京都のカモの引っ越しが7月22日放送『天才!志村どうぶつ園』で取り上げられます。6月11日に左京区「要法寺」に住む数羽のカモ(アイガモ)が鴨川へ引っ越したのが話題になったのですが、当日は『志村どうぶつ園』のスタッフも目撃されており取材していました。
とはいえ、一概に「カモ」といっても種類が多くてややこしいのです。
京都のカモを『志村どうぶつ園』が密着

京都の鴨川にはカモをはじめ多くの野鳥がいます
7月22日放送の『天才!志村どうぶつ園』で、京都の引っ越しするカモに密着取材した様子が放送されます。
毎年報じられていますが、今年の6月11日に左京区「要法寺」に住み着いている数羽が鴨川に引っ越したと報道されており、その際に『天才!志村どうぶつ園』のスタッフも目撃されていました。
ちなみに、上の写真は出町柳の「鴨川デルタ」ですが、この辺りから北に行くほど鳥は多くなってきます。
京都市左京区の要法寺の池で暮らすカモの親子6羽が11日午前、寺の西を流れる鴨川まで約700メートルを歩いて引っ越ししました。川端署員も出動し、最大の難所である川端通では車も停車して通行を手助けしました=京都総局・長沖真未撮影https://t.co/oTSdpQ6vEC pic.twitter.com/CAG0rp5UTl
— 読売新聞YOL (@Yomiuri_Online) 2017年6月13日
6月11日の引っ越しでは、カモの種類が産経新聞の報道では「マガモ」となっていましたが、その他の新聞社では特定せずに「カモ」となっていました。
よく「カルガモの引っ越し」も話題になったりしますが、カモの種類の違いはかなり区別が難しいと言えます。
京都・三条大橋付近を歩いていたら、昼間から餌を狙う「ゴイサギ」がいました。この鳥は夜行性のはずですが?#京都 pic.twitter.com/A7sOIosoVI
— ノーディレイ (@nodelayworks) 2017年5月18日
マガモ

マガモはクチバシが黒く、体毛は茶色
上の写真は若い「マガモ」で、クチバシが全体的に黄色くなる前の状態です。(上辺が少し黒い)
幼いマガモはクチバシが黒いので、クチバシが黒くてもマガモの場合があります。
上の写真はメスのマガモで、生殖羽(せいしょくう)という繁殖期に見られる美しい羽毛の状態です。
クチバシは黄色い(若いと少し黒が上辺に残る)
体毛は茶色
繁殖期の雄は黄色のクチバシで頭部が緑色
マガモを家畜にして品種改良したのが「アヒル」
マガモとカルガモの雑種「マルガモ」という似た鳥もいる

繁殖期の雄は黄色のクチバシで頭部が緑色(2017年5月28日鴨川)

幼いマガモはクチバシが黒く、体毛は茶色
カルガモ

カルガモはクチバシの先端が黄色い
上の写真は「カルガモ」です。
よく「カルガモの引っ越し」が話題になったりしますが、特徴は「クチバシは黒いが先だけ黄色」という点です。
クチバシは黒いが先だけ黄色
体毛は茶色
目のところのラインが白く目立つ
アイガモ
アイガモは今年も6月11日に京都の要法寺に住み着いている数羽が鴨川に引っ越したと報道されています。
産経新聞では「アイガモ」と報道していますが、その他では「カモ」と表記されています。
「アイガモ」は雑種というか交配種です。
カモ親子、鴨川へ。京都市左京区の #要法寺 の池で生まれた #カモ の子ども6羽が、母親と一緒に寺の西を流れる #鴨川 まで約700メートルを歩いて引っ越ししました。引っ越しは1時間半ほどで完了したそうです(長沖真未撮影)記事は→https://t.co/OhWnvH1mLw pic.twitter.com/ghMq7rdGYA
— 読売新聞写真部 (@tshashin) 2017年6月12日
アイガモはマガモと似ていて識別が難しいのですが、クチバシが黒色であるのが違いです。(マガモも幼い時期はクチバシが黒)
ただし、要法寺に住み着いているアイガモはクチバシにややオレンジ色が残っています。
カモは種類が多く見分けが難しい上に雑種もいるので「カモ」も「アイガモ」も交配種であることを意味しているんだと思われます。
なお、食用である交配種である本来の「アイガモ」は「鴨南蛮うどん」に使われるのですが、実際に使われるのは「アヒル肉」がほとんどです。
クチバシが黒色
体毛は茶色
マガモとアヒル(家鴨)の雑種
アヒルはマガモを家畜にして品種改良した鳥
家畜なので本来は野生ではない
なお、カモについては「決定版 日本のカモ識別図鑑日本産カモの全羽衣をイラストと写真で詳述」という書籍が詳しいです。
志村どうぶつ園 7月22日 予告
志村どうぶつ園 7月22日 予告は以下のとおりです。
京都の街中を1km歩いて引越すカモの親子に長期に渡って24時間密着!知られざれる生態…次々と襲いかかる危険…さらに引越しを始めた親子に意外な展開が!
京都市街地のど真ん中、しかも1kmにも及ぶ距離を歩いて引越すというカモの親子に24時間密着!1か月半に及ぶ長期取材で見えてきた知られざる生態…次々と襲いかかる危険…さらに引越しを始めた親子に意外な展開が…!母の愛と知恵を感じる感動巨編です!▽志村園長がプリンちゃんに知育グッズをプレゼント!すると予想外のその内容にプリンちゃんが…▽DAIGOはワニだらけの動物園にいる珍獣マナティに会いに…
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