今回の「京都ラーメンブログ」は、たぶん京都で一番「昔ながらの京都ラーメン」と言われている「中華そば ますたに」さんのラーメンを実食レビューします。京都ラーメンは「鶏ガラが王道」で背脂が浮かんでいるラーメンですが、その本場が「中華そば ますたに」さんです。
では、「中華そば ますたに」さんのラーメンとはどのようなものなのでしょうか。
最新情報:こちらの店舗は2022年3月から当面の間休業中です。
京都・北白川「昔ながらの背脂鶏ガラ」ラーメン
今回の「京都ラーメンブログ」は、京都の古参ラーメン店「ますたに」さんの「背脂鶏ガラ ラーメン」を実食レビューします。
京都では「北白川ラーメン」と呼ばれるジャンルですが、背脂の浮かんだ鶏ガラベースのラーメンのことを総称してそう呼んでいます。
いわゆる「京都にある昔ながらのラーメン」の筆頭で、京都ラーメンといえば「ますたに 北白川ラーメン」と言っても過言ではありません。
ちなみに「北白川」というのは地名のことですが、北白川ラーメン「ますたに」さんの店前にも「白川疎水」が流れています。
この東西に流れる「白川疎水」と、南北に走る「白川通」沿いは京都のラーメン激戦区のひとつです。
とはいえ、老舗で固定ファンも多くて観光客にも有名な「ますたに」さんの実質ひとり勝ちというのが、北白川の実情でしょう。
ますたに ラーメン実食レビュー
これが「ますたに」のラーメンです。
いかにも「京都ラーメン」というビジュアルで、京都ラーメンはこういうものだと思ってもらっても問題ありません。
ちなみにこれは「チャーシュー並 800円」です。
並 650円
大 750円
チャーシュー並 800円
チャーシュー大 900円
ライス 150円
漬物 50円
昔ながらの京都の中華そばというのは「麺はやわらかめ」です。
中華そば「ますたに」さんも、麺は京都のよくある細めのストレートでやわらかい茹で加減になっています。
高齢者が多いこともあって、あまり噛まなくても良いようにということらしいのですが、大学生なんかは「固めオーダー」をしています。
京都ラーメンは「チャーシューは薄切り」で、動物臭が強めなのが特徴です。
スープも「豚骨・鶏ガラ」どちらでも、ものすごい動物性の匂いがしますが、これも昔ながらの京都ラーメンの特徴と言えます。
さらに、カエシが薄味なので、ベースの出汁の香りがダイレクトに来るのです。(関西は出汁文化なのです)
はっきり書くとアレなのですが、正直「昔ながらの京都ラーメン」というのは特別おいしいというものでもありません。
また、見た目は背脂が浮かんでいるので「こってりに見えるけど食べるとアッサリ」なのも特徴です。これは、昔から京都ラーメンを表現する際に使われている言葉です。
なお、京都ラーメンの「背脂」は油が抜けたもので、さらに「油分」も非常に少ないです。
そのため、京都ラーメンというのは「アッサリ」に分類されるべきラーメンと言えます。
中華そば ますたに 基本情報
昔ながらの京都ラーメンを食べたいなら「ますたに」さんへ行けば良いと思いますが、この北白川ラーメンは改良系の「魁力屋(かいりきや)」などでも食べることができます。
地元の京都の人は「魁力屋(かいりきや)」で食べることのほうがよほど多いと言えます(チェーン店なので)。
また、JR京都駅に「京都拉麺小路」というラーメン専門店街があるのですが、そこにも「ますたに」の支店があります。そちらの方が観光客向けに味付けされており食べやすいと思います(味としてはまったく別物です)。
どうしても「中華そば ますたに」で食べたい場合は、京阪「出町柳駅」まで電車で行って、そこから京都市バス「201・203系統」で銀閣寺道方面に行くと「北白川」というバス停があるので、そこを降りてすぐです。
駐車場もちょっと離れるのですが3台分あります(ちゃんと用意してて偉いです)。
バイクや自転車は、銀閣寺に駐輪場がありますが有料です(バイク400円)。
営業時間:10時~19時(日祝は18時まで)
定休日:月曜、第三火曜日
京都ラーメンの最新情報「京都のラーメン店オープン情報(閉店含む)」です。