11月20日頃から京都も紅葉の見頃の時期を迎えます。2015年も京都は紅葉で大変混雑すると予測されますが、名所でも比較的空いている場所や、超穴場紅葉スポットなどを地元ならではの視点で集めてみました。
後半では、超秘境スポットなども紹介します!
記事の内容
京都 紅葉の見頃
2015年もそろそろ秋の紅葉のシーズンになってきました。
11月1日の京都は、まだ少し早いのですが、11月20日頃には絶好の紅葉の見頃の時期になってきます。この紅葉は、12月第一週までは見頃となります。
京都は紅葉観光のシーズンが一番混雑するといっても過言ではありません。
2015 京都 紅葉の名所
寒くなってくると外国人観光客は減少していきますが、秋の紅葉の時期になってくると、日本のご年配の方々がたくさん京都を訪れます。
紅葉の名所に至る細い道は大渋滞となりますが、その中でも「名所でありながら見応えのある紅葉の名所」をまずご案内します。
将軍塚青龍殿 京都 紅葉の名所(1)
将軍塚青龍殿は、京都の町を一望できる展望台がある2014年に出来たばかりの新しい観光スポットです。
見頃は11/20頃~11月下旬くらいまでです。
昨夜は将軍塚青龍殿のライトアップに行きました。
青蓮院からシャトルバスに乗るかタクシーでしか行けないので、人は多くなくゆったりと見ることができます。
展望台に上がると青龍殿と舞台と市内の夜景とお庭の紅葉が一度に見られます。 pic.twitter.com/0QGMAJudki
— ざ・京都 (@the_kyoto) 2014, 11月 29
次で紹介する青蓮院門跡の飛び地で、歩いて行くのは困難ですが、青蓮院(しょうれんいん)からシャトルバスが運行しています。
地下鉄東西線「蹴上駅」(けあげ)や清水寺からタクシーを使うのも良いでしょう。
こことセットで清水寺観光ということもできます。
夜はライトアップもしているのですが、私のオススメは昼間の午前中です。気分爽快になりますよ!
京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
入園料:1000円
開園時間:9時~21:30
URL:http://www.shorenin.com/
青蓮院門跡 京都 紅葉の名所(2)
青蓮院門跡は八坂神社の北側にある天台宗のお寺です。
ここは京都の紅葉の名所のひとつとなっており、見頃は11/20頃~11月下旬くらいまでです。
昨日は、近くに住んでいるのに一度も入ったことのない青蓮院門跡に行ってきた(^^)紅葉はピークを過ぎていて、一週間早く行けば良かった~(ó﹏ò。) pic.twitter.com/1gq2tNI1gy
— りえちゃん (@kazuadupi) 2014, 11月 30
地下鉄東西線「東山駅」からが一番最寄りですが、祇園四条から八坂神社経由でも行けないことはありませんので、ぶらぶら散歩しながら行くこともできます。
先ほどの将軍塚青龍殿は、この青蓮院門跡の飛び地です。
10月下旬~12月上旬の紅葉シーズンには、夜18時~22時まではライトアップもあります。
京都府京都市東山区粟田口三条坊町69−1
入園料:500円(夜間ライトアップは800円)
開園時間:9時~17時(紅葉シーズンは22時まで)
URL:http://www.shorenin.com/
雲龍院 京都 紅葉の名所(3)
雲龍院は京都の南側にある東福寺の近くにある泉涌寺の中にあります。
【雲龍院】障子の小窓が開けられており、左から椿・灯篭・楓(紅葉)・松がまるではめ込んだ絵のように見ることができます。風情ありまくりです。訪れる人も少なく、穴場なのかな?東福寺まで来たら足をのばして欲しいですね! #紅葉 pic.twitter.com/z8dOg7TvH5
— 風山ヒエン (@kazayama_hien) 2014, 11月 20
こちらは、穴場というほどではありませんが、隠れた紅葉の名所で、大変キレイな紅葉が見られる名所です。庭園も素晴らしいです。
JR奈良線「東福寺駅」から散歩しながら行けるのでアクセスも良いと思います。
紅葉シーズンは夜にライトアップも行っているのと、超有名な東福寺とセットで観光できるのも良い点です。
京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
入園料:400円
開園時間:9時~17時(紅葉シーズンは21時まで)
URL:http://www.unryuin.jp/
源光庵 京都 紅葉の名所(4)
源光庵は京都でも屈指の紅葉の名所です。
そのため、どんなガイドブックでも紹介されている大変混雑する名所です。
上の写真は「鷹峯」(たかがみね)に続く道ですが、400メートル手前から大渋滞です。
京都市内の北側で京都市北区にあるのですが、道も細く観光バスや市バスとタクシーや乗用車の離合の度に大渋滞して、途中の道を抜けるのに30分ほどかかるため、行くのはあまりオススメできません。また、このシーズンは紅葉を窓から眺める「悟りの窓」と「迷いの窓」は混雑時には撮影禁止になることもあります。
しかし、なぜ紹介するかというと、少し工夫すれば裏道経由で行けるからです。
最寄り駅は地下鉄「北大路駅」ですが、市バスでは行ってはいけません。タクシーでも「源光庵」に行くのではなく、以下の場所から歩いてください。(2パターンあります)
まず、上はタクシーで「玄琢下」(げんたくした)から御土居の坂を上って「常照寺」から歩くルートです。タクシーなら「玄琢下から坂を上って源光庵東側の常照寺まで」と言えば大丈夫です。
もしくは次のルートです。
上は「然林房」(ぜんりんぼう)という国際観光ホテルから歩いて行くルートです。その場合、タクシーでは「鏡石通」から「しょうざん」の前を通って「然林房」まで行ってくださいと伝えてください。
この裏道ルートなら、シーズンの大渋滞は回避できます。
また、ここに行くなら次で紹介する「吟松寺」という紅葉の穴場も見に行くと良いでしょう。
京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
入園料:400円
開園時間:9時~17時(11/1~12/7までは駐車場利用不可)
京都 紅葉の穴場
京都の紅葉は、よく知られた紅葉の名所は大変混雑します。
上で紹介したところは混雑する名所ですが、まだそれでも混雑しないところを紹介しました。
ですが、京都市北区の山に近い方まで行くと、さほど混雑なく京都の紅葉を見られる穴場というものが存在します。
以下では、空いている紅葉の名所をご案内します。
吟松寺 京都 紅葉の穴場(1)
吟松寺は普通のお寺さんなので、ここだけを見に行く場所ではありません。しかし、先ほど紹介した超名所の「源光庵」とセットで見ると良いでしょう。
道が細いのですが、「源光庵」のところで紹介した裏道ルートで「然林房」まで行く途中に通る道です。ここは混雑しませんので、吟松寺で降りて紅葉を見ながら「古道 長坂道」を通って「源光庵」方面に抜けるのも良いルートです。
「古道 長坂道」は吟松寺の少し北にある林道です。短いので問題なく上ることができます。
入り口は少し分かりづらいのですが、「千束坂」という超激坂の手前に戻る感じで林道があるので分かると思います。(以下の写真)
京都府京都市北区鷹峯千束町32
入園料:なし
開園時間:朝から夕方まで
しょうざんリゾート 北庭園 京都 紅葉の穴場(2)
しょうざんリゾートにある北庭園は知る人ぞ知る紅葉スポットです。
しょうざんリゾート京都の庭園。知っている人は知ってるみたいで、人が沢山いました。 pic.twitter.com/CgGYVD2aB8
— アクアリスト (@Kyoto_V36) 2014, 11月 17
リゾートホテルで、和食や中華料理などのレストランもあります。
ちょっと古くさいのですが、お庭は紅葉の時期には大変な絶景となります。
ここは、地元では有名なので、近くの方が食事がてら紅葉を見にくるスポットです。
タクシーで行くのが一番楽ですが、「源光庵」から歩いて行くこともでき、松野醤油さんの北裏道を抜けると鏡石通に抜けることができます。
入園料:500円(レストラン利用で300円)
開園時間:9時~17時
URL:http://www.shozan.co.jp/
大徳寺 京都 紅葉の穴場(3)
大徳寺はとても広く、いくつもの臨済宗大徳寺派のお寺が集まっています。
風情のある院もあり(上の写真は「高桐院」)、紅葉の時期には敷地内に大変キレイな紅葉が現れる場所ですが、さほど混雑しないので穴場となっています。
地下鉄「北大路駅」から歩いても行くことができますが、市バスが出ているし、タクシーも混雑なく行ける場所であるため、京都でもアクセスの良い立地にあります。
京都府京都市北区紫野大徳寺町53
入園料:なし
開園時間:朝から夕方まで
URL:http://www.rinnou.net/cont_03/07daitoku/
今宮神社 京都 紅葉の穴場(4)
先ほどの「大徳寺」とセットで見られる紅葉の名所が「今宮神社」です。
ここでは「あぶり餅」が大変有名で、また「玉の輿神社」とも言われています。
京都を舞台にしたサスペンスドラマなどの撮影ロケ地としても知られており、『月曜ゴールデン 浅見光彦シリーズ』でも、俳優の速見もこみちさんが、こちらであぶり餅を食べていました。
広さはさほどありませんが、大徳寺のすぐ北に隣接しているので、広大な大徳寺の土地で歩き回った後は、こちらの「あぶり餅」をたべてひと休みという方が多くいらっしゃいます。
お茶付きで10本ほどが500円になっています。お座敷で食べるのもヨシ。外の縁側で食べるのもまた良しです。
京都府京都市北区紫野今宮町21
入園料:なし
開園時間:朝から夕方まで
URL:http://www.imamiyajinja.org/jpn/imamiya_JPN/toppu.html
2015 京都 紅葉の秘境
さて、我々も京都のジモチ-ですから、これまでのようなありがちな紅葉紹介では納得しません。
ここからは、京都の秘境ともいえる紅葉スポットを紹介します。
西明寺 京都 紅葉の秘境(1)
西明寺は京都の秘境である高雄にある紅葉スポットです。ここは京都で一番早く紅葉が見られるので、11月中旬には紅葉が見頃になってきます。
@elijpn
わざわざ行ったのに・・・
でも まだ キレイだったね~
京都・高雄の紅葉ですよ~ pic.twitter.com/BuB6m0rNbd
— ☆ゆみりん☆ゆ味醂☆ (@madobenohana) 2014, 12月 6
嵐山・高雄パークウェイなどの有料道路もある右京区の山奥ですが、ホテルや旅館なども多い観光スポットでもあります。
そこにあるのが「西明寺」で、さすがにここまで来て紅葉を見ようというアホはあまりいませんが、「神護寺」なども紅葉の名所なので、いくつかお寺を回ることもできます。
京都高雄にある神護寺は、洛北エリアにある紅葉の名所として有名な古刹(こさつ)です。京都市内では一番早くに色づき始め、見頃は11月上旬ぐらいからです(^o^)/
詳しくはブログをどうぞ! pic.twitter.com/E4k9Ht0sHB
— 英学(はなぶさ がく) (@gakuhanabusa) 2015, 10月 11
広いし山奥なので紅葉は大変キレイなところで、名物の「倍返りお守り」という一風変わったお守りもゲットできたりします。お財布に入る小さいお守り(200円)で、出費の倍のお金が返ってくるという世知辛いお守りです(笑)
ただし、行くのが大変で、タクシーでも市内(金閣寺や仁和寺)から30分はかかります。
(1)JR京都駅からJRバス高雄・京北線「栂ノ尾」「周山」行で約55分(槇ノ尾下車)
(2)京都市営地下鉄烏丸線四条駅から、市バス8系統で約50分、高雄下車、徒歩約15分。
バスで行くのが無難です。
京都府京都市右京区梅ケ畑槇尾町2
入園料:500円(オフシーズンは本堂のみ有料、紅葉シーズンは境内も有料)
開園時間:朝から夕方まで
高山寺 京都 紅葉の秘境(2)
高山寺は京都・高雄にあるお寺で、先ほどのところより少し北にある大きなお寺さんです。
高雄まで足を伸ばしての、高山寺。紅葉〜 pic.twitter.com/Rl1TOU0eeY
— たびすた (@tavi_star_) 2014, 11月 18
とにかくド広いので大変見応えがあります。
このお寺の入り口のところに市営の駐車場(100台)や食事処があるのですが、紅葉シーズンだけは駐車場は有料になります。
さらに、満車で停めることもなかなかできません。
(1)JR京都駅からJRバス高雄・京北線「栂ノ尾」「周山」行で約55分(栂ノ尾下車)
(2)京都市営地下鉄烏丸線四条駅から、市バス8系統で約50分、高雄下車、徒歩約15分。
バスで行くのが今のところ無難です。
京都府京都市右京区梅ケ畑栂尾町8
入園料:600円(オフシーズンは石水院のみ有料、紅葉シーズンは境内も有料で500円別途必要)
開園時間:8:30~17時
URL:http://kosanji.com/
沢ノ池 超秘境
沢ノ池は京都市内に近いのに行くのが大変という京都の秘境です。がしかし、バイクや自家用車で行くことができます。
車やバイクで行く場合は、池の入り口が広いので、そこに駐車可能です。(車での詳細な行き方は別の記事をご覧ください)
ただ、離合困難路線なので女性ドライバーには不向きです。
また、お店もトイレもありません。
しかし、人は少ないです。
そして、キレイな紅葉の超穴場がそこにあります。
沢ノ池
京都府京都市右京区
開園時間:24時間(夜はまっくら)
入園料:完全無料
京都紅葉の時期のホテル予約は?
ホテルなど宿の予約は困難で、数ヶ月前に予約しないとダメです。もうほんと、何もかもがダメダメです。
それでも、穴場的ホテルは存在していたりします。
激安とまではいかないまでも、京都では比較的に予約しやすく一泊1万円以下のホテルを厳選した記事もありますので、ぜひご覧ください。
ホテル編では、地元京都在住の我々から見て、ひいき目なく激安とはいかないまでも、予約しやすくて、お得な1万円以下ホテルをご紹介します。
京都の秋といえば「紅葉」です。京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」では紅葉の穴場の記事も多いのでぜひご覧になってみてください。
京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
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