【渡航注意】3/18チュニジア日本人襲撃は後藤健二さんの延長にある

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3/18夜、北アフリカ「チュニジア」で美術館を襲撃するテロがあり、日本人が複数名亡くなり、また負傷者も出ています。

今回の件、3/19の情報番組でも報道されていましたが、視点がズレているものが見られます。では、なにを知っておくべきなのでしょうか?

テロとはなにか?


政治担当です。

3/19放送『ひるおび』を見てしまったのですが、普段はこの番組は見ていません。というのも、情報番組としては質が低い番組だからです。たまたま見てしまいましたところ、ゲストコメンテーターが「襲撃犯は襲撃することで目立ちたいだけ(戦果を強調したい)」ということを話していました。

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これは明らかに間違いです。

目立ちたいからテロをするのではなく、体制・秩序を転換するためにテロは行われるのです。

「テロ」というのは、国家が形成される前には概ね存在するものです。明治維新も長州藩の攘夷テロで成立しています。「イスラム国」も国家をつくるためにテロ行為(むしろ戦争に近い)を行っています。

テロというのは「戦争行為」が出来ない、つまり国家として認められていない集団の戦闘行為です。

今回のテロはイスラム過激派である可能性が高いので、通り魔が襲撃したものと大きく異なります。(犯行声明はまだ出ていません)

これは「テロ」と定義されるものですが、「テロは絶対に許されない」と宣伝するのは支配者側の論理であり、反体制側にとっては当然受け入れられない話なのです。

テロは絶対に許せない = 戦争は絶対に許せない は同じ


今回の件では、「テロは絶対に許せない」という論調が目立ちます。

これはその通りだと思います。テロは秩序を乱すという点において許されないことです。

しかし、同様に戦争というものも絶対に許されないものです。

今回の件で気になるのは「テロは絶対に許せない」という論調が即座に出てくるということですが、普段から「戦争は絶対に許せない」という論調が出てこないことです。

これは、「テロと戦争は違う」という理屈があるからで、テロは国家をもたない集団の行為であり、戦争は国家によって行われるものという間違った認識があるからです。

前述しましたが、テロというのは「戦争行為」が出来ない、つまり国家として認められていない集団の戦闘行為なのです。そして、「テロ」というのは、国家が形成される前には概ね存在するものでもあるのです。

そういう点でいえば、テロと戦争は似たものであり、「テロは絶対に許せない」というのであれば、「戦争は絶対に許せない」とも言うべきなのです。

外国人観光客を狙った意味


同番組では、外国人が狙われた理由について「政府や軍を狙うのはガードが固いので、弱い民間人を狙っている」との解説がありました。

これは明らかに間違いです。

イスラム過激派の目的は最終的には政権転覆であり、チュニジアのように「アラブの春」という欧米により仕掛けられた民主化政権を覆すのが目的です。そのため、民間人を狙う意味はないのです。

今回の件では明らかに「外国人観光客」を狙ったと思われる行動に出ています。

場所は美術館であり、目撃では観光バスから降りたところを狙われたとあります。

つまり、「外国人観光客」は民間人という定義に入っていないのです。

これは、先日の後藤健二さんの際に「イスラム国」(ISIL/ISIS)が述べていた通りで、「外国人観光客」は外国の敵国民だからです。後藤さんの時には、安倍首相が無頓着にイスラエルという国家と仲良くしている様子や中東支援が世界に公開され、それがきっかけに欧米十字軍の仲間だと思われてしまいました。(それまでは日本はそう思われていませんでした)

イスラム国は、欧米が「民間人を狙ったテロをしている」と言われていることは知っており、反論として「欧米は空爆で民間人を襲ったではないか」と言っています。戦争が民間人を対象としないなんていうのは妄言なのです。

今回のチュニジアの事件は、日本人観光客を狙い撃ちしていた可能性も非常に高いと考えた方が良いでしょう。

チュニスは比較的安全な観光地という幻想

どこの番組でも同じことを言っています。

「チュニスは比較的安全な観光地」

すぐ南は、欧米諸国が難癖つけてリンチした中東の優等生国家「リビア」ですが、民主化したとか言って、国内は大混乱になっており、「アラブの春」以降は外務省が退避勧告(最大の危険)を出す始末です。(外務省

先日、リビアの首都トリポリ近郊でコプト教信者が多数亡くなる事件があったばかりですが、車で9時間の距離にあるのがチュニジアです。

リビアには2つの政府があります。ひとつはトリポリ政府でイスラム原理主義政府が樹立しています。これは、イスラム国に近い思想を持った政府です。もうひとつは、トブルク政府で世俗的な政府であり、現状ではこちらが国際的なリビアの政府になっています。

こんな国が隣にあるのです。

西は「アルジェリア」です。日本人10人がなくなった「アルジェリア人質事件」を起こした「AQIM」が勢力を持っている地域です。

報道では、「チュニジアはアラブの春後の優等生」だと言っていますが、親欧米政府ができているだけで、安全だと過信(誤報)しているにすぎません。

後藤さんの事件後、世界で日本人がターゲットになると宣言されたことをもう忘れたのでしょうか?

日本人にとって、2月以降で中東や北アフリカは格段に危険な土地となっています。後藤健二さんの教訓を思い出してもらいたいものです。

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URL:http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=113#ad-image-0

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