京都には「店はお客様のためにあるがカオスな店」があります。場所は京都市伏見区、何を言っているのか分からないかもしれませんが看板に「店はお客様のためにある」とか「休憩のできる畳店」と書かれているお店です。実はこちらは畳屋さんですなのですが・・・・とてもカオスなんです。
京都には店はお客様のためにあるがカオスな畳店がある
お店というのはお客さんありきです。
どんなに美味しいお店でも、店主が横暴だったり、お客をバカにしたり、愛想のないお店もお客さんから敬遠されます。
京都市伏見区を歩いていると、そんなお店に見せつけたいような看板がありました。
「店はお客様のためにある」
まさに真理、そうなんですよ!
お店というのはお客のためにあるんです。というか、お客のため以外にはありません。
あ~、素敵な標語!
素晴らしい! こういうお店こそが流行って当たり前だと思いますが・・・・・
なんか、ちょっと違和感ありません?
このお店。
店はお客様のためにあるがカオスな久保田畳店(京都市伏見区)
さて、気になる違和感を紹介する前に、店頭に置かれたチラシを見てみましょう!
これがまたハイセンスでコテコテ、ベストオブ「チラシ」というデザインは、どこかの巨大な広告代理店の力作レベルのものです。
店長の「真二」と両脇に立つご両親「利政」と「久子」・・・まさにこのチラシに合うネーミングの3人は白黒写真なのに映えておりました。
そして筆で書かれた久保田マキ(利政の母)の言葉「子供は畳の上でそだてるんよ」・・・・
これぞ日本の美!
和の精神!
日本の気候と風土から生まれた・・・・
THE タタミ!
日本に「畳」がある限り、久保田は「畳作り」を続けますというキャッチが涙を誘います。
しかし、このお店・・・・
流した涙が一瞬で干上がるほどのカオスなお店だったりします。
上の写真が店舗外観写真ですが、畳とかカンケーないオブジェが至るところに並べられているのです。
「このおみせなんのみせ」
と書かれた看板、なぜか「ワンマン乗車口」と書かれていたり、どこから持ってきたのか「一畑バス」と書かれたバス停っぽいなにか・・・・
「駅を美しく」とも書かれており、なにげに交通系の看板や信号が店の壁にぶら下がっているのです。
キティちゃんにケロちゃん、動物のオブジェもたくさん並んでいました。
看板には「おおきに 皆はんが何の店かと見てくれはります うちは畳屋さんどす 青い畳は気持ちよろしおまっせ」と書かれいますが、とても畳屋さんには見えません。
でも、中には時折ですが畳屋っぽい看板もあり、畳の値段が書かれてもいました。
山は富士 海は瀬戸内 畳は久保田
なんか懐かしい感じのキャッチコピーも目を引きます。
さらに京都・伏見の酒処で有名はブランド「招徳」の看板が混ざっていますが、なぜか「京・伏見の畳店」と書かれています。
中央の「招徳」って部分だけ流用して、それ以外はオリジナルの看板に仕上げたようです(それによると久保田畳店は昭和48年創業です)。
動物のオブジェは狸が一番多いみたいです。
狸といえば千客万来ですよねぇ~。
ちなみにタヌキらしきオブジェには「たたみかえてくれ」と書かれていました。
で、こういったオブジェがあまりにも多いのでまとめて見ていきましょう。
あまりのカオスっぷりにお腹いっぱいです。
どうしたらこうなったのか?
いや、過去形ではなく・・・・
店はお客様のためにあるがカオスな久保田畳店(京都市伏見区)はこれからどうなっていくのか楽しみです。
カオスな久保田畳店(京都市伏見区)はどこにある?
では、店はお客様のためにあるがカオスな久保田畳店はどこにあるのでしょうか?
場所は京都市伏見区で淀(よど)です。
納所(のうそ)の交差点から13号線(京都守口線)を上がったところです。
近くには弁当屋の「味おんち」とかあるのですが、なんか変で気になるものがたくさんあるエリアです。
京都競馬場があるところなので、こういったカオスな雰囲気が少し似合う気もしました。
なお、チラシによれば「休憩のできる畳店」で、トイレ休憩もご自由にどうぞとありましたよ!(謎)