彦根城(滋賀県)井伊直政ゆかりの国宝城を見に行きました

2月17日放送の『歴史秘話ヒストリア』で彦根城が紹介されます。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の主人公・井伊直虎が育てた井伊直政が計画したお城で、井伊直孝の代に築城されたお城です。

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NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』と滋賀県彦根市


彦根城(滋賀県)2016年11月初旬撮影

彦根城(滋賀県)2016年11月初旬撮影

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』が2017年1月8日から放送開始されていますが、井伊直虎(次郎法師)の話題をテレビなどでも最近はよく見かけます。

井伊直虎は遠州の出身で、今でいう静岡県浜松市の人物ですが、本来的には井伊家といえば滋賀県の彦根です。

井伊家といえば滋賀県の堅牢な城壁を持つ彦根城です

井伊家といえば滋賀県の堅牢な城壁を持つ彦根城です

というも井伊直虎が育てたのが、菅田将暉さん演じる井伊直政で、徳川家の家臣の中でも政治家としてスピード出世した名大名です。

その井伊直政が近江国佐和山藩(彦根藩)の初代藩主なのです。

ということから、滋賀県の彦根城もドラマの影響でやや注目されているのですが、放送開始前に実際に滋賀県彦根市まで行って「彦根城」を見に行ってきました。

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滋賀県彦根市の歴史のありそうな街並みを通り彦根城へ


彦根の城下町では銀行は「両替商」です

彦根の城下町では銀行は「両替商」です

京都市から滋賀県彦根市までは結構な距離があって、距離にすると80kmほどあったりします。

バイクで行ったのですが、3時間以上かかって彦根に到着することとなりました。

彦根市に入ると遠くに「彦根城」が見えるのですが、その手前はさながら城下町のような街並みになっていて「関西アーバン銀行」は「両替商」と書かれ、古風な建物風になっていました。

新聞店も古風になっている気合の入れよう

新聞店も古風になっている気合の入れよう

もちろん、こんな街並みは彦根城周辺だけですが、古くからの家なども実際に存在している歴史のある街です。

実際の彦根市は「ビバシティ」辺りまで行くと、超近代建築でまるで夢の国のような発展した町なのですが、彦根城周辺は観光地ということもあって、街並みは大変古風になっていたりします。

ということで・・・・

とりあえずビバに行きましょう!\\\\ ٩( ‘ω’ )و ////

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彦根城駐車場からチケット売り場へ向かいます


駐車場から見た彦根城

駐車場から見た彦根城

ではなく、彦根城に向かいました。

駐車場は有料(400円)ですが、広い駐車場があります。

バイクは100円でした。

滋賀県ってだいたいどこも県が有料駐車場をやっておりお金がかかるのですが、バイクは結構なぁなぁで有料駐車場があっても無料なところに停めさせてくれる所もあったりします。

彦根城だけなら600円です

彦根城だけなら600円です

さて、彦根城は立派なお城なので拝観するにはチケット(600円)が必要です。

京都のなんちゃって「伏見桃山城」(再現城)とは違って有料になっています。

チケット売り場から「彦根城博物館」の一部が見えます

チケット売り場から「彦根城博物館」の一部が見えます

今回は博物館は見ないので600円の方にしましたが、博物館とのセット券1000円というのもあります。

車で行くと、ここまででちょうど1000円(600円+400円)ですね。

彦根城・玄宮園 600円
博物館 500円
セット券 1000円

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井伊直政ゆかりの国宝城「彦根城」へ入城!


隙間のない石垣は垂直で堅牢な城であることがわかります

隙間のない石垣は垂直で堅牢な城であることがわかります

写真は「天秤櫓(てんびんやぐら)」で、要するに入口のことです。

城壁を見るとわかりますが、隙間がない石垣が続いています。

登れないように高い石垣を作ってあるのです。

この石垣は「牛蒡積(ごぼうずみ)」という方法で作られており、表面に見えている石は奥に長い石で作られています。

さらに、城の入り口も城壁の上にあり、橋を渡って入らなければいけないという仕組みです。

でも、実はこの橋・・・・

すぐに橋を落とせるようになっています。

つまり、敵が攻めて来た時に橋をなくしてしまうことで防御を高めるのです。

防御性に優れたお城が「彦根城」なんですね。

天秤櫓(てんびんやぐら)、牛蒡積(ごぼうずみ)の石垣

天秤櫓(てんびんやぐら)、牛蒡積(ごぼうずみ)の石垣

このような形態のお城は日本でも彦根城だけです。

櫓(やぐら)は豊臣秀吉の長浜城大手門を移築したものということでした。

エコっぽいですが、当時は新しく作るよりも解体して組みなおす方がコストが安かったのでしょう。

櫓の先はまた坂道で城まではまだ距離があります

櫓の先はまた坂道で城まではまだ距離があります

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井伊直政ゆかりの彦根城から彦根市を一望


これが井伊直政ゆかりの彦根城です

これが井伊直政ゆかりの彦根城です

ということで、これが実際の「彦根城」です。

大きさはさほどありませんが、立派なお城で観光名所でもあることからきちんと整備もされています。

もちろん中に入ることもできますので、さっそく天守閣まで登って彦根市を一望することにしました。

天守閣から見た琵琶湖

天守閣から見た琵琶湖

天守閣から見た彦根市街

天守閣から見た彦根市街

天守閣から見た彦根県立彦根球場

天守閣から見た彦根県立彦根球場

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鉄砲狭間(てっぽうざま)


鉄砲狭間(てっぽうざま)

鉄砲狭間(てっぽうざま)

なんかいきなり天守閣からの風景を見せましたが、実際には彦根城の天守閣入口から中に入って、鉄砲狭間(てっぽうざま)隠し部屋のある通路を通りながら・・・・

超急な階段を登って天守閣まで行くことになります。

超急な階段を登らないと天守閣までは行けません

超急な階段を登らないと天守閣までは行けません

京都の普段住んでいる長屋も急な階段なので苦労はないのですが、3階建てなのでちょっと息が切れました。

とはいえ、もうちょっと昔の人はなんとかしなかったものかと思う角度であるのも事実です。

角度はこれくらいあります

角度はこれくらいあります

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隠し部屋


隠し部屋もありました

隠し部屋もありました

彦根城の天守閣には隠し部屋もあります。

城の中からも見えないようになっており、最後のあがきで隠れるところという側面もあったそうです。

ここも鉄砲狭間(てっぽうざま)になっていて、防御性の高い位置に作られた小部屋で「破風の間」というそうです。

隠し部屋があるのは、この「破風(はふ)」という場所で死角の多い場所のことです

隠し部屋があるのは、この「破風(はふ)」という場所で死角の多い場所のことです

隠し部屋があるのは、この「破風(はふ)」という場所で死角の多い場所のことです。

彦根城では「天守閣鉄砲狭間(てっぽうざま)隠狭間(かくしさま)」を見ることができました。

彦根城から見る琵琶湖はまるで海でした

彦根城から見る琵琶湖はまるで海でした

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彦根城 基本情報


彦根城 基本情報

彦根城 基本情報

ということで、今回はNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の撮影ロケ地(1話)にもなった「彦根城」に行ってきました。

なお、2月17日放送の『歴史秘話ヒストリア』でも彦根城が紹介されますので、ぜひご覧ください。

彦根城は「井伊直政ゆかりの城」ともよく言われますが、正確には計画時には井伊直政は存命だったのですが、工事が始まる前に亡くなっています。

なので、井伊直政がこのお城にいたわけではありません。

しかし、彦根は井伊家が長く支配した都市で『おんな城主 直虎』でも今後は舞台として出てくるのかなと思います。

行くなら今のうちです!

プロマイド風に温泉担当を激写

プロマイド風に温泉担当を激写

滋賀県彦根市金亀町1−1
URL:http://www.city.hikone.shiga.jp/0000001036.html