くくり猿 @京都・八坂庚申堂 SNSスポットが『月曜から夜ふかし』で紹介

京都・八坂庚申堂くくり猿」がSNSスポットとして、4月17日放送の『月曜から夜ふかし』で紹介されるようです。「SNSにあげたいスポットを調査した件」という企画で、カラフルな「くくり猿」の願掛けがある京都・八坂庚申堂が話題になるのは喜ばしいことです。

しかし、この「くくり猿」がどういうものなのかを理解しなくては、いくら願掛けしても成就は成せません。

なぜなら、これは「庚申信仰=こうしんしんこう」に関係があるからです。

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京都・八坂庚申堂「くくり猿」がSNSスポットとして紹介


京都・八坂庚申堂「くくり猿」

京都・八坂庚申堂「くくり猿」

京都の「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」が、4月17日放送『月曜から夜ふかし』の「SNSにあげたいスポットを調査した件」で紹介されるようです。

撮影スポットとして、観光地化している場所を調査するという企画内容です。

八坂庚申堂」には「くくり猿」という願掛けの方法があり、色とりどりなお守りのようなものがぶら下がっています。

大量にぶら下がっている「くくり猿」

大量にぶら下がっている「くくり猿」

有名なのは京都・清水にあるお寺「八坂庚申堂」の「くくり猿」です。

「くくり猿」は猿が手足を縛られて動けない様子を表現したお守りのようなもので、それに願い事を書いて願掛けをするのです。

この「くくり猿」は「八坂庚申堂」の境内で入手することができます。(初穂料500円)

では、なぜ「くくり猿」に願掛けをするのでしょうか?

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くくり猿(括猿)とは?


京都のくくり猿

京都のくくり猿

くくり猿」というのは、欲をひとつ我慢すると願い事がかなうと言われる願掛けの方法です。

ヒトに近いサルの手足を縛った状態を模したものが「くくり猿」で、欲を我慢することを表現したものが「くくり猿」です。

漢字では「括猿」と書きますが、これ自体は京都特有のものではありませんし「八坂庚申堂」だけで見かけるものでもありません。

八坂庚申堂 庚申信仰 発祥の地


八坂庚申堂の「見ざる、言わざる、聞かざる」

八坂庚申堂の「見ざる、言わざる、聞かざる」

くくり猿が有名なのは、京都・八坂庚申堂です。

というのも、京都の「八坂庚申堂」が「くくり猿」(庚申信仰=こうしんしんこう)の発祥の地と言われているからです。

こう言ってはなんですが、願掛け自体が「欲望」です。「願いごと」という名の欲望です。

しかし、本来は「欲」というよりも「悪いことや余計なことをしない」というのが庚申信仰(こうしんしんこう)の考え方です。

八坂庚申堂にもある「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿(さんえん)の考えは「悪いことや余計なことをしない」という考え方です。

この点を理解していれば、おのずと何を我慢すればよいのか理解できるはずです。

願い事をするにも節度と信仰への理解が必要です


願い事をするにも節度と信仰への理解が必要です

願い事をするにも節度と信仰への理解が必要です

これ自体は根本仏教の考え方で「執着を捨てることで苦から解放される」というものです。欲望があるから不満になるのであって、欲望を捨てれば苦からも解放されるのです。

八坂庚申堂の「くくり猿」は、カラフルでかわいいことが女性に人気となり、話題のSNSスポットになっているようですが、仏教を理解してみると意味深だなと感じるものがあります。

女性は本来欲深い行動をするもので、自分に甘く、他人に厳しいものだからです。

仏教に限らず「なぜ多くの宗教が父権的なのか?」ということにも関係がある話ですね。

京都府京都市東山区金園町390−1
URL:http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/index.htm

月曜から夜ふかし 4月17日 予告


月曜から夜ふかし 4月17日 予告は以下の通りです。

関ジャニ村上とマツコが話題の件をあれこれ語り合う…総武線を調査!マツコの出身地・稲毛&マツコが愛するディープな街・小岩へ/SNSに写真をあげたいスポットをご紹介
今夜の夜ふかしは…(1)総武線を大調査!マツコの出身地・稲毛とは?ジャガーさんのお膝元・本八幡とは?マツコが愛するヤバイ街・小岩とは?(2)SNSに写真をあげたいスポット…京都のかわいい「くくり猿」、やせたい人が訪れる断崖、栃木のホテルで住み込みながら超人気を集める宇都ノ宮晃?(3)電車のつり革触れる?触れない?どっちが多数派…トイレ座れない、ボタン押せない人も(4)心理テストで野心が明らかに…村上マツコ亀梨は?