【イスラム国】聖戦士ジョンの撮影がスタジオであったとする動画が流布される

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7/14未明にイスラム国の聖戦士ジョンのビデオ映像がスタジオ撮影であるという動画が出回っています。しかし映像は不鮮明で誰が撮影しているのか一切わからないもので信憑性はほぼゼロです。

どのような目的でこのような動画が流通しているか不明ですが、中東情勢の混乱がわかる映像ともいえるでしょう。

イスラム国の聖戦士ジョンの撮影がスタジオであったとする動画が流布される


政治担当です。

7/14未明より、「The True News」でイスラム国(ISIS)の聖戦士ジョン(Jihadi John)がオレンジ色の囚人服を着た捕虜と一緒にスタジオで撮影するというビデオが出回っていると報じています。

問題のビデオは遠くからの撮影で、スタジオ内でイスラム国兵士のすたがをした男性とオレンジの囚人服を着た男性を荒野のシーンを再現したスタジオで撮影するスタッフが映っている映像です。

これが聖戦士ジョン(Jihadi John)のビデオ撮影の事実であると伝えるニュースとなっており話題になっています。

しかし、この手の映像は過去も流れており、以前もアメリカCIAのロゴについたスタジオで同様のシーンを撮影したという写真も流通していることから、こういったものを作り物だとして話題を得る手法だと思われます。

こういったシーンをわざわざスタジオで撮影する必要もなく、ねつ造されたものだと伝えることで捕虜が無事であるという読者の欲求を満たす記事づくりである可能性が大きいといえます。

ISISなどのサラフィはイスラエルや米共和党の推す「自由シリア軍」のようなテロリストと異なり、シリアを混乱に陥れようとする別の勢力が支援していると言われていますが、どちらも中東の秩序を乱すだけの集団でしかありません。

中東でも真っ当な国家であったシリアの秩序を乱すことで利益を得る勢力がおり、それをアメリカの言いなりになって「アサドは独裁者だ」とマスメディアを通じて宣伝するジャーナリストも多く(最近誰か行方不明になってますが)、中東の実情はどこも正確に報じていないのが実情です。

自由シリア軍の反アサド映像もねつ造


これまで数多くの映像がシリアより配信され「アサドは独裁者である」とする動画が自由シリア軍より発信されました。

しかし、その多くが嘘であることがわかっています。

イスラム国の正体

  1. 2004年
    • 「アルカイダ分派」としてイスラム教スンニ派過激派武装勢力をアブムサブ・ザルカウィが設立
  2. 2006年後半
    • 組織再編で、ISI(イラクのイスラム国)となる。
  3. 2013年4月
    • 組織再編で、ヌスラ戦線を編入。今後「イスラム国」を名乗ることを示唆。
  4. 2013年後半
    • アメリカ・ワシントン政府が「イスラム国」を「ISIL」と呼び出す。(ISIL = Islamic State in Iraq and the Levant)
  5. 2013年後半
    • 米報道では「イスラム国」を「ISIS」と呼び出す。(ISIS = the Islamic State in Iraq and al-Sham)
  6. 2013年後半
    • 「イスラム国」は「イスラム国」利用を主張。(Islamic State)

一時期「ダーイッシュ」(DAIISH)とも呼ばれていました。これは悪役っぽい呼称。

後に「イスラム国」に編入される「ヌスラ戦線」は、自由シリア軍・イスラム戦線などと共同作戦を行ってきた組織で、当時から過激なイスラム原理主義者として知られていました。

「ヌスラ戦線」には、当初から外国人傭兵が5000人いると言われており、今の「イスラム国」に外国人が多いのもそのせいです。

そして、「ヌスラ戦線」に戦闘員を派遣していたのが、アメリカや親米中東国家(トルコ)などでした。

なお、日本では、今でも「自由シリア軍」とマスコミで報じられますが、実体は崩壊しています。その分派であった「イスラム戦線」が現在は勢力を持っており、この「イスラム戦線」は過去に、司令官が人JIN肉食べたと報じられ話題となったあの武装勢力です。

2010年まで4年間駐在した当時は、シリアの社会全体は非常に明るかった。父の跡を継ぎ2000年に発足した現バシャール・アサド政権は紛れもない独裁政権です。が、彼自身は、反アサドの欧米や周辺国が作り上げた悪のイメージとは違い、体制内改革を推進していました。閣僚たちには、傲慢を捨て国民とともにあれと折を見て訓示し、治安当局には国民との関係改善を進めさせていました。一部の不満分子には厳しく対処しても、一般市民への態度は先代とは劇的に変化していたんです。

そういう意味でアサド大統領はかなり努力しました。ところが2011年3月に最初の民衆蜂起が発生し、政権転覆をおそれた治安当局は再び牙をむきだした。アサド現政権の10年間の改革は水泡に帰してしまった。

一連の反体制派による内紛を、アサドは外国から押し付けられた戦争だと思っています。国内の反体制派組織は約3000で、大半はいわゆる強盗団ですが、いくつかの勢力は外国から支援を受けている。アサド政権としては、外国が資金・武器・兵站支援を止めさえすれば、1カ月で事態は収まると考えていました。

http://toyokeizai.net/articles/-/49687

オススメできるシリア関連書籍


そこらへんの信用できないジャーナリストではなく、中東専門家の本ばかりです。

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イスラム国の正体 (朝日新書)

↑ とにかくこれがおススメです ↑

これは、日本人のシリア在住大使「国枝昌樹」さんが書いた真実の記録です。シリアの実態がこれで分かります。

出版社の異なる同名のプロパガンダ本は間違っても買わないでください。

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シリア アサド政権の40年史 (平凡社新書)

↑ こちらも「国枝昌樹」さんの本です ↑

アサド政権を現地で見た実際の様子が書かれています。日本で報道されてきた内容がどれだけ大嘘かが分かります。

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報道されない中東の真実 動乱のシリア・アラブ世界の地殻変動

↑ こちらも「国枝昌樹」さんの本です ↑

こちらもおすすめです。イスラエルがどれだけ欺瞞に満ちた国家か分かるように真実の報道に迫ります。

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↑ 中東専門研究員 青山弘之さんの本です ↑

こちらも現地の報道をつぶさに精査して、公正に記録された書籍です。アメリカの欺瞞がよく分かります。

その他の「政治担当」記事はこちらです。

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