京みのり 米 @京都「ふっくらツヤツヤ 特別栽培米」実食レビュー

今回の「京都食材」は、園部町のブランド米「京みのり」の紹介です。米の伝統農法「れんげ栽培」が盛んだった園部は米どころと呼ばれる地区で、そこで作られたコシヒカリが絶品なのですが、コシヒカリをさらに特別栽培したものが「京みのり」というブランド米なんです。

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京都府南丹市園部町で作られる米「京みのり」


京都府南丹市園部町で作られた米「京みのり」

京都府南丹市園部町で作られた米「京みのり」

今回紹介する京都食材は、京都府南丹市園部町で作られる米の紹介です。

ブランド名は「京みのり」で、1998年に誕生した米のブランドです。

亀岡、京丹後、南丹など近郊エリアでは他にも「コシヒカリ、キヌヒカリ」といった名前で米が売られていますが、亀岡の道の駅などで(値段はコシヒカリと同等の)キロ400円程度で購入することができます。

京みのり 園部産(平成30年産)400円/kg
コシヒカリ 丹波産(平成30年産)400円/kg
キヌヒカリ 丹波産(平成30年産)380円/kg

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コシヒカリを有機栽培・減農薬栽培したものが「京みのり」


品種ではなくブランド名が「京みのり」です

品種ではなくブランド名が「京みのり」です

前述のように「京みのり」というのはブランド名です。

品種としては「コシヒカリ」なのですが、特別栽培米(主に有機栽培、減農薬)されたもののみが「京みのり」を名乗ることができます。

除草剤など農薬も使用しますが、可能なかぎり数を減らしてあります(1度きり)。

化学肥料ではなく有機肥料を中心に栽培されるため、生産量は少ないのですが綺麗な米が育ちます。

生産管理はJA京都が農家さんと共に行っているので品質が一定に保たれているも特徴です。

粒が大きくふっくらツヤツヤしている「京みのり」の特徴


京みのり 特徴は「粒が大きくふっくらツヤツヤ」した米

京みのり 特徴は「粒が大きくふっくらツヤツヤ」した米

ブランド米「京みのり」の最大の特徴は「綺麗」であることです。

炊くと「粒が大きくふっくらツヤツヤとした米」になります。

前述のように「有機栽培減農薬品質の一定化」といった特徴もありますが、消費者が気になるのは味や食感などでしょう。

味わいとしては「スッキリとしたシャープな味わいの米」で、見た目はふっくらツヤツヤなのですがカレーライスやご飯のお供などにも合うお米です。

そのまま食べるよりも「ご飯のお供」を上にのっけて、それと一緒にいただくとより美味しくいただけるお米です。

・主に有機栽培
・減農薬
・JA京都の技術管理により品質が一定
・粒が大きくふっくら
・ツヤツヤした美しい米
・味はスッキリとした味わい
・甘みや風味は控えめ
・カレーやご飯のお供と一緒に食べると良い

京都府南丹市園部町は「れんげ米の郷」と呼ばれる米処だった


米の伝統農法「れんげ栽培」とは

米の伝統農法「れんげ栽培」とは

では、なぜ京都府南丹市園部町で「京みのり」は生まれたのでしょうか。

かうて、京都府南丹市園部町は「れんげ米の郷」と呼ばれる米どころだった場所です。

れんげ米というのは田植えの前に「れんげそう(蓮華、ゲンゲともいう)」を植え、大気中の窒素を「れんげの根粒(こんりゅう)」に蓄積させ堆肥にすることで植物の成長に欠かせない栄養を土に供給する伝統農法です。

空気中の窒素は、そのままの状態では植物の栄養にはならないのですが「れんげの根粒に住む菌」が窒素を植物の成長に必要な状態に変化させてくれるのです。

その養分を含んだ「れんげそう」を田んぼにすいて入れ発酵させることで、米の栽培を行うのが「れんげ栽培(緑肥=りょくひ)なんです。

昭和30年代までは日本全国的に行われていた農法でしたが、今はだいぶ少なくなっています。

そのため、園部町では有機栽培を主体にした新しいブランド米をつくるため農家さんと一緒に特別栽培米を誕生させたのです。

それが「京みのり」というブランド米です。

京みのり はどこで買えるのか


京都のブランド米「京みのり」は亀岡の道の駅などで販売されています

京都のブランド米「京みのり」は亀岡の道の駅などで販売されています

京都のブランド米「京みのり」は亀岡の道の駅などで販売されています。

京都市内から近いのは「ファーマーズマーケットたわわ朝霧」でしょうか、他にも産地である園部町に「道の駅 京都新光悦村」があり、そこでも扱っています。

個人的には「京都新光悦村」がお薦めですが、京都市内から断然近いのは亀岡の「たわわ朝霧」ですね。

・ファーマーズマーケットたわわ朝霧(MAP
・道の駅 京都新光悦村(MAP