今回の「京都案内」は、京野菜の代名詞「万願寺とうがらし」です。初夏になると出回ってくる京都のブランド野菜ですが、一袋300円程度でどこでも買えるのが京都です。しかし、7月に入ると「万願寺とうがらし」が消えるらしいのです。
なぜ「万願寺とうがらし」が消えるのか?
どうやら「祇園祭」と関係があるようですよ。
夏の京都のある時期に「万願寺とうがらし」が消えるらしい

夏の京都のある時期に「万願寺とうがらし」が消えるらしい
今の時期、京野菜で一番有名なものといえば「万願寺とうがらし(万願寺甘唐)」です。
初夏になると京都で見かけるブランド野菜で、京野菜の専門店はもちろん普通のスーパーでも売られるポピュラーな野菜です。
その「万願寺とうがらし」について八百屋さんと話していたところ、面白い話を聞くことができました。

初夏になると京都で見かける万願寺とうがらし(万願寺甘唐)
この「万願寺とうがらし」なのですが、7月1日から始まる「祇園祭(ぎおんまつり)」(本番は7月17日と24日)になると、京都の八百屋から姿を消すというのです。
6月下旬くらいは、まだまだ「万願寺とうがらし」は売られていますが、祇園祭になると「万願寺とうがらし」がある場所に集まって、他の地域では見られることが少なくなると言います。
では、それはなぜなのでしょうか?
万願寺とうがらしは祇園祭に来る観光客に売られる

夏の京都といえば「祇園祭」で観光客が集まります
毎年7月になると、京都は「祇園祭」一色になります。
観光客も、四条や河原町にばっかり集中するのですが、地元のサラリーマンもいる烏丸などでも夜は歩行者天国になって露店が出たりするほど賑わいます。
そうです。
この時期、祇園・四条には観光客が集まるので、京料理のお店やお土産屋さんなどが京野菜「万願寺とうがらし」を売るため買い占めるのです。
祇園祭の時期は京都から「万願寺とうがらし」が消える

万願寺とうがらし
八百屋さん 「祇園祭の時期は市場で万願寺甘唐が入手できないんだな!( º言º)」
祇園・四条には京料理のお店がたくさんありますが、夏の時期になると「万願寺とうがらし」は料理に当然使われています。
京野菜の代名詞というレベルで有名な野菜だからです。
ぶっちゃけいうと、地元ではあまり食べないのですが、観光で来ると地元の名産品を食べたいのでしょう。
祇園祭の時期は、万願寺とうがらしは祇園や四条で3倍くらいのお値段で売れるので、そちらに商品が回ってしまうため普通に入手するのが難しくなるということでした。(通常は一袋300円くらい)
※本ブログは非商業系であるため、お店には客として訪問しています(業者ではありませんので掲載費用の徴収や商品販売の勧誘などは一切していません)。内容も客としての視点でのみ書かれたものです。
※紹介したいお店は「美味しいお店」ではなく「気持ちよく食事ができるお店」です。お客様に対して失礼な対応があるお店は記事掲載後でも削除しています。
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記事を書いている人は飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のある「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを経験して退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。記事にした新店情報は2400件以上あります。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。