ブランドアジ(あじ鯵)は数多くあるものの、サバやマグロに鮭などと比較するとあまり知られているものではありません。その中でも「関アジ」が一番知られていますが、他にも「旬あじ」(ときあじ)や「どんちっちあじ」などのブランドがあります。
5/9放送『月曜から夜ふかし』でも「どんちっちあじ」が紹介されます。
どんちっちアジ
5/9放送『月曜から夜ふかし』で「最旬!ブランドアジで作る究極アジフライ」という企画が放送されるのですが、マツコにとれたてを食べさせてあげたい件で、マツコさんが「どんちっちあじ」を食べることになっています。これは「アジの大トロ」と呼ばれている脂質の多いアジです。
今日は「どんちっちあじ」(脂質10%以上)を使ったこあじ寿しを昼食に、松江まで向かってます。 pic.twitter.com/n93ezKV27X
— 森本 隆裕:石見(いわみ)便り (@tmorimot1) 2015年8月26日
ゆるキャラの「しまねっこ」がよく「どんちっちあじ」の営業をしていますが、これは島根県の「浜田」のブランドあじなのです。
(水揚)島根県(浜田)
(漁場)島根県西部沖
(特徴)脂のりが良い
(旬)4月~9月
脂のりの良いアジ(アジの大トロ)として知られており、身の1割が脂質だと言われています。
島根県西部沖は魚の餌となるプランクトンが豊富なのですが、この島根県西部沖プランクトンは脂質であることが要因だと言われています。
通販お取り寄せは干物の取り寄せが可能となっていました。
出水のアジ(いずみのあじ)
ブランドあじの中でも「おいしい」と言われているのが「出水のアジ」(いずみのあじ)です。
鹿児島出水のアジ。絶対に美味しいです!!! pic.twitter.com/47bSUtIkbA
— 小田急相模原 竹寿司 (@takezushiwaka) 2014年10月27日
いわゆる「黄金アジ」で、鹿児島県の出水市名護で水揚げされたものです。
漁場は、鹿児島県の天草(上島・下島)の南にある内海の八代海(やつしろかい)です。
内海のアジは、あまり動き回らないことから脂のりが良いアジとなっています。そのため、お寿司で食べるのが良いとされます。
(水揚)鹿児島(出水市名護)
(漁場)八代海
(特徴)一本釣り・脂のりが良い
(旬)初夏
通販お取り寄せはあまりなく、楽天で干物が若干出ているだけです。
関アジ
ブランドあじとして一番有名なのが「関アジ」です。
大分旅行に来てます! 関アジ美味しいヽ(*´∀`*)ノ pic.twitter.com/kthWks1rou
— 마포-まぽ- (@specialma_po) 2016年5月3日
これは九州と四国の間にある豊後水道の「豊予海峡」(ほうよかいきょう)で、主に一本釣りされた大きなアジのことです。
漁場は同じでも、水揚げされる場所でブランド名が変わりますが、以下のブランドが同じ漁場です。
(水揚)大分(佐賀関)
(漁場)豊後水道(豊予海峡)
(特徴)一本釣り・コリコリ食感
(水揚)愛媛(佐田岬)
(漁場)豊後水道(豊予海峡)
(特徴)一本釣り・コリコリ食感
(水揚)愛媛(伊方)
(漁場)豊後水道(豊予海峡)
(特徴)一本釣り・コリコリ食感
(水揚)愛媛(八幡浜)
(漁場)豊後水道(豊予海峡)
(水揚)愛媛(三瓶町)
(漁場)豊後水道(豊予海峡)
通販お取り寄せが一番簡単で、有名なアジであることから入手は容易です。
【鮮魚】 一本釣り活け締め 関アジ×2尾 【送料無料】 【関あじ/鯵/佐賀関/せきあじ/セキアジ/刺身/生】【楽ギフ_のし宛書】
旬あじ(ときあじ)
ブランドあじとしてよく聞くのが「旬あじ」(ときあじ)です。
さっそく食事に!
旬あじ三昧(刺身と炙りとタタキ)と筍の刺身です(^O^)/ pic.twitter.com/SfGhJdC9— kimura satoshi (@kimu_sato_0027) 2012年4月29日
これはアジ漁獲量日本一である長崎県松浦で水揚げされたアジのことを言います。
漁場は九州や中国地方の北部の海域で、対馬や五島列島がある日本海側の漁場になります。
低脂肪のアジで、干物やアジフライなどにして食べられることが多いようです。
(水揚)長崎県(松浦)※アジ漁獲量日本一※
(漁場)九州北部「対馬・五島列島」~島根(浜田)
(特徴)低脂肪
(大きさ)100g以上
(旬)旬は4月~8月
通販お取り寄せは干物でお取り寄せが若干ありました。
ごんあじ
黄金アジで「ごんあじ」というブランドあじがあります。
ごんあじは食べとけってガイドブックに書いてあった pic.twitter.com/FrTXacsgCp
— めぐな (@ru1939) 2016年4月29日
長崎県の新三重漁協のブランドあじで、脂のりが良いことで知られています。
これも九州の五島列島付近のアジで、五島灘が漁場になっています。
脂のりが良いことで知られており、お刺身やお寿司に海鮮丼などで食べられることが多いようです。
(水揚)長崎県(新三重漁協)
(漁場)五島灘(五島列島)
(特徴)黄金色・脂のりが良い
(大きさ)250g以上
ただし、通販お取り寄せは干物があるだけでした。
長崎県五島 ごんあじ(真あじ)一夜干し(200g×5枚) ごんあじとは五島灘で漁獲された黄金色した瀬付き真あじのことです。 【厳選セレクト、産地直送、特別ポイントアップ商品】
野母あじ(のもんあじ)
上の「ごんあじ」と同じ五島灘(五島列島)が漁場でも、水揚げが長崎県(野母崎)のものは「野母あじ」(のもんあじ)と呼ばれています。
長崎ブランド魚、野母んあじ。 pic.twitter.com/RodDVG2UAi
— 橙次郎 (@pulchan0) 2016年3月5日
(水揚)長崎県(野母崎)
(漁場)五島灘(五島列島)
(特徴)一本釣り・コリコリ食感
(大きさ)26センチ程度で300g~500gの大サイズ
(旬)4月~6月、10月~12月
通販お取り寄せは、サイズの小さい「若ごんあじ」の干物が売られていました。
まとめ
アジというか魚は漁場が同じでも、水揚げ地により「ブランド」があります。
「ブランド魚」と言われており、アジの場合は「ブランドアジ」があり、いくつもの特徴的なアジが存在しています。
有名なのは「関アジ」です。
アジは脂身は多くはありませんが、その中でも脂質10%と言われる「どんちっちアジ」があります。これは、5/9放送『月曜から夜ふかし』でも紹介されます。
高級料亭やお寿司屋さんで話題になるのは「出水のアジ(いずみのあじ)」で、これも脂のりが良いアジとして知られています。
他にも「瀬付きアジ(山口県萩市)」「トツカアジ(和歌山南部・淡路島南部)」「メクリアジ(淡路島北部)」などがあります。
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