2019年3月7日放送の『ビーバップ!ハイヒール』で知られざる穴場スポット!『関西マニアック博物館BEST7』が紹介されます。大阪府茨木市にある「キリシタン遺物史料館」と京都市「おもちゃ映画博物館」が紹介されるそうです。
記事の内容
大阪府茨木市「キリシタン遺物史料館」が『ビーバップ!ハイヒール』で紹介

大阪の北部に隠れキリシタンの里がある
2019年3月7日放送の『ビーバップ!ハイヒール』で、大阪府茨木市にある博物館が紹介されます。
大阪で「なぜ?」と思うような博物館なのですが、その博物館とは・・・・
茨木市立キリシタン遺物史料館
です。
大阪府茨木市の北側、京都府亀岡市と隣接する山間部にある地区「千提寺(せんだいじ)」にある博物館で、その土地に住んでいたキリシタンの遺物を展示している博物館です。
でも、なぜ茨木市(いばらきし)にキリシタンの遺物があるのでしょうか。
実は、この大阪府茨木市の北側「千提寺、下音羽(しもおとわ)」地区というのは隠れキリシタンが住んでいた土地だからです。
大阪府茨木市に隠れキリシタンの里がある理由

カトリック高槻教会にある高山右近の像
すぐ南東は大阪府高槻市(たかつきし)ですが、そこにひとりの大名がいました。
キリシタン大名で高槻城主でもあった有名な「高山右近(たかやまうこん)」です。
明智光秀の子分(寄子)で、敬虔なクリスチャンであった人物です。
彼は人徳の人と言われ、高山右近の影響でキリスト教を信仰するようになった人々が、かつてこのエリアにもいたのです。

カトリック高槻教会(大阪府高槻市野見町2−26)
1549年(天文18年)、フランシスコ・ザビエルによって日本に伝来したキリスト教は、時の権力者である「織田信長、豊臣秀吉、徳川家康」に当初は技術の供与や南蛮貿易などで関係を保っていたのですが、1596年(慶長元年)に起きた「サンフェリッペ号漂着事件」以降は権力者の迫害を受けるようになります。
その代表的な出来事が豊臣秀吉によってキリシタンへの見せしめとして行われた「日本二十六聖人ルドビコ」の磔です。
宣教師やキリシタン26名を関西から長崎まで見せしめのため歩かせ、長崎の地で磔にしたという出来事です。
そのため、キリシタンは山間部へと隠れ住むことになります。
大阪や京都にいたキリシタンが隠れ住んだのが大阪府茨木市の「千提寺、下音羽」という山中の地区だったのです。
茨木市立キリシタン遺物史料館 について
そんな歴史的なものを展示しているのが茨木市の「茨木市立キリシタン遺物史料館」です。
新名神高速の「茨木千提寺」インターを降りて車で数分の場所にあります。
1987年(昭和62年)に開業した博物館で、このエリアもキリシタン大名である高山右近の領地だった場所です。
豊臣秀吉や徳川家康によってキリスト教が禁じられた人々は、この山奥でキリスト教の遺物を大正時代まで密かに守り続けていたのです。
それを集めて展示しているのが「茨木市立キリシタン遺物史料館」というわけです。
JR茨木駅や阪急茨木駅からバスが出ており、阪急バス「千提寺口バス停」から徒歩10分ほどです。
ビーバップ!ハイヒール 2019年3月7日 予告
ビーバップ!ハイヒール 2019年3月7日 予告は以下のとおりです。
街の中に突如現れるちょっと変わった建物。その正体は「博物館」 ▼知れば必ず行きたくなる穴場スポット ▼マニアックなものにこそ情熱が凝縮されている!
▼新神戸にミシュラン・グリーンガイド二つ星の博物館
▼明治・大正の貴重映像!二条駅近くのおもちゃ映画博物館
▼岸和田に全国から研究者が集うふぐ博物館
▼茨木市で歴史的な大発見?教科書の○○はここから! など、7つのマニアック博物館をご紹介!
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