今回は、新感覚のスイーツ羊羹(ようかん)である「かざり羹(かざりかん)」を食べに京都・紫野に行ってきました。お店は「うめぞの茶房」という古民家をリノベした洒落たお店です。今回はこの「かざり羹」を実食レビューします。
これから人気の出そうなお店なので要チェックです。
うめぞの茶房 京都・紫野にオープンしたばかりのスイーツ羊羹の店
今回は地元である京都・紫野に2016年3月にオープンした「梅園茶房」さんに行ってきました。
かざり羹(かん)というスイーツのお店で、町屋をリノベーションした和風モダンなお店で食べたり、テイクアウトできるお店です。
価格も手ごろで、香り豊かなスイーツ「かざり羹」が大変おいしく、注目のお店となっています。
では、かざり羹(かん)とはどのような食べ物なのでしょうか?
かざり羹(かん)とは?
かざり羹は平たく言うと・・・・
羊羹(ようかん)です。
ですが、ただの羊羹ではなく「香り・甘さ・格調さ」をそなえたまったく新しいスイーツと言うべきものです。
かざり羹 の種類
この「かざり羹」は種類があり、季節のフルーツを使ったり、抹茶やチョコレートを使ったものなどがあります。
季節のものは「丸形」になっており、今の時期だと「柚子」のものがありました。
時期によって変わりはあると思いますが、当日売られていたものを全紹介します。
ジャンドゥヤは「生クリーム・あんず・カカオニング・ヘーゼルナッツ・チャービル(ハーブ)」を使った羊羹です。
こちらのお店ではフルーティーな香りが重視されているようで、あんず・ヘーゼルナッツを使っていました。
フランボワーズは「白あん・ピスタチオ・柚子」を使ったものです。
柚子(ゆず)の爽やかな酸味と餡の甘味にピスタチオのコクが合わさったものになっていました。
抹茶は「生クリーム・クコ・ごま」がトッピングされた抹茶味の餡を使ったものです。
ベースが抹茶なので、甘い味のする「クコ・生クリーム」がトッピングされていました。
柚子は丸い形をしていますが、これが「季節もの」という意味になっています。
京都の冬といえば柚子が知られていますが、水尾で生産されている柚子は歴史の深い食べ物ですね。
カカオは「生クリーム・金柑(キンカン)・一味」というちょっと珍しい組み合わせになっていました。
生クリームに一味の辛さというのが面白いですね。
レモンは「生クリーム・ほうじ茶・ドライライム」のもので、爽やかな甘酸っぱい白餡のものになっていました。
レモンにほうじ茶というのも新しい組み合わせです。
紅茶は「白あん・ぶどう・バラ」という優雅なスイーツのようになっていました。
要するに、紅茶の羊羹というものですが、どんな味になるのか気になるところです。
林檎は「白あん・ドライディル(ハーブ)・ドライりんご・カシューナッツ・グランベリー・ピンクペッパー」などいろいろ盛りだくさんなものになっていました。
かざり羹 実食レビュー
今回は「フランボワーズ」を食べてみました。
見た目は羊羹ですが、味は柚子の甘酸っぱさがフルーティーなもので、羊羹というよりもゼリーのようなスイーツという味わいです。
ただし、食感は羊羹なので新感覚・羊羹というべきでしょうか。
実物(写真)は「ピスタチオ・柚子」が砕いたものになっているようで、若干サンプルとは見た目が異なっていました。
今回は「レモン」も食べてみました。
レモンは「生クリーム・ほうじ茶・ドライライム」を使っていますが、先ほどもそうでしたけど見た目が違って「ドライライム」はどこにもありませんでした。
ほうじ茶は特に香りなどはしなかったのですが、レモンの甘酸っぱさが美味しいスイーツ羊羹になっています。
前述の「フランボワーズ」と味は似ていました。
うめぞの茶房 基本情報
羊羹はふだん食べないのですが、こちらの羊羹(かざり羹)はもはや洋風のデザートと言ってもよいもので、ものすごくフルーティーな味と香りがする食べ物になっています。
それでいて「食感は羊羹」という不思議な食べ物ですが、まったく違和感なくスイーツとして楽しむことができました。
場所は京都市北区「紫野」で、船岡山・船岡温泉のある通りです。
洒落たお店の二階で食べることもでき「煎茶・紅茶・コーヒー」(550円~)もあります。
ただ、店頭に貼りだされた茶房の価格表が、持ち帰り価格と異なる場合もあって、そのへんの曖昧さはお店としてはキチッとした方が良いかなとも思われました。
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