大辻朝日堂さん製造の「薩摩錫器の手彫鎚目ロックグラス」が、5月9日放送『マツコの知らない世界』で紹介されるようです。薩摩錫器(さつますずき)は鹿児島の伝統工芸品で300年の伝統があるスズ製の器です。しかし、実は国内唯一の工房だった大辻朝日堂さんは2017年3月で廃業されているのです。
現在は在庫分が売られているだけということで今後入手は困難になってきます。
記事の内容
薩摩錫器の手彫鎚目ロックグラス『マツコの知らない世界』で紹介

スズで作ったコップで飲む水はおいしい?
5月9日放送『マツコの知らない世界』で「一生使える日用品の世界」の企画(ナビゲーター:河内宏仁さん)が放送されます。
その中で、とある器が紹介されるのですが、マツコさんが普通のガラスコップの水と飲み比べて「全然違うんですけど」と言っている器があるのです。
予告では「薩摩錫器」と書かれておりロックグラスが映っています。
予告で映っていたのは、鹿児島の伝統工芸品「薩摩錫器(さつますずき)」で「手彫鎚目のロックグラス」です。
お値段は9000円程度で、グラスにしては高価ですが、手彫りの「鎚目」が施されている職人の技が見て取れる器であることを考えればお安いと言えます。
大辻朝日堂 2017年3月いっぱいで閉店
では、この鹿児島の伝統工芸品「薩摩錫器(さつますずき)」はどこで製造しており、どこで購入できるのでしょうか?
製造は「大辻朝日堂」さんという、国内唯一の「薩摩錫器」の製造会社さんです。
創業は大正元年からなのですが、実はこの「大辻朝日堂」さん・・・・
2017年3月いっぱいで閉鎖されてしまっています。

大辻朝日堂 2017年3月で閉店しサイトにつながりません
ということは、現在発売されている「薩摩錫器」を入手しなければ、今後は「薩摩錫器」を手に入れるのが困難になってくるということです。
鹿児島県鹿児島市西田2丁目17−17
URL:http://ootsujiasahidou.com/
錫器の特性
薩摩錫器で飲むお水がおいしいとされるのは「イオン効果」で水がまろやかに感じると、だいたいどこでも説明されています。
・錆びないので長年使える
・熱伝導率が良い
・柔らかいので手彫り加工しやすい
・イオン効果で水やお茶をまろやかにするとされる
ただし「イオン効果」も「不純物を浄化する」という説明も根拠はなく「そう言われている」というだけです。
金属には防菌効果はあるのですが、それが味に影響があるというわけではありません。
これは気持ちの問題で、高級食器で食べる料理が美味しく感じるようなものに近い感覚だと思われます。
Twitterの口コミや感想
卒論でお世話になっている大辻朝日堂さんから頂いた鹿児島伝統錫器。直筆名前つき。感謝です。
卒論頑張ろ!! pic.twitter.com/wsrqX32cpq— kenko (@kenko75254680) 2016年10月5日
マツコの知らない世界 5月9日 予告
マツコの知らない世界 5月9日 予告は以下のとおりです。
伝統工芸が劇的進化!一生使える日用品の世界!超断熱コップ&2年待ち包丁&構想9年!究極のすり鉢…マツコ驚愕の12品▼文字で印象が激変!フォント世界
伝統工芸が劇的進化!一生使える日用品の世界!520人の職人さんを訪ね歩いた男性が厳選!8時間たっても氷が溶けない超断熱コップ&2年待ち包丁&すり鉢に革命が起きていた!さらに今大人気!墓石職人&瓦職人が作るオシャレ雑貨▼文字で印象が激変…フォント世界!絶対フォント感をもつ数学教師の奥深すぎる世界にマツコも驚嘆!文字を変えただけで売上40倍以上!?絶滅寸前…懐かしい字体も続々!
漆100%の酒器「thin S color 全5色セット」が『マツコの知らない世界』で紹介されます。液体の漆だけを20回ほど塗り重ねて成型した器で薄く軽い器になっています。
「マツコの知らない世界」で紹介されたお店の場所などを確認しています。地元の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
最新記事はトップページで!
京都発・地方が盛り上がるグルメや観光に撮影ロケ地の話題を提供!