京都「秋の古本まつり」が百万遍・知恩寺で開催中なので見に行って来ました。前にも来てますが3年ぶりくらいだと思います。古本といっても種類も価格も様々です。今回は私の趣味で「教科書・地理書・古地図」関連を漁ってみることにしました。
ちなみに京都では「シルヴァン書房」さんが、古地図や古い写真に絵葉書の品ぞろえが多いお店です。
京都「秋の古本まつり」が百万遍・知恩寺で開催中
今年も、京都・百万遍にある「知恩寺」で「古本まつり」が開催されています。
京都「古書研究会」が主催の恒例行事で、2017年11月1日~5日の期間で行われています。
・10時~17時
・京都古書研究会 主催
・知恩寺境内で開催
秋の古本まつり の様子
「秋の古本まつり」は、百万遍の知恩寺に京都市内の古本店が集まって、露店形式で本を販売するイベントです。
古本でも結構古い昭和を感じさせるものが多く出品されていました。
下の写真は、昭和40年代くらいの文集とかでよく見たものです。
1990年までネットなんてありませんでしたから、情報は図書で得ることがほとんどでした。
パソコン通信があった時代でも本はまだまだ読んでいましたが、ネットスケープ(ネスケ)が出てきた1990年代になってくると、ホームページで情報を公開するお店が増加しだして、徐々に書籍・新聞は廃れていきました。
しかし、最近の情報はネットで調べればわかりますが、昔の情報はこれまで膨大に蓄積された書籍でなければ得られないものもあります。
古本市は、ネットでは得られない知識の宝庫
古本といってもピンキリです
1冊数百円から数千円するような高いものまであります。
状態がよくて古いものは5000円くらいするものもあります。
ただ、その本に価値を見出すのは人それぞれです。
私の場合は「教科書・地理書・古地図」関連をこういった古本市で探すことが多いのですが、これらの情報はなかなかネットでは入手できないからです。
シルヴァン書房で「地図・写真・絵葉書」探し
特に、地図とか写真・絵葉書が豊富なのが「シルヴァン書房」さんです。
古い写真というのは、その当時の雰囲気を知ることができる貴重な資料です。
特に、戦時中より前のものは貴重ですが、それはちょっと高かったです。
私は戦中の写真とかは興味まったくないのですが、この分野は人気があって「軍事」というジャンルで箱が何個も並んでいたりします。
「絵葉書」と書かれている箱でも、写真を使ったものも多いので丹念に見ていくと、好みの1枚があるかもしれません。
ただ、1枚400円以上するので、あれもこれもというわけにはいきません。
6000円以上する絵葉書もあったりします。
100年以上前の絵葉書で写真付きだと高額になっていますが、100年といっても「たかが100年」なので、大正時代のものです。
大正時代と今の時代、文化様式なんてほとんど変わりません。
食べているものも、着ている服も、物の考え方も、街並みも今とさほど変わっていません。
でも、それが分かるのは、こういった資料が今に残っているからです。
古地図探し
前述のように、私は「教科書・地理書・古地図」関連をよく見るのですが、上の写真のものは29000円です。
びっくりするような値段ですが、これから何を発見できるかは分かりません。
地図は他にもたくさんあって、昭和初期くらいの「京都観光案内図」などが1000円で売られていました。
「京都観光案内図」は資料的価値は低いと思います。
当時はどんなところが観光名所だったのか・・・・とかは、今でもさほど変わらないからです。
「京都市広域地図」です。
これもちょっと大雑把すぎて資料としてはどうかなと思いますが、2000円くらいで販売されていました。
ということで「京都東北部」と書かれた古い地図(300円)を買ってきました。
ルーペで見ないとわからないくらい細かい地図ですが、拡大すると色々と書き込まれています。
私の場合は、こういう地図で、そこに当時何があったのかを見ます。
畑だったのか、家だったのか、寺社仏閣だったのかを見るのですが、道がいつからあったのかを確認するためにも使います。
こういうのは「趣味」の世界なんで、それにどれだけ意味があるのかは自分でもわかりません。
京都「秋の古本まつり」まとめ
さて、この京都「秋の古本まつり」ですが、明日11月5日(日曜)まで開催されています。
時間は「10時~17時」です。
自転車は境内西側に停めたりできますが、自動車はコインパーキングを使ってください。
バイクは出町柳駅に駐輪場があるので、そこから歩く必要があります。
元からこういうのが好きな方は、特別な日でなくとも古本屋さんに足を運びますが、普段は興味がない方でもこういうイベントで触れる機会ができるので良いイベントだと思います。
URL:http://hyakusan.jp/