【ダビク】2/12、イスラム国は機関誌である『Dabiq』(ダービク)の最新号を公開(ISIS/ISIL)

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2/12、イスラム国は機関誌である『Dabiq』(ダービク)の最新号を公開しました。

2015-02-12_235540

紙面は紹介しませんが、日本人人質の最後を綴った記事と写真があります。また、捕虜の話や戦闘員へのインタビューなど、さながら「ニューズウイーク」ばりの構成となっています。すでに、Webで公開されたものも、いくつかあり、ヨルダン軍パイロットの記事なども掲載されているものです。

ポイントを最初にまとめます。

金が目的ではなく、日本政府を混乱させるのが目的。
小泉政権時代に日本は十字軍に参加している。
金には困っていない。
後藤健二さんのことを「十字軍(Crusader)」と表現
湯川遥菜は「傭兵(mercenary)」と表現
URL: http://justpaste.it/Dabiq_7 ← 2/16に見たら削除されてました。
(AlHayat Media Center Presents: Dabiq Issue #7 – Rabi’ al-Akhir)

金が目的ではなく、日本政府を混乱させる(恥をかかせる)のが目的


「金が目的ではなく、日本政府を混乱させるのが目的」というのは、当ブログでも書いてきたように「金が目的ではない」のと一致します。テレビでは、一部ジャーナリストが「イスラム国人質事件は、金が目的だ」と言っていましたが、いつも当てにならないジャーナリストを出演しているワイドショー(ひるおび)でした。

また「西洋の奴隷になった日本政府に恥をかかせるのが目的」とされています。確かに西洋の奴隷ですが、戦争に負けたので仕方ありません。

小泉政権時代に日本は十字軍に参加している


「小泉政権時代に日本は十字軍に参加している」と書かれているのも、当ブログでこれまで書いていたように、小泉&竹中時代から今の下地づくりがされているのは事実です。

これについて、ISの主張は間違っていないでしょう。

ここは実は重要なのですが、日本のメディアで主張しているところは他に存在していませんでした。

また、後藤健二さんがターゲットになったのは、安倍首相がイスラエルと手を組むようなことをしたからで、ISIL(ISIS)はそれが後藤健二さん拉致の理由だと主張しています。

追記:安保法案も無関係ではありません。アメリカの傭兵として自衛隊を派遣できる法案は、ISILから見れば、日本は十字軍に参加していると考えるに十分たるものです。日本公館がターゲットになる時代になっても不思議ではないのです。

金には困っていない


日本の一部マスコミは、ISILは原油価格下落によって資金難になっていると報じられていますが、それは実は根拠がありません。

では、イスラム国はどこに石油を卸しているのか日本では報じられていません。これは、主にトルコ経由で密売されています。トルコはイスラム過激派の拠点でもあり、支援国でもあるのです。

また、早い段階からシリア反体制派はトルコで負傷者の治療を行ってきており、物資や資金もトルコ経由で供給されてきました。なぜ、トルコがテロの危険がないかというと、そういうことなのです。また、イスラエルともナァナァの関係と言われますが、以前から反体制派にイスラエルの武器が供給されているのは目撃されています。「イスラム国」もそういった恩恵を受けているため、トルコやイスラエルに大きく非難の声を傾けないのです。

イスラム国の前身ともいえる組織はかつては1000組織はありました。その中には、米国製のライフルで米国製の軍服を着た部隊も存在していました。数年前に、こういった武装勢力はアメリカ特殊部隊が訓練していたからです。その頃から5000人の外国人傭兵が入っていました。彼らがいったいどの勢力なのか、分かるというものです。

他にも、戦争に投資する連中なんて世界にいるのは長年噂されていることです。アメリカも「自由シリア軍に資金を供給」してきましたが、それが中身では区別のつかないイスラム国に回っているという海外記事もあります。

後藤健二さんのことを「十字軍(Crusader)」と表現


ISILは、後藤健二さんのことを「十字軍(Crusader)」と表現しています。

後藤健二さんも十字軍もキリスト教徒だからでしょうか。いえ、安倍首相が十字軍に参加するような動きをしていることを言っているのです。

湯川遥菜が傭兵というのは・・・見りゃわかるだろと思いますが、そういうことになっているのは、日本がアメリカの傭兵だと言っているのです。

なお、小泉政権時代に人質になって、日本政府に突き放された香田証生さんも十字軍と言っていますが、それは後付けでしょう。

「JustPaste.it」という画像共有サービスを利用


ちなみに、以前からイスラム国が使用している「JustPaste.it」という画像共有サービスを使って配信していました。

※現在は削除されています


2/12、イスラム国(ISIL/ISIS)がフランス語で発刊している『DAR AL-ISLAM』で、「INTERVIEW DE L’ÉPOUSE」という記事が掲載されたと報じられています。


その他の「イスラム国」関連記事はこちらです。

イスラム国の正体

  1. 2004年
    • 「アルカイダ分派」としてイスラム教スンニ派過激派武装勢力をアブムサブ・ザルカウィが設立
  2. 2006年後半
    • 組織再編で、ISI(イラクのイスラム国)となる。
  3. 2013年4月
    • 組織再編で、ヌスラ戦線を編入。今後「イスラム国」を名乗ることを示唆。
  4. 2013年後半
    • アメリカ・ワシントン政府が「イスラム国」を「ISIL」と呼び出す。(ISIL = Islamic State in Iraq and the Levant)
  5. 2013年後半
    • 米報道では「イスラム国」を「ISIS」と呼び出す。(ISIS = the Islamic State in Iraq and al-Sham)
  6. 2013年後半
    • 「イスラム国」は「イスラム国」利用を主張。(Islamic State)

一時期「ダーイッシュ」(DAIISH)とも呼ばれていました。これは悪役っぽい呼称。

後に「イスラム国」に編入される「ヌスラ戦線」は、自由シリア軍・イスラム戦線などと共同作戦を行ってきた組織で、当時から過激なイスラム原理主義者として知られていました。

「ヌスラ戦線」には、当初から外国人傭兵が5000人いると言われており、今の「イスラム国」に外国人が多いのもそのせいです。

そして、「ヌスラ戦線」に戦闘員を派遣していたのが、アメリカや親米中東国家(トルコ)などでした。

なお、日本では、今でも「自由シリア軍」とマスコミで報じられますが、実体は崩壊しています。その分派であった「イスラム戦線」が現在は勢力を持っており、この「イスラム戦線」は過去に、司令官が人JIN肉食べたと報じられ話題となったあの武装勢力です。

2010年まで4年間駐在した当時は、シリアの社会全体は非常に明るかった。父の跡を継ぎ2000年に発足した現バシャール・アサド政権は紛れもない独裁政権です。が、彼自身は、反アサドの欧米や周辺国が作り上げた悪のイメージとは違い、体制内改革を推進していました。閣僚たちには、傲慢を捨て国民とともにあれと折を見て訓示し、治安当局には国民との関係改善を進めさせていました。一部の不満分子には厳しく対処しても、一般市民への態度は先代とは劇的に変化していたんです。

そういう意味でアサド大統領はかなり努力しました。ところが2011年3月に最初の民衆蜂起が発生し、政権転覆をおそれた治安当局は再び牙をむきだした。アサド現政権の10年間の改革は水泡に帰してしまった。

一連の反体制派による内紛を、アサドは外国から押し付けられた戦争だと思っています。国内の反体制派組織は約3000で、大半はいわゆる強盗団ですが、いくつかの勢力は外国から支援を受けている。アサド政権としては、外国が資金・武器・兵站支援を止めさえすれば、1カ月で事態は収まると考えていました。

http://toyokeizai.net/articles/-/49687

これまでの簡単なシリア内戦の流れ

  • 世界各地で「アラブの春」が発生
  • アメリカ共和党系&イスラエルにより「自由シリア軍」が創設
  • シリアでも反体制運動が発生
  • アサド政権は当初は黙認
  • 自由シリア軍が市民を襲撃し「アサド政権の仕業」と流布
  • アサド政権と自由シリア軍が内戦を始める。
  • アル・ヌスラ戦線など外国人傭兵を含むイスラムのサラフィ主義者が混乱に乗じてシリア内戦に参戦し非人道行為を繰り返し、それを「アサド政権の仕業と流布」
  • 自由シリア軍とアル・ヌスラ戦線(外国人傭兵)は当初は共同戦線でシリア政府軍と対峙
  • 自由シリア軍とアル・ヌスラ戦線の間でも戦闘が起きる。
  • 現在のイスラム国である「IS」がイラクから内戦に参加。サラフィ主義者として非人道行為を繰り返して自分たちの成果だと世界に流布を始める
  • シリア政府軍と自由シリア軍とアル・ヌスラ戦線とISが乱戦を繰り返す。
  • 自由シリア軍本部(外国から指揮)に不正・腐敗がはびこる
  • 自由シリア軍実戦部隊にも不正・腐敗がはびこる。
  • 自由シリア軍が機能しなくなり、自由シリア軍に参加していた「イスラム戦線」(シリア人)が自由シリア軍の実権を得る。
  • アル・ヌスラ戦線(外国人傭兵)の多くが「IS」に吸収される。
  • シリア反体制派が混乱している隙にシリア政府軍が盛り返す(ここまで2013年)
  • シリア政府軍・イスラム戦線・ISの三つ巴の戦いになる。
  • 一時は反体制派の牙城だったアレッポはシリア政府軍とイスラム戦線が東西で二分するようになる。
  • ISはイラクに近い「ラッカ」を制圧し、支配地域を拡大。
  • 現在に至る

オススメできるシリア関連書籍


そこらへんの信用できないジャーナリストではなく、中東専門家の本ばかりです。

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イスラム国の正体 (朝日新書)

↑ とにかくこれがおススメです ↑

これは、日本人のシリア在住大使「国枝昌樹」さんが書いた真実の記録です。シリアの実態がこれで分かります。

出版社の異なる同名のプロパガンダ本は間違っても買わないでください。

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シリア アサド政権の40年史 (平凡社新書)

↑ こちらも「国枝昌樹」さんの本です ↑

アサド政権を現地で見た実際の様子が書かれています。日本で報道されてきた内容がどれだけ大嘘かが分かります。

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報道されない中東の真実 動乱のシリア・アラブ世界の地殻変動

↑ こちらも「国枝昌樹」さんの本です ↑

こちらもおすすめです。イスラエルがどれだけ欺瞞に満ちた国家か分かるように真実の報道に迫ります。

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【送料無料】 混迷するシリア 歴史と政治構造から読み解く / 青山弘之 【単行本】

↑ 中東専門研究員 青山弘之さんの本です ↑

こちらも現地の報道をつぶさに精査して、公正に記録された書籍です。アメリカの欺瞞がよく分かります。

その他の「政治担当」記事はこちらです。

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