2017年12月4日は京都の岡崎エリアで合計5頭のイノシシが目撃されました。東山高校や蹴上インクライン(琵琶湖疎水)で目撃されていますが、2017年は5月からすべて同じエリアで猪が目撃されています。
ということは、琵琶湖疎水から蹴上インクラインを通って来ていると思われます。
2017年は京都でイノシシが多く目撃される
2017年12月4日11時頃に京都市左京区の「東山高校」でイノシシ2頭が目撃されました。
当日は、京都市動物園の蹴上インクラインを逃げるイノシシ3頭も目撃されており、京都では5月から猪が町中を走るのが何度も目撃されています。
ここまで多く目撃されることは稀で、目撃場所のすべてが京都市南東部であることから「大文字山」付近でエサ不足が起きて「琵琶湖疎水」に迷い込んだ挙句「蹴上インクライン」の方へ向かうようにするしかなかったのではないでしょうか。
12月 蹴上インクライン~京都市動物園(4日14時頃に3頭)内1頭は永観堂へ逃走
11月 平安神宮~二条城まで逃走(27日昼頃に1頭)
6月 京大熊野寮(13日16時頃に1頭)
5月 ウエスティン都ホテル京都(7日10時頃に1頭)
ウエスティン都ホテル京都のイノシシ騒動
2017年5月7日10時頃に京都市東山区の「ウェスティン都ホテル京都」のロビーにイノシシが侵入したのが2017年最初の目撃情報です。
もちろん、山間部ではイノシシは日常的にいますが、街中まで降りてくることは珍しい事例でした。
イノシシは1メートル以上の大きさで、20分前には琵琶湖疎水を泳いでいたのも目撃されています。
京大熊野寮のイノシシ騒動
2017年6月13日16時頃に京都市左京区の「京大熊野寮」でイノシシが逃げ回るという騒動がありました。
左京区岡崎徳成町から「冷泉通」から「京大熊野寮」まで来たとされていますので、これも琵琶湖疎水を通って来た可能性が高いと言えます。
この辺りはすぐ東が山になっており、「大文字山」もしくは滋賀県の山中から琵琶湖疎水を通って来ることは十分ありえます。
二条城のイノシシ騒動
2017年11月27日12時頃に京都市左京区岡崎の「平安神宮」から中京区の「二条城」までイノシシが逃げ回るという騒動がありました。
約3.5kmほどある距離をイノシシが快走したということですが、最後は二条城の堀に落ちて捕獲されました。
この騒動でも、最初に発見されたのが岡崎エリアで琵琶湖疎水のある場所です。
蹴上インクラインのイノシシ騒動
2017年12月4日14時頃に京都府京都市左京区の「蹴上インクライン」から左京区岡崎の「京都市動物園」までイノシシが逃げ回るという騒動がありました。
今回も同じく岡崎エリアでのイノシシ目撃情報で、「蹴上インクライン」から来たということは「琵琶湖疎水」を通ってきた可能性が高いと言えます。
この日は同じ場所で3頭が目撃されており、1頭は永観堂へ逃げ込んだため、その日のライトアップは中止となりました。
「蹴上インクライン」のすぐ東側は古くから墓地などがある森深い山でイノシシがいても不思議ではない場所です。
東山高校のイノシシ騒動
2017年12月4日11時頃に京都府京都市左京区の「東山高校」でイノシシ2頭が校内を逃げ回るという騒動がありました。
この場所も、他と同じエリアで南禅寺のすぐ北で、山側には紅葉の名所「永観堂」があります。
そのため、同じく「琵琶湖疎水」を通って来た可能性があります。
イノシシなどの野生動物は、山から人里に降りてきてもすぐ山方面に逃げるものですが、山へ逃げづらい場所で目撃されていることから「琵琶湖疎水」に何らかしらの要因で入り込んでしまい、川道を通るしかなくなって出口の「蹴上インクライン」界隈で目撃されているのでしょう。
もし、エサ不足だけで人里まで猪がおりてきているなら、もっと他の地域(北区や右京区)でも目撃されているはずです。
すると考えられるのは、一歩通行である「琵琶湖疎水」に山から入り込んでしまうポイントがあるという可能性だと思われます。