今回の「京都ラーメン速報」は発売されたばかりの京都ラーメン新名物「ブイヤベースラーメン」の実食レビューです。なんと、京都府立海洋高校の生徒達が捕獲した雑魚という捨てられる魚を使ったラーメンで「道の駅 味夢の里」で食べることができます。
では、この府立海洋高校とコラボしたラーメンとはどんなラーメンなのでしょうか。
京都府立海洋高校とコラボしたラーメンが「道の駅 味夢の里 丹波大食堂」にある
今回は京都府立海洋高校とコラボしたラーメン「ブイヤベースラーメン」を食べに京丹波の船井郡まで行って来ました。
府立海洋高校の学生さんが、捕獲した魚で価値のつかない雑魚を下処理して飲食店に出荷。その材料でご当地グルメを提供していくという試み「海洋高校 ブイヤベースラーメン」というチャレンジ企画のひとつです。
これまで食べられるお店が宮津市周辺に限られており、食べたくてもなかなか行く機会がなかったラーメン。
しかし!2019年1月19日から京都縦貫自動車道の「京丹波PA」にある道の駅「味夢の里」のレストラン「丹波大食堂」で食べられるようになっているのです。
丹波大食堂「アンモニア臭のないサメ」を使ったラーメン
では、この丹波大食堂さんと京都府立海洋高校がコラボしたラーメン「ブイヤベースラーメン」とはどんなラーメンなのでしょうか。
実は「アンモニア臭のないサメ」を使ったラーメンなんです。
本来、サメという食材は「未利用資源(食材)」で商品価値のない雑魚と呼ばれるものです。
しかし、底曳網漁業などで水揚げされる魚にはこういった雑魚がたくさん含まれています。
それを「もったいない」と考えた京都府立海洋高校の学生達は試行錯誤の末に「商品価値のない魚でラーメンの出汁(スープ)」を作ったらどうかというアイデアにたどり着くのです。
そして生まれたのが「ブイヤベースラーメン」です。
サメスープの味について
丹波大食堂さんの「ブイヤベースラーメン」は京都府立海洋高校で下処理されたサメを使っています。
ブイヤベースなので「魚介とトマト」のラーメンで、ほんのり酸味のある中に魚介の旨味と甘みが合わさった風味の良いラーメンになっていました。
味もとても良く、ラーメン専門店で提供しても良いレベルです。
サメの味は?
ちなみにトッピングは「鮫の白身(ヒレ)、モッツァレラチーズ、トマト、レタス」というなかなか豪華な組み合わせです。
サメは府立海洋高校が下処理しているアンモニア臭のないサメを使っているとのことで、ヒレの白身とのことです。
普通の淡白な白身魚よりも魚の風味が良いと感じる白身で、これが「サメの味なのか」と感慨深いものがありました。
そのサメの白身に甘辛の味付けがされており、味付けも美味しいと感じました。
さらに、モッツァレラチーズは京丹波産という地元食材を使っています。もちろん、トマトとレタスも地元産のものです。
モッツァレラチーズも美味しかったですね、なかなか良い味わいのラーメンでした。
これ、1日20食限定なので食べたい方は早い時間帯に行った方が良いかと思います。
麺について
麺はかん水多めのよくある中華麺(フードコートっぽい感じ)を使っていたので、これはスープに合わせたものを使った方がより美味しくなるなと思いました。
濃厚スープではないため、こういった麺を合わせたのかもしれませんが、スープが良いので、それを引き出せる麺を使う方が良いように感じました。
最近は「京都小麦」というのもあるので、それともコラボなんかも面白いかなと思います。
道の駅 味夢の里 丹波大食堂 について
では、このブイヤベースラーメンが食べられる「道の駅 味夢の里 丹波大食堂」についてです。
前述のように、京都縦貫自動車道の「京丹波PA」にある道の駅「味夢の里」のレストラン「丹波大食堂」のことです。
高速道路を利用しなくても入れるので、徒歩でもスクーターでも行くことができます。
もちろん、高速道路からも入れるPAで「上り・下り」どちらからでも入れるとのことでした。
営業時間は「10時~20時(L.O.19時30分)」、年中無休のフードコートです。
営業時間:10時~20時(L.O.19時30分)
定休日:年中無休
公式サイト:http://ajim.info/
海洋高校ブイヤベースラーメン:https://bbramen.net/
今回は、これまで数多く紹介してきたラーメンの中から「至極の一杯」を選びました。珍しくランキング形式を採用、本当にウマい京都のラーメン店を10店舗厳選してあります。2018年の「実食評価」で候補店を選び、その中から「リピートしたい&記憶に残った」店のみという選りすぐりの店ばかりです。
京都はラーメン店が多いと言われ、おいしいお店も多くあります。一乗寺のようなラーメンストリートもメディアで紹介されて有名なのですが、地元民であればネットやメディアで話題のラーメン店よりも「600円以下で食べられるラーメン」のような地元密着型のラーメン店をよく利用していることでしょう。
京都ラーメンの最新情報「京都のラーメン店オープン情報(閉店含む)」です。