5月中旬頃に千葉県鴨川市であばれる君が目撃されており撮影の中身が気になっていたのですが、どうやら7/22放送『ナニコレ珍百景』の撮影ロケだったようです。場所は源頼朝伝説のある「名勝 仁右衛門島」です。
予告では「代々ある一族が住み続ける島」としか書かれていませんが、鴨川市にある「仁右衛門島」という観光地に住む平野一族のことです。
仁右衛門島
仁右衛門島は千葉県鴨川市にある名勝で、古くから平野一族が住んでいる個人所有の島です。
島自体は大きくはなく、港からも数十メートルしか離れていませんが、橋などがなく渡し船で観光することができる有名観光地です。
千葉県鴨川市太海浜445
営業時間:8:30~17時
入島料:1350円(船代+入島料)
URL:http://niemonjima.web.fc2.com/
源頼朝伝説と仁右衛門島
@ario_inane
なぜ鴨川市に例えたかというと、ここに仁右衛門島という、千年とかそのくらいの期間にわたって仁右衛門さん一家しか住んでいない島があり、そこへ行ってみたいと思っているのです笑 pic.twitter.com/r0enj9P3eq
— 医学生Ario (@ario_inane) 2015, 7月 5
仁右衛門島が知られているのは、源頼朝が1180年8月22日に平家軍の大庭景親との戦い(石橋山の戦い)で敗走した際に、当時の当主である平野右衛門に匿われた伝説が残っているからです。
伝説によれば、源頼朝は1180年8月22日の「石橋山の戦い」で敗れ、神奈川県小田原市から船で敗走。
翌8月23日に「千葉県鴨川市貝渚」に逃げたところを夜襲され、平野仁右衛門が島に匿ったという伝説です。
しかし、この伝承はかなり怪しく、平野家はそもそも江戸時代にこの地に移り住んだという資料もあります。
また、実際の「石橋山の戦い」は1180年8月23日に行われおり、実際に源頼朝が逃れ布陣した「しとどの窟」にいたのが8月24日と『吾妻鏡』に記録されています。
源頼朝が安房国(今の房総半島南端)に逃れたのは8月28日で、真鶴から船で房総半島へ渡っています。
よって、平野家の源頼朝伝説とは日付も違うのですが、そもそもとして源頼朝が仁右衛門島にいたという事実は存在しておらず、伝説という真実でしかありません。
それはともかくとして、源頼朝が一時的に数日ほど千葉県の房総半島南端にある安房国に逃れ、すぐ9月にはこの辺の武家と共にまた挙兵したのは事実です。
まぁ、当時から商売のお上手な一族だったのかもしれませんけど(笑)
その他の『ナニコレ珍百景』関連記事もまだまだたくさんあります。
Twitterの口コミや感想
仁右衛門島、無人の食堂。 pic.twitter.com/crRJJaNfOk
— r o l a n d (@RolandAnyways) 2015, 6月 17
最新記事はトップページで!
京都発・地方が盛り上がるグルメや観光に撮影ロケ地の話題を提供!