11/13、奈良県橿原市(かしはら)の古墳群(新沢千塚古墳群)で出土した「ガラス皿」と「ガラス括碗」が、ローマ帝国で見つかったローマ・ガラスの化学組成と一致したことがわかりました。
ガラス皿:ローマ帝国ローマ・ガラスと同じ
ガラス括碗:ササン朝ペルシャクテシフォンの王宮遺跡「ベー・アルダシール」のガラス片と同じ
どちらも紀元前27年から600年時代の西洋から来たものではないかとされ、当時から東西の交流があったことを表す貴重な発見となります。
国内出土のガラス器でローマ伝来と科学的に裏付けられたのは初めてです。
場所は「歴史に憩う橿原市博物館」の裏の新沢千塚古墳群(国史跡)の126号墳(5世紀後半)。
5世紀後半といえば、古墳時代です。
直で交流があったというよりも、西洋から大陸を渡って、さらに海を渡って日本まで来たのでしょうね。
歴史に憩う橿原市博物館
奈良県橿原市川西町858−1
営業時間:9時から17時
休館日:月曜
入館料:300円
http://www.city.kashihara.nara.jp/hakubutsukan/
なお、現在ガラス皿は「東京国立博物館」に所蔵されています。
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