東京の下町には多くの銭湯があります。スーパー銭湯は敷地的にほとんどないのですが、昔ながらの銭湯は都内に60箇所はあります。
東京の大田区には特に銭湯が多く、ドラマなどの撮影やロケで使われる銭湯もあるのですが、その大田区でよく見かけるのが「黒湯」です。「黒湯」を見ると、「東京だなぁ」と思うくらいあるのですが、全国的に見れば「黒湯」は珍しく、東京くらいでしか見かけません。
記事の内容
「黒湯」はフミン(腐植酸、フミン酸)の色
東京で多く見る「黒湯」と呼ばれるように、真っ黒のお湯です。
これははフミン(腐植酸、フミン酸)の色で、関東平野の地層にある古代の植物が腐食して堆積した地層から漏れて出るフミン(腐植酸、フミン酸)が、この色を出していると言われています。不溶性の高分子であるため、お湯がズッシリとした感触になります。
この「腐植酸」には2種類あります。一般的には「フミン」が多く見られます。
酸及びアルカリに溶解するものを「フルボ酸前駆物質」
アルカリに溶解するものを「フミン酸前駆物質」
ただし、特に効用などはまったくありません(笑)
東京のおすすめ温泉「改正湯」(大田区)
大田区は浅い地域から温泉が湧き出るため、東京では一番温泉が湧き出るため、銭湯も20軒ほどあります。
また、大田区の温泉はフミン酸を多く含む「黒湯」で、東京温泉のシンボルとも言える存在です。お湯はほんとに真っ黒で、まるでコーヒーのようです。
羽田や大森にもありますが、蒲田駅に近い「改正湯」はアクセスも便利でしょう。一時、営業停止していたのですが、今年再開されています。
改正湯
東京都大田区西蒲田5丁目10−5
入浴料:東京都の銭湯料金に準じる(460円)
営業時間:15時から24:30
定休日:金曜
駐車場:なし
http://ameblo.jp/kaiseiyokujou/
http://www.kaiseiyokujou.com/ (消失?)
東京のおすすめ温泉「大谷田温泉 明神の湯」(大田区)
東京や関東の東京に近い所では、スーパー銭湯は数が少なく、値段も高いところがあります。地方は、スーパー銭湯は600~1000円くらいですが、東京では2000円くらいするところがあります。
そんな東京でも、本格的な湯治場のような雰囲気のあるスーパー銭湯でお値段もリーズナブルなのが、足立区の「大谷田温泉 明神の湯」です。平日で900円、土日祝で1200円なので地方民からすれば高いイメージですが、東京ではマシな方です。
泉質は「ナトリウム塩化物強塩泉(弱アルカリ性高張性温泉)」で、塩ッ気の強い温泉ですが、無色透明です。
檜風呂の内湯、そして岩風呂の露天が湯治場のようで風情があり、スーパー銭湯というよりも湯治場のような雰囲気です。
大谷田温泉 明神の湯
東京都足立区大谷田1−18−1
入浴料:平日900円、土日祝1200円(朝風呂700円、夜風呂700円)
営業時間:10時から24時(受付23時まで)
定休日:毎月第3火曜日(第3火曜日が祝日の場合は翌日を休館日)
駐車場:90台
http://www.myoujin-no-yu.com/
なお、温泉は必ずカラダを洗ってから入りましょう。「かけ湯」してから入ると紹介する温泉ソムリエもいるのですが、アカが浮いて迷惑がかかります。必ず、体を洗ってから温泉に入るようにしてください。(実際に、銭湯でもほぼ全員が体を洗ってから入浴しています)
東京のおすすめ温泉「水月ホテル 鴎外荘」(台東区)
上野公園のすぐ近くにある天然温泉施設「水月ホテル 鴎外荘」というのがあります。都内では、スーパー銭湯よりも、こういったホテル併設のものが多いです。
ここは、都内第一号に認定された歴史のある天然温泉です。ここは重炭酸ソーダ泉の黒湯ですが炭酸水素塩泉のことです。フミンの黒湯とは異なります。色も茶褐色で、ツルツルする感触があります。いわゆる、美人の湯で、美人の湯には「炭酸水素塩泉」や「高アルカリの単純泉」があります。
敷地内は日本庭園となっており、森鴎外の旧宅がそのまま保存されています。(見学可)
水月ホテル 鴎外荘
東京都台東区池之端3−3−21
入浴料:1500円
入浴時間:6時から10時、15時から23時
定休日:なし
駐車場:なし
http://www.ohgai.co.jp/
関西圏で厳選した「お墨付き 温泉」です。全記事は右上のメニュー「温泉」からエリアで選べます。
Twitterの口コミや感想
黒湯か、
入ってみたい!!!!!!!!! pic.twitter.com/khfAApYiaE
— 反抗期のこ け し (@xwtuJ1nllorrdat) 2014, 12月 28
【本日のピックアップ銭湯】
NU-LAND さがみゆ(ぬ-らんど さがみゆ) http://t.co/bd8Sss4VAr
充実した8種類のお風呂に、天然の黒湯。湯上りにはマッサージやカラオケでリラックス。90人収容の大宴会場 pic.twitter.com/xcYiqqhtY2
— 大田浴場連合会 (@ota_1010) 2014, 12月 27
【本日のピックアップ銭湯】
稲荷湯(いなりゆ) http://t.co/WNmX2p3BSI
入口には大水槽、フロントにはファインディング・ニモでおなじみのカクレクマノミの水槽有り。お湯は天然黒湯温泉で肌がつるっとすると好評です。 pic.twitter.com/1uiTHppwxG
— 大田浴場連合会 (@ota_1010) 2014, 12月 27
大田区などの臨海部周辺には、淡褐色や黒褐色の「黒湯」と呼ばれる温泉が広く分布し、古くから銭湯等で利用されています。大昔の海水を由来とする「化石水」であると言われ、湯あたりが良く毎日利用する人も多い温泉です。#黒湯 #温泉 #銭湯 pic.twitter.com/IdagnytOpw
— 大田浴場連合会 (@ota_1010) 2014, 12月 19
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