長野県伊那市の雑貨店「グリーンゲイブルズ」の小平和夫さんが『人生の楽園』で紹介されます。住宅地の中にある個人宅を改装した雑貨店ですが、なぜ紹介されるのでしょうか。どうやら、ご主人が「伊那市駅」に近い商店街にある看板建築のミニチュアを製作しているからのようです。
地方都市の無名のお店でも、全国放送で紹介されるキッカケというのはほんのちょっとしたことからなのかもしれません。
記事の内容
グリーンゲイブルズ 小平和夫さん『人生の楽園』で紹介

長野県伊那市の風景、移住するには良い所です
毎週楽しみにしているテレビ朝日の良質な番組『人生の楽園』は長野県伊那市にある小さな町のアンティーク雑貨のお店が紹介されます。
お店の名前は「グリーンゲイブルズ」。
小平和夫さん(元小学校教諭)ご夫妻が経営されているのですが、ご主人が街並みの「看板建築」のミニチュアを作っていることでテレビで紹介されるとのことです。
今回のような全国番組で紹介されれば、知名度が上がるので地域振興にとっても喜ばしいことです。
地元のミニコミ誌や地方番組では紹介される機会があっても、集客にはなかなかつながりませんが、全国放送の『人生の楽園』であれば影響力は計り知れないからです。
看板建築のミニチュア

「看板建築」の建物
地方で手作り雑貨店は多いのですが、なかなか経営は難しそうです。
しかし、全国放送の『人生の楽園』で紹介されれば、また変わってくるでしょう。
では、なぜ『人生の楽園』で紹介されるのかというと、ご主人が地元にある「看板建築」の建物がある商店街をミニチュアで製作して展示しているからでしょう。
こういう、ちょっとした違いはやっている本人は気が付かないかもしれませんが、紹介する側にとっては「ちょっと珍しい」と思ってしまうことなのです。

東京下町の「看板建築」
ちなみに「看板建築」というのは、人から見える表面だけ豪華な西洋式にした建築様式のことで、関東でも結構あるのですが、京都にもたくさん残っています(京都の看板建築についてはこちらが詳しい)。
大正~昭和初期の建築物で見られるのですが、建物のほとんどは木造で安く作ってあって、表から見える部分だけ豪華という建物のことです。特徴としては、デッパリが少なく3階建ての平面造りであることです。
今回『人生の楽園』で紹介される小平和夫さんは、伊那市春日町に残っている「看板建築」のミニチュアなどを製作しているそうです。
趣味が良いですよね。
「なぜ紹介されるに至ったのか?」を考えながら番組を見る

雑誌でもトップ掲載でなければ効果は薄いものです
7月1日放送『人生の楽園』で紹介される「グリーンゲイブルズ」さんも「なぜ紹介されるに至ったのか?」を考えながら番組を見ると、経営者には参考になります。
今回のように全国放送の『人生の楽園』で紹介されれば、その影響力はかなり大きいので、個人事業主はアイデアを日々考えていかなければなりません。
・全国放送のテレビ番組
・地方のローカル番組
・新聞
・ネットの口コミ
・全国販売の雑誌
・ローカル誌
・ミニコミ誌
・大学サークルの広報誌
※上の方が影響力が高い
大学のサークル広報誌に1マス2500円で広告を掲載する個人事業主も多いと思いますが、安価であるだけ影響力も小さいです。
しかし、全国放送の『嵐にしやがれ』とか『マツコの知らない世界』や『人生の楽園』諸々などに紹介されれば、ローカル誌の効果よりも1万倍は大きい効果が得られます(osumituki.comによる測定値)。
特に「メイン紹介」として扱われれば、雑誌でも効果は大きくなってきます。
グリーンゲイブルズ(長野県伊那市)
さて、そんな「グリーンゲイブルズ」さんですが、住宅街にある個人宅が雑貨店になったお店です。
看板建築のミニチュアは、JR飯田線「伊那市駅」に近い「平沢電機」さん(地図)などが紹介されると思われます。(上のストリートビュー)
ちなみに本物の「グリーンゲイブルズ」はカナダ・プリンスエドワード島にある赤毛のアンのモデルになった建物のことですね。

カナダ・プリンスエドワード島にあるグリーンゲイブルズ
長野県伊那市荒井4331-7
営業時間:10時~19時
定休日:不定休
URL:https://greengablessite.wordpress.com/
人生の楽園 7月1日 予告
人生の楽園 7月1日 予告は以下のとおりです。
長野県伊那市で、懐かしい商店街の姿をミニチュアで再現している63歳の男性を紹介。68歳の妻は、バラの花に囲まれた手作り雑貨の店を営んでいる。
長野県伊那市の「通り町商店街」には、“看板建築”と呼ばれる味わいある店が建ち並ぶ。昭和20年代に建てられたこの貴重な商店街を、主人公は1軒1軒歩き回り、大きさや形を現地調査し、トールペイントで丁寧に色づけして精巧なミニチュアを作りあげる。この作品が展示されているのが、妻が営むアンティーク雑貨と手作り小物の店。店の周りには、夫婦で手入れしたバラの花が咲き誇り、近所の方を招いてバラの鑑賞会も開催した。
「人生の楽園」で紹介されたお店の場所などを確認しています。地元の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
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