2019年の元旦正月に京都の八坂神社で初詣する場合の注意点や見るべきスポットを紹介します。初詣の混雑具合や駐車場の行列に「お守り、絵馬、御朱印」の値段(初穂料)なども網羅してあります。
地元の神社なので現地へ行って調査している正確な情報です。
八坂神社は京都屈指の初詣スポット
京都で初詣というと思い浮かぶのは6社ほどですが、その中でも「八坂神社」と「伏見稲荷」は初詣スポットとしては真っ先に思い浮かぶ神社です。
初詣の来社人数で言えば「伏見稲荷」が一番だと思いますが、「八坂神社」は祇園というアクセス利便な場所にあり、観光客が多いエリアであることから、こちらも京都屈指の初詣スポットとも言えます。
そのため、大晦日から元旦にかけては初詣へ訪れる方々で参道は人であふれ「入場規制」が行われるほどになります。
八坂神社 初詣の混雑状況
大晦日から元旦にかけて、四条通は朝まで「歩行者天国」になり「八坂神社」では四条通が埋め尽くされるほどの行列ができます。
八坂神社では23時頃に「入場制限」がかかり、「西楼門」前の東大路通に規制線のテープが貼られて先に進むことができないからです。
行列は、祇園駅(四条大橋)から「西楼門」まであり、隣りの「知恩院」では20時頃から「除夜祭」に並んでいた参拝者が0時過ぎから四条通に流れてくるので、年明け直後の八坂神社前は人がいすぎて動けないほどです。
正直な話、大晦日から元旦に「八坂神社」へ行くのはオススメできません。
行くにしても元旦夜くらいからの方が良いと思います。
・そのため、0時前には四条大橋~西楼門まで道を埋め尽くすほどの行列
・入場規制で動けなくなる
・八坂神社は年明けすぐの初詣はオススメできない(朝5時くらいならなんとかなる)
・元旦の日中は混雑するが行列もゆっくり進むので参拝は可能
白朮祭(をけらさい)などのイベント
八坂神社では、大晦日から元旦朝5時まで「白朮祭(をけらさい)」などのイベントが行われます。
「白朮酒(御神酒)」などが配られ、新年を祝うお祭りです。
大晦日の19時30分頃から「白朮酒」配布は始まりますが、白朮祭は元旦の朝5時に行われます(新年最初の祭典)。
お守り・絵馬
八坂神社で正月元旦の授与品で人気なのの「御守」でしょう。
御守には、多種多様な願掛けのものがあり、16種類ほどの御守が境内入ってすぐ右手の「授与所」で売られていました。
神社の御守といえば、色と書かれている文字が違うくらいの所も多いのですが、八坂神社の御守はどれも個性があって同じような種類の御守にならないよう工夫されていました。
絵馬もあり、授与所にたくさん並んでいます。
初穂料は500円~くらいです。
・しあわせ守
・美守
・縁結び守
・身体健康守
・厄除け開運守
・開運水晶守
・上達守
・学業守
・合格守
・安産守
・子宝守
・金運守
・交通錦守
・交通木守
・交通御幣守
御朱印の値段と受付時間
八坂神社の御朱印には大きく3種類に分かれます。
・限定(青龍、恵方)
・摂末社
初穂料は300円で、手書きと限定のみ500円になっていました。
手書き御朱印は「本社」のみで、受付時間は「9時~16時」と決まっています。
初穂料は「手書き 500円」と「紙のみ300円」になっています。
時間外でも受け取れますが「用紙で渡される」ので御朱印帳への記帳はできません。
自分の御朱印帳に直接書いてもらいたい場合は「9時~16時」に行く必要がありますのでご注意ください。
1日300枚限定の御朱印「青龍」は紙渡しのみで、初穂料は500円という特別価格になっています。
紙に青い龍が描かれているもので、他の御朱印と比べると少し豪華に見えました。
もうひとつ「恵方」もあるのですが、これも限定品ですが枚数は決まっていないようです。
両方とも「9時~16時」以外でも受け取れます。
摂末社の御朱印は、紙のみです。
ただし、受け取れるのは「9時~16時」だけとされていました。
初穂料は300円です。
御朱印帳は3種類あり、初穂料は1000円~1500円です。
朱色の落ち着いたデザインのものから、紺色で「八坂神社」と書かれたシンプルなものがありました。
御朱印帳を購入する場合は、別途「本社印」も一緒に申し込むことになります。
御祈祷について
八坂神社のご祈祷は各種ご祈祷「初宮、安産、七五三、厄除け、家内安全、商売繁盛、受験合格、良縁成就、諸願成就」などがあります。
御祈祷料は5000円から、これは目安としては奇数で「5000円、10000円、15000円」の3段階で考えておくと授与品の内容もちょうどよくなります。
受付時間は9時~16時で、御祈祷にかかる所要時間は15分ほどです。
受付場所は拝殿(本殿)の左側にあります。
・受付時間は9時~16時
・所要時間は15分程度
・受付場所は拝殿の左側
円山公園(まるやまこうえん)
八坂神社の奥は「円山公園(まるやまこうえん)」という公園になっています。
初詣で屋台も出ていますので、立ち寄っていくと良いし、お茶屋さんもあるので食事などの飲食もできます。
公園内にも「屋台」が多いので、食べ歩きもできます。
八坂神社でランチといえば「いもぼう」
八坂神社の境内周辺には、有名な食事処がいくつかあります。
その中でも知られているのが「いもぼう」さんで、2500円~5000円程度の「いもぼう料理、湯豆腐セット」などを食べることができます。
「いもぼう」というのは京都の名産品「海老芋」のことで里芋のことです。
いもぼう御膳は値段が2500円とちょっと高額ですが、京都らしいランチを食べたいならオススメです。
・月御膳 2500円
・雪御膳 3000円
・花御膳 4000円
・円山御膳 5000円
・いもぼう湯豆腐セット 3500円
・天丼セット 1500円(三尾)
・うなぎ丼 2000円
場所は、八坂神社の本殿お向かいから出て「円山公園」の左手(北側)にあります。そちらには「知恩院」もあり、カフェのある「和順会館」もあったりします。
駐車場・駐輪場について
駐車場は、八坂神社の南西角「常磐新殿 写真室」のところが有料駐車場になっていますので(地図)、そちらを通常は使うのですが、元旦正月は人の流れも多く駐車は困難を極めます。
四条大橋の北東角にも京都市営駐車場がありますが(地図)、正月に車で祇園・四条界隈に行くなどしても大渋滞なので自動車利用は控えた方が良いと思います。
バイク(50cc以下)・自転車の場合は、有料駐輪場が四条大橋の所にあります(地図)。
60分まで無料で、その後は12時間まで300円です。長く駐輪する場合はお得です。
八坂神社 アクセス方法
八坂神社への行き方(アクセス方法)は、阪急京都線「河原町駅」もしくは京阪本線「祇園四条駅」で降りて徒歩5分~10分くらいです。
駅からは四条通を東へまっすぐ突き当たりが「八坂神社」なので分かりやすい場所にあります。
・京都駅から「JR奈良線で東福寺駅まで行き、京阪で祇園四条駅」下車
・京都駅から「地下鉄で烏丸駅まで行き、阪急で河原町駅」下車
・京都駅から「京都市バス205系統、17系統で四条河原町バス停」下車
JR京都駅から一番安い行き方は「京都市バス205系統もしくは17系統で四条河原町バス停」下車です(運賃は230円)。205系統は循環バスなので「四条河原町」と書いてあるバスに乗る必要があります。大晦日から元旦深夜にかけては臨時の初詣バス「特206号系統」も京都駅~八坂神社間で運行しています。
地下鉄も0時~朝5時まで運行しているので、年越しをするには便利な神社と言えます。
URL:http://www.yasaka-jinja.or.jp/