2015年8月、日本でも「Windows10」へのアップグレードが出来るようになったのでアップグレードして、ネット回線高速化の方法を検証してみました。
結論からいって、Windows10では既存のネット回線高速化は必要がないという結果となりました。
なお、今回はモバイル回線で検証しています。
【Win10】MSI S20でWindows10アップグレード
記事の内容
Windows10でネット回線を高速化する方法
2013年に「Windows8でネット回線を高速化する方法」という記事を書きました。その方法は長く使われ、実績のあるネット高速化手法で、Windows8までなら回線速度が数倍高速化される方法でした。
(1)TcpAckFrequency(ACK)を設定する
(2)HTTP 1.0とHTTP 1.1の同時接続要求を設定する
(3)RWINは自動チューニングで使う
レジストリエディタ(regedit)の起動方法
まず、レジストリエディタ(regedit)の起動方法のおさらいです。

古いバージョンのWindowsの場合は「コマンドプロンプト」を使います

最新バージョンのWindowsの場合は「Windows PowerShell」を起動
現在の最新バージョンのWindowsの場合は「Windows PowerShell」を起動してください。
「マイコンピュータ」から、OSのあるドライブをクリックした状態で、メニュー「ファイル」から「Windows PowerShellを開く」を使います
管理者権限でやっておけばとりあえず問題ありません。

コマンドプロンプトの場合

Windows PowerShell の場合
この「コマンドプロンプト」または「Windows PowerShell」で「regedit」と入力してエンターキーを押すことで、レジストリエディタ(regedit)が起動します。
Win10でTcpAckFrequency(ACK)を設定する
レジストリエディタで以下のアドレスを探します。「ネットワークアダプタID」は各々異なりますが、複数ありますので、その中から「192.168.*.*のアドレスがあるアダプタID」を探してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥Tcpip¥Parameters¥Interfaces¥ネットワークアダプタID
そのアダプタIDの中に、「TcpAckFrequency」を右クリックでDWORD32で作成して、設定は16進数で「1」にすることで、ネットワークアクセスには一定のディレイ(遅延)を減らすことができ、Ping速度が1/2程度まで速くなります。
ただ、これについては使用回線や地域によって、どんなに頑張っても限度があったりします。
HTTP 1.0とHTTP 1.1の同時接続要求を増加させる
これは、以前にブラウザの同時接続が制限された時に、それを増やす方法として使われていたものです。
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Internet Settings
「MaxConnectionsPerServer」をDWORD32で作成。設定は10進数で「16」に設定。
「MaxConnectionsPer1_0Server」をDWORD32で作成。設定は10進数で「8」に設定。
注意:上の後者は「1」と「_」(アンダーバー)と「0」(ゼロ)が入っています。
しかし、Windows10で設定後にスピードテストで複数回測定してみましたが、速度に変化はありませんでした。
RWINを自動チューニングに設定する方法
これは、過去「RWIN」に自動チューニング機能が搭載された時に使われた方法ですが、これはたぶん今でもデフォルトになっているように思います。
先ほどの「コマンドプロンプト」で以下のコマンドを入力して、エンターキーを押すだけです。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted
念のため設定してみましたが、Windows10では特に回線速度に変化はありませんでした。
結論(検証結果)
「Windows8.1」(非チューニング)から、「Windows10」にアップグレードしただけで、OSそのものが軽く動作も軽くなっていました。
「Windows10」は軽い動作をするOSで、「Windows8.1」をチューニングしたのと変わりない操作性がありました。
そのため、これまで行って効果のあった「ネット回線高速化」は不要だと思われ、むしろ措置することで、厳密には若干数値が悪くなっていました。
今回の検証マシン
今回は「MSI S20」で検証を行いました。
パソコンの性能によっても、回線速度の数値は増減しますので、今回の数値は「MSI S20」にモバイル回線での検証であることは、あらかじめご了承ください。
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軽いセキュリティソフトを使う
セキュリティ対策ソフトというのは、とにかく重いです。
しかし、最近はウイルスも巧妙なので、なんらかしら導入する必要があるのですが、無料版はメールやフィッシングサイトに対応していない場合があります。
そこで、有料ですが、今一番軽く、一番強固だと定番になっている「ESET パーソナル セキュリティ」がおすすめです。(大変お安いです)
2015年8月31日までWindows10発売記念で「ESET パーソナル セキュリティ」の3年分が3240円(税込)でダウンロード販売されています。
できれば、スマホ用でも使えるように5台ライセンスのファミリー版が良いでしょう。値段も少し高いだけです。
最近のウイルス対策ソフトでは一番強力かつ一番軽い定番ソフトです。
OCN光 マンション ネット回線を契約して1年経過しました。そこで、契約~1年経過後の感想も含め、困ったことがなかったかなどの使用レビューをしておきます。月額費用やキャッシュバックなど金銭面についても考慮して、京都では「OCN光」を契約しましたが概ね良好です。
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