さきほど紹介した「東北No1秘境駅」の岩手県にあるJR山田線「大志田駅」「浅岸駅」よりも、もっと酷い駅が世の中にはあります。
我々や皆さんのような都会育ちのシティーボーイズで進歩的文化人は、なかなか理解できないのが「林道」という存在ですが、ググルマップを見ていると地図で「うっすら」「ほっそり」と書いてある道が「林道」です。
日本は戦後すぐくらいまで「林業」が盛んで、日本の主要産業だったことは前々から書いていますが、舗装もされていない森の中を通る道のことを言います。「ハイキングコース」と言った方がわかりやすいかもしれません。
そんな林道でしか行けないJRの駅が世の中にはあります。
JR飯田線「小和田駅」は林道でしか行けない駅(林道でも行けないかもしれない)
JR飯田線「小和田駅」は静岡県の駅です。駅自体はそこそこ立派な木造駅舎とホームがあるのですが、周囲には山と川しかなく、一番近い集落からも5kmは離れており、かつ道がありません。
しかし、なぜか線路はあるという駅です。
結構拡大して、やっと細い道が見えます。これが「林道」なのですが、林道といえども周囲に家があれば普通は舗装してあることがほとんどです。
しかし、ここは舗装すらしていません。
唯一つながっている林道がこのルートなのですが・・・
左下の始点の入り口が、以下のような状況です。
道がありません。
地方の林道をよく通る方なら、ご存じかもしれませんが、このパターンは「けもの道」です。
茂みに覆われているとか、幅20センチしかないとか、どう見ても崖でよく見たらロープあったとかのアレです。
もはや道ではない道からスタートするのが、このJR飯田線「小和田駅」という存在なのです。
過去、チャレンジャーが駅から道に出ようとチャレンジするも「道がない」という敗北に終わっている最強駅と言えるでしょう。
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