作りの米麹でつくる濃縮あまざけ
- 10 大阪屋こうじ店 平安神宮近くの麹専門店
- 11 松野醤油吟醸 鷹峯の蔵元
- 12 自分であまざけをつくる
- 13 壺坂酒造 酒蔵の生麹500g 通販
- 14 甘くなる米麹 本物の米麹800g 通販
- 15 激安 業務スーパー 米麹1kg
- 16 米麹風呂 あまざけの入浴剤で美肌に
甘酒でほうれい線を消す 京都でアンチエイジング
さて、私はどうも仕事中は「甘いもの」がないとダメで、コーヒーを1日に6杯くらい飲む生活でした。
もちろん、年齢とともに下っ腹が出てきました。
さすがに、それではイケてないので、なにか代用になるものを探したところ、「飲む点滴」ともいわれる天然の「あまざけ」に行きつきました。
あまざけはビタミンB2が豊富に含まれており、肌の活性化をうながします。
また、原料の麹にはコウジ酸という美白成分が含まれています。
あまざけでほうれい線を消す ビフォー アフター

あまざけの効果
実際に、あまざけを1日1杯飲み始めて、米麹風呂に入って、数日後には顔の「ほうれい線」が消えかけてきて、顔が若返って「驚きの効能」に正直ビビリました。
米麹のあまざけを飲み始めて4日目で、堀の深かったほうれい線が消えかけています!!
あれだけ深かったのに、少し遠めだと目立たなくなっています。
左のほうはほぼ消えかけていますね。
あまざけを飲むにはどうすればいいの?
一番簡単な方法は「飲みに行く」か「通販であまざけを買う」ことです。
我々のいる京都には、この麹屋さんとか、あまざけを出すお店がたくさんあります。
昔から、寺社仏閣にやってくる人々に栄養補給を目的としてあまざけが売られていたからです。今でも、その名残が残っていて、町中には茶屋がたくさん残っています。
豊臣政権時代の慶長年の書物に「京坂あまざけウリ」の記述と絵が掲載されています(上写真)。京都・大阪の売り子たちは、夏になると「あま~い、あま~い」と掛け声をかけながら売り歩いたと記録されています。
また、通販であまざけを買うのも簡単でおいしくて甘いあまざけを飲むことができます。
上の商品は京都の「マルキ商店」さんという麹屋さんのものですが、京都中のあまざけを試してみて、これが一番甘くて元気が出ておいしいあまざけでした。
後ほど、場所も紹介します。
他にも、「自分で作る」という手もあります。これには「米麹から作るあまざけ」と「酒粕からつくるあまざけ」があります。これも、下に書いてありますので、ぜひご覧ください。
ほうれい線が薄くなってきた「あまざけ」の効果
あまざけに多く含まれる「ビタミンB2」が、お肌を若返らせる栄養素なのです。
ビタミンB1
ビタミンB2(美肌効果あり)
ビタミンB6
葉酸
食物繊維
オリゴ糖
システイン
アルギニン
グルタミン酸
ブドウ糖
これが「あまざけ」の栄養です。この内容が、「点滴」とほぼ同じなので、「飲む点滴」と呼ばれて、古くから夏場のスタミナドリンクとして親しまれてきました。
さらに、体に必要な必須アミノ酸がすべて含まれているのです。(これ以外で全必須アミノ酸を取れるのは「ゴマ」くらいです)
あまざけの栄養はどうやってできるの?
あまざけの栄養素は、麹菌が作るビタミンと酵素、その酵素でできるブドウ糖の甘さとアミノ酸によって成り立っています。最近の研究では「免疫力アップ」や「アレルギー症予防」にも効果があることがわかっています。
(1)あまざけの甘さ(ブドウ糖)は、米のタンパク質(でんぷん)と、麹が作り出した酵素(アミラーゼ)が結びついて作られます。
(2)タンパク質は麹が作り出した酵素(プロテアーゼ)によっても分解されて、アミノ酸になります。
(3)麹菌はビタミン類を作っています。
麹菌と酵素自体は熱に弱いため、飲む際にはなくなっています。
麹菌 40度以上
麹の作り出す酵素 70度以上
とはいえ、あまざけを自宅でつくるレシピで「50度で発酵」と書かれていますが、これで問題ありません。酵素(アミラーゼ)の活動がもっとも活発になる温度であることが重要だからです。
菱六(ひしろく)全国に数店しかない種麹屋(もやし屋)
まずは、日本でも数軒しかない種麹をつくる「菱六」(ひしろく)さんです。種麹をつくるお店を「もやし屋」と言います。
道は狭いのですが一方通行なので問題はありません。
種麹を米で発酵させると米麹になり、ここでは米麹もあまざけも販売しています。入口に、「乾燥米麹」と「あまざけ」のサンプルがありました。
あまざけ (750ml) 780円です。(コップ4杯分)
あまざけは作っていないので、製造元は福岡県の「若竹屋」さんとなっています。
これを希釈せずに、そのままいただきましたが、原材料は「米」と「種麹」だけなのに、非常に甘いです。お砂糖入ってるんじゃないかと思いました。
米麹も買いました。
米麹 (500g) 650円
あまざけにしたところ、だいぶ甘いものの程よい甘さのあまざけになりました。
米麹は乾燥のものです。
乾燥なので、あまざけにする前にはぬるま湯でふやかしておかないと固い粒のままあまざけになってしまうので注意が必要です。
京都府京都市東山区轆轤町79
営業時間:
定休日:
文の助茶屋 本店 京都らしいあまざけ屋さん
上の種麹屋「菱六」さんの近くには「文の助茶屋 本店」さんがあり、あまざけを飲むことができます。雰囲気のある京都らしいお店です。
道が狭いので徒歩でないと行くのは難しいですが、京都観光(アンチエイジングの旅)の際には寄ってみると良いでしょう。
京都府京都市東山区八坂上町373−1
営業時間:10時~17:30
定休日:不定休
URL:http://www.bunnosuke.jp/eccube/
世續茶屋 銀閣寺の山門前茶屋(閉店)
京都で有名なのが、昔から「あまざけ」を出す茶屋「世續茶屋」(よつぎちゃや)さんです。
※2018年時点で同名のセルフうどん店になっています。
「哲学の道」から、銀閣寺入口の右手にある、なんともノスタルジックな茶屋です。
店内も昔そのままです。
おそばも食べられるので、外人さん夫婦がそばを(まるでパスタのように)上品に食べてました。
あまざけ 380円
私はあったかいあまざけをいただきました。これが、また激ウマで、いい買い物したなぁと思いました。
生姜のしぼり汁も入っており、かなりおいしいです。(お砂糖も入っていると思います)
名物の「茶団子」もありますので、銀閣寺の拝観ついでにどうですか?(拝観料:500円)
京都府京都市左京区銀閣寺町37
営業時間:11時~15時
定休日:
URL:http://www.yotsugichaya.com/
マルキ商店 職人手作りの米麹でつくる濃縮あまざけ
このページで最初に出した通販で購入できるあまざけというのは、下京区の五条通りに近いところにある「マルキ商店」さんです。
こちらでは、「濃縮米麹あまざけ」や「ひやしあめ」を販売されています。麹は別のところで作っているので、こちらでは「麹」は買えません。
こちらのあまざけは、すでに「生姜入り」になっているので便利です。砂糖も入っていますので、飲みやすいと思います。
430gで税込1050円でした。(2014/05/09時点)
ちょうど、10人分と書かれており、これを「水3:あまざけの素1」の割合で割ったものを煮立てていただきます。
飲んだ感じでは、「マルキ商店」さんのあまざけが一番元気が出ますし、効果があるような気がしました。
一番おすすめです。
なお、お店といっても、昔からのお店なので、事務所っぽいというか、駄菓子屋っぽいお店です。
京都府京都市下京区中堂寺前田町2
営業時間:
定休日:
URL:http://www.kyo-maruki.com/
大阪屋こうじ店 平安神宮近くの麹専門店
こちらは、テレビでも紹介される観光地(平安神宮近く)の「大阪屋こうじ店」さんです。麹も扱っており、舞鶴市でつくったものをこちらで販売しています。カフェも併設されています。
1kg 1350円(税抜)
こちらは、生姜は入っていません。また、砂糖は不使用で、あまざけ本来の甘さが味わえますが、実際には少しでも砂糖は入れたほうがおいしくなります。先ほどの「マルキ商店」さんのと比べると、甘さ以外もややマイルドな感じがしました。
500g 680円(税抜)
米麹も売られています。こちらは、乾燥というものではなく、半生っぽいものです。
なお、あまざけにするなら、先ほどの「菱六」さんのような乾燥ものより、半生くらいの米麹の方が良いかなと思います。
あまざけを自分でつくる場合は、米麹を使います。麦麹と間違えないでください。
麹は冷凍保存ができます。あまざけの素は、冷蔵庫で一か月、冷凍庫で三か月の保存が可能です。
こちらのお店では、カフェや手作り味噌をつくる道具も売られていました。
あまざけ 400円
ホットミルクあまざけラテ 480円
甘みはマイルドなタイプです。(砂糖不使用)
お店は奥が純和風のカフェになっています。
畳敷きで、お庭がきれいなので、それを見ながらまったりできるお店です。
京都府京都市東山区三条神宮道西入西町147−1
営業時間:11時~18時
定休日:水曜
URL:http://www.namakouji.com/kyoto/sanjou.htm
松野醤油吟醸 鷹峯の蔵元
京都市北区鷹峯にある醤油の蔵元「松野醤油吟醸」さんです。こちらでも、塩こうじやあまざけが売られており、あまざけや米麹の販売もされています。
こちらのあまざけは無添加で砂糖が入っていないのに、とても甘いのが特長です。
「米麹だけで造ったあまざけ」594円
米麹だけでと書かれているように、少し固めの粒が残っていますが、砂糖不使用で驚くほどの甘さに仕上がっています。
250g程度の量で、おおむね2倍に薄めて飲む感じなので、コップ4杯くらいにはなりそうです。
2倍希釈だと、さすがに砂糖は入れてつくった方が良いですが、そのまま食べると、まるで飴のように甘いあまざけでした。
京都府京都市北区鷹峯土天井町21
営業時間:9時~18時
定休日:12月30日~1月5日
URL:http://www.matsunoshouyu.co.jp/
あまざけはその場で購入可能ですが、米麹は2~3日前に予約入れてくださいとのことでした。米麹は1kg単位で販売されており、1kgで1700円程度です。
自分であまざけをつくる

自分であまざけをつくる
あまざけは簡単に自分でつくることができます。
炊飯ジャーと麹に調理用温度計があれば可能ですが、発酵中はご飯が炊けなくなるし、温度管理が面倒なので、専用商品がオススメです。
あまざけを安く大量に飲みやすくつくるコツとノウハウをまとめました。米麹あまざけの使い方はこちらで確認してください。
壺坂酒造 酒蔵の生麹500g 通販
上のイオンのあまざけの蔵元さん「壺坂酒造」さんの米麹です。
カビが少な目の固いゴム状の米麹になっています。半分の250gを米1合のお粥であまざけにすると良い甘さになりました。ただ、少し独特の濃い甘みでした。
500gで税込600円+送料(クール便で650~800円程度)です。
実際に購入しましたが、関西から関西で、送料450円の通常便での配送でした。
甘くなる米麹 本物の米麹800g 通販
テレビでも紹介されたことがあるのですが、この米麹(乾燥)は、とても甘くなるのでオススメです。
お値段は、800gで税込772円+送料(600円程度)でした。クール便で注文から3日程度で届きました。
250gを米1合のお粥であまざけにしたら、7時間くらいでかなり濃厚な甘さになりました。
激安 業務スーパー 米麹1kg

安い米麹 業務スーパーで1kg459円
実は「業務スーパー」でも米麹は売られています。ヨーグルトとか豆腐などの近くにあると思います。
2016年9月28日時点で、京都の「業務スーパー梅津店」(地図)と「業務スーパー 北山店」(地図)で在庫があるのを確認しています。
米麹風呂 あまざけの入浴剤で美肌に
「osumituki.com」が考案した「麹」+「お風呂」(米麹風呂)もオススメです。
すぐ上の項目で紹介した「業務スーパー」の1kgで368円の激安米麹を使うと、大変安い入浴剤になります。
100円ショップなどで売っているランジェリー用の小さいランドリーバッグを買ってきて、それに米麹を入れて、入浴剤として使います。DAISOで、このタイプは売られています。
米麹はひとつかみで十分で、お湯で膨れますので、少し少ないかな程度の量だけで入浴剤になります。
お湯の40度も、麹菌が活躍するのにちょうど良い温度で、天然の美肌成分にどっぷり浸かることができるのです。
毎朝の洗顔もこの麹パックをつけたお湯で洗ったりします。
麹には、コウジ酸が含まれており、これは美白化粧品の原料ともなっているように国から認可されたものです。酒を造る杜氏の手が白く滑らかなのも、このコウジ酸のおかげです。
業務スーパーの米糀だと少しこうじ菌が弱いのか、2日くらいでカビてきます。黒くなりかけたら交換すると良いでしょう。
栄養たっぷりのあまざけと温泉で元気になりましょう。
京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
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