京都のベストセラー絵本作家・甲斐信枝さんが4月1日放送の『NHKスペシャル』で再度登場します。タイトルは「足元の小宇宙II 絵本作家と見つける 雑草 生命のドラマ」です。甲斐信枝さんは京都の嵯峨野に住んでいるおばあちゃんですが60年も現役で絵本を描いています。
では、甲斐信枝さんの絵本とはどのようなものなのでしょうか?
記事の内容
甲斐信枝さん 京都の絵本作家『NHKスペシャル』で紹介

京都・嵯峨野の自然を描く絵本作家 甲斐信枝さんがNHKスペシャルに登場
4月1日21時のNHKスペシャルは必見です。
昨年11月に放送され反響が大きかった京都の絵本作家「甲斐信枝さん」の密着ドキュメンタリー続編が放送されるからです。
タイトルは、NHKスペシャル「足元の小宇宙II 絵本作家と見つける“雑草”生命のドラマ」
甲斐信枝さんは京都・嵯峨野の絵本作家で、自然の植物や昆虫を60年以上も描き続けている方です。
甲斐信枝さんの絵本は京都の図書館ならどこにでもあります

京都・嵯峨野の絵本作家 甲斐信枝さんの絵本
代表作は絵本『雑草のくらし』という30年以上のロングセラーで、甲斐信枝さんの絵本は京都の図書館であればどこにでもあるほど有名です。
『雑草のくらし』ならたぶん一館に三冊ほどあるはずです。
他にも多数の絵本が出版されていますが、ほとんどの絵本は京都市内の市立図書館で借りることができます。
京都・嵯峨野を描く絵本作家 甲斐信枝さん

京都・嵯峨野の原風景 (2016年11月25日撮影)
甲斐信枝さんは、京都・嵯峨野を描く絵本作家として知られています。
視点は極めてシンプルで、空き地に咲く雑草も含む動植物をじっくりじっくり観察して、その季節の移り変わり・生き物の命が繋がっていく様子を緻密な描写で描いています。

絵本は草木の一本まで精密に描写されています
実際に絵本を読んでみると、草木や昆虫が色鮮やかに緻密に描かれています。
特によく描かれているのが「植物の命がつながっていくシーン」です。
植物の命がつながっていくシーン

植物の命がつながっていくシーン
「植物の命がつながっていくシーン」では、草木が種をどうやって子孫を残していくかが描かれています。
『たねがとぶ』という絵本では、大量の種を空に振り撒く「たんぽぽ・すいば・のあざみ・はるじおん」などが圧巻の表現力で描かれています。
でも、それがなんで飛ぶかまでは書かれてはいません。
なぜなら、自分の目で見たものだけを描いているからです。
それが「なんでそうなるのか?」は、読者がまた自分の目で実物を見て確認すべきことだからです。

嵯峨野に咲く「立浪草(たつなみそう)」
上の写真は嵯峨野に咲く「立浪草(たつなみそう)」です。
嵯峨野では珍しい植物ですが、タツナミソウはどこから来たのでしょうか?
それは、きっと四季を通じて野原を観察していれば分かることなのかもしれませんね。

京都・嵯峨野 稲穂 2016年8月10日撮影

京都・嵯峨野 田園風景 2016年8月10日撮影

京都・嵯峨野 コスモス 2016年11月2日撮影
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