【アサド有利】イスラム国がシリアの首都周辺を制圧

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4/1に報道されたシリア情勢で「イスラム国がシリア首都ダマスカス南部の難民キャンプを制圧」というものがありました。

これを日本のマスコミは「アサド政権の危機」だと報じました。しかし、これはアサド政権にとって格好の機会と考えるべきでしょう。

イスラム国がシリア首都に侵入!アサド政権に絶好の機会到来!

政治担当です。

これまで、首都ダマスカスは日常生活に支障がないレベルで安全でしたが、ある境界から先は反体制派(自由シリア軍)の勢力下にありました。

つまり、今回の件は、西側諸国が「自由の戦士」だと吹聴していた「自由シリア軍」が殲滅され、西側が嫌う「イスラム国」にとってかわったということです。ただ、それは「パレスチナ難民キャンプ」であり、ダマスカスではありません

日本の報道では、あたかもダマスカスまでイスラム国が迫ってきたような報道しかしていませんが、それは全く現地の情勢を理解していません。もともと、ダマスカス周辺地域は反体制派の支配下にある箇所がいくつもあるのです。

アラブ最強のシリア政府軍が守るダマスカスは難攻不落

今回、イスラム国は西側とイラン軍に支援されたイラク軍にイラクの北部「ティクリート」を奪還されています。

もちろん、イラクの一地方都市でしかありません。

それと同じで、ダマスカスの難民キャンプはもっと規模が小さいのです。イスラム国が難民キャンプを制圧したからといって「ヤバイ」とするのは根拠がない話です。

前述したように、もともとからダマスカス周辺は反体制派が支配していました。現代都市戦というのは、あるストリートを挟んで、至近距離で対峙することが多く、ダマスカス周辺でもそのような戦闘が行われています。

また、反体制派はダマスカスでテロすら実行できていないという事実もあります。

アラブ最強のシリア政府軍が守るダマスカスを攻め落とすことが、どれだけ難しいことかはイスラム国も承知でしょう。むしろ、今回の難民キャンプ制圧は、戦闘員補充の一環で、仕事が終わればいなくなるのは目に見えています。

日本の海外情勢報道は信用できない


2013年ころ、今回と同様の事例が起きています。

「自由シリア軍」がダマスカスに大攻勢を仕掛けたという報道でした。

その際、日本のネオコンの息がかかった評論家やジャーナリスト・戦場カメラマンはなんと言っていたでしょうか。

「アサドはもう終わり」

と言っていました。

しかし、「自由シリア軍」のダマスカス大攻勢は、その後報じられておらず、アサド政権は存続し、自由シリア軍は瓦解しました。

日本のネオコンの息がかかった評論家やジャーナリスト・戦場カメラマンはノウノウと今でもテレビでどこかの受け入り情報を垂れ流しています。

アサド政権もイランも西側と共同歩調を取り始める世界


過去イラクのフセインやリビアのカダフィは、なんとか西側の誤解を解こうと努力しながらも、理不尽な言いがかりで国を滅ぼされました。

アサド政権は、その二の舞にならないように、もっとも努力した政権でしたが、やはり目の上のタンコブは「自由シリア軍」だったわけです。

実質、自由シリア軍司令部は機能していませんが、今でも現地では「自由シリア軍」(反体制派)が陣取っています。これを、誰もが納得いく形で殲滅できるのだから、アサド政権はこれを利用する手しかないのです。

最近は、イランもイスラム国掃討に参加し、西側諸国との関係も以前より良くなっています。(もちろん気を抜くと西側にやられます)

シリアも、以前は西側から総攻撃を受けていましたが、今や存続容認された存在です。

世界は大きく変わっています。

オバマ政権であるかぎり、この傾向に変わりはないでしょう。そして、オバマ政権であるかぎり、日本の安倍自民党政権下の日本は完全無視された状態であるのでしょう。

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