【イスラム国】後藤健二さんと湯川はるなは一緒に行動していた、十字軍参加の日本人が対象となる事件は急激に増加?

Sponsored Link

政治担当です。昨晩の、後藤健二さんの速報後、今朝は報道が多かったのですが、お昼にはイスラム国による後藤健二さんと湯川はるなの報道が少し少なくなりました。

今回、報道されていることについて、少し疑問がある部分と、資料から分かる事実を2点書きます。

後藤健二さんと湯川遥菜の関係について


ここ数日の報道では、後藤健二さんと湯川遥菜の関係については「知人」と報じられており、最初の出会いが2014年7月であるかのように報道されています。

しかし、実際には2014年4月から5月に後藤健二さんと湯川遥菜は出会っています。

そして、後藤健二さんは湯川遥菜を帰国させることができなかったことを責任として感じていることが、今回のイスラム国との接触につながったようです。

湯川遥菜の行動記録

  • 2014年4月から5月 初シリア入国し、後藤健二さんと同席していた自由シリア軍(実際は「イスラム戦線」と思われる)と接触するも、「トルコに帰れ」と言われて、一度帰国。この時に、初めて後藤健二さんと出会う。
  • 2014年6月から7月 イラクに入国し、後藤健二さんと接触。その後、シリアに入国か。
  • 2014年7月末頃 湯川遥菜は自由シリア軍(実際は「イスラム戦線」と思われる)に拘束され尋問を受ける。後藤健二さんが通訳(知人)として解放交渉。
  • 2014年8月頃 湯川遥菜は後藤健二さんに帰国を勧められるが、シリアに残り自由シリア軍(実際はイスラム戦線と思われる)と行動。
  • 2014年8月16日 湯川遥菜は「イスラム戦線」と行動していたと思われ(湯川本人は自由シリア軍と行動していると思っている)、対立するイスラム国(ISIS(ISIL))に拘束される。

2015-01-25_133720

上の記事2014-05-03 21:13:25に投稿された湯川遥菜のブログには、後藤健二さんと接触した記録があります。(URL魚拓

2015-01-25_133927

上の記事は2014-06-29 08:38:39に投稿された記事です。(URL魚拓

湯川遥菜は、2014年4月から5月にかけてシリア入国後に、一度帰国しました。その後、2014年6月から7月に再度イラクからシリアに入国していると思われます。

その時点でも、後藤健二さんと記念写真を撮影しています。

2015-01-25_134337

2015-01-25_134403

2015-01-25_134426

つまり、最初のコンタクトは湯川遥菜最初の渡航すぐです。

他にも、湯川遥菜は後藤健二とかなり多くの時間を一緒に過ごしていることが分かっています。

最初の、2014-05-03 21:13:25に投稿された湯川遥菜のブログには、後藤健二さんと接触した記録がありましたが、その詳細が「2014-05-17 12:32:01 投稿」で記録されています。

2014-05-17 12:32:01 投稿URL魚拓
2015-01-25_140337

「自由シリア軍幹部」とありますが、正確には「イスラム戦線」(自由シリア軍系イスラム過激派)のことだと思われます。

その後、湯川遥菜は一度自由シリア軍(たぶん、イスラム戦線)に追い返されて帰国しましたが、二度目の渡航でイラクに入国します。その時点で、後藤健二さんと一緒である写真が投稿されています。

補足:反政府勢力「自由シリア軍」は、アサド政権とシリア国民によって駆逐され、敗北。後に組織崩壊していると言われています。そのため、自由シリア軍の一派であった「イスラム戦線」が台頭していました。湯川はそのことを知らないか区別していない可能性が高いです。「イスラム戦線」はかつて「○肉食べた」と日本でも話題になった過激派リーダーが所属していました。

2014-07-10 18:13:05 投稿URL魚拓
2015-01-25_140753

2015-01-25_140913

後藤健二さんは、明らかに初期の段階から湯川遥菜と接触し、行動を共にしていたようです。それが、後藤健二さんの本意かはわかりませんし、帰国するように勧めていたことからも、湯川遥菜が頼っていた可能性もあります。

しかし、そうであっても責任を感じていた後藤健二さんは、危険と知りながらイスラム国(ISIS(ISIL))に解放交渉に向かったのでしょう。

日本が「十字軍に参加」、これから日本も狙われるという報道について


今回の件を受けて、日本の報道では「イスラム国が日本は十字軍に参加していると認識し始めた」と報道されています。また、そのため「これからは日本も欧米と同じになる」と報じられてもいます。

安倍首相が中東訪問で、イスラエルと握手した写真が欧米・中東メディアでは大々的に報道されたため、そのような話になっているようなのですが、実際には日本も過去イスラム過激派に何度となく誘拐されるなど事件は結構起きています。

古くは、1986年の「三井物産マニラ支店長誘拐事件(若王子さん事件)」などご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、日本人だけが特別ではないと思う事件は多く発生しています。

しかし、欧米諸国に比較すれば、日本人が対象になることは少なく、今回の安倍首相の中東訪問が大々的に報道された結果として、日本が十字軍に参加したと捉えられても仕方のない状況となっています。

そのため、今後日本人が対象となる事件は急激に増加することが予測されます。

  • イラク日本人人質事件(2004年4月~10月)Wiki
    • 2004年4月7日に3名の日本人がイラクで誘拐され、2004年4月14日に日本人2人(自称ジャーナリストとNGO団体職員)が誘拐された事件。イラクからの自衛隊撤退が要求された事件。日本人はボランティア、フリーカメラマンの男性、ジャーナリスト志望の未成年の少年と報道された。小泉首相は断固拒否したが、「イラク・ムスリム・ウラマー協会」が人道的に解放交渉を行った結果、最初の3名の人質は解放された。ただし、解放の仲介をした現地の方が犠牲となっている。また、後に2名も4月17日に解放された。
  • イラク日本人青年○害事件(2004年10月27日)Wiki
    • イラクで「イラクの聖戦アルカイダ組織」が起こした事件。香田証生が誘拐され亡くなっているが、アルカイダは自衛隊のイラク派兵の撤退を要求していた。小泉首相が断固拒否し、その結果人質が犠牲となった。
  • イエメン日本人観光客誘拐事件(2008年5月7日)Wiki
    • 2名の日本人観光客が誘拐され、翌日解放された。イスラム過激派ではなく、地域の強盗グループによる犯行。
  • アルジェリア人質事件(2013年1月16日)Wiki
    • アルジェリアの天然ガス精製プラントで「AQIM」が起こした事件。日揮社員である日本人が10名なくなっています。
  • イスラム国ISIS(ISIL) 日本人拘束事件(2014年8月16日~2015年1月20日以降も進行中)Wiki
    • 8月16日に、シリア北部アレッポで日本人が拘束されたと在シリア日本大使館(ヨルダンで業務中)に連絡があり発覚。8月17日にはイスラム国(ISIS(ISIL))に拘束された湯川遥菜の動画がYoutubeで流れる。実際には、それ以前の2014年6月から7月に湯川はるなは>自由シリア軍系イスラム過激派(イスラム戦線)に尋問拘束されており、フリージャーナリストの後藤健二氏が通訳として呼ばれ解放を要求。湯川遥菜は一度解放されている。以前から、後藤健二さんと湯川遥菜は知人であった。湯川遥菜は、2014年4月から5月に1度目のシリア入国しているがそこでも自由シリア軍(たぶん、イスラム戦線のこと)から「トルコから帰れ」と後藤健二と同伴で言われていた。同年6月にイラクに渡航(シリアに入国)しているが、二度目の渡航で最初の拘束に巻き込まれ、ISIS(ISIL)に拘束されたのは二回目

ほかにも「アフガニスタン日本人拉致事件」や、フリージャーナリストの常岡浩介が誘拐された事件などあります。

重大な事件としては、「2003年のイラク日本人外交官襲撃事件」は有名で、二名の外交官が犠牲となりました。

湯川遥菜の主張


2015-01-25_142258

Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCWNsh_PsmBZvV-MtgpQT1Gg

湯川遥菜の主張は、多くのメディアと同じで「シリア国民はアサド政権の独裁によって恐怖支配されており、自由シリア軍は正義だ。」という主張です。

単純にいえば「プロパガンダ」をエコーしているだけなのが、湯川遥菜の主張です。

これについては、多くの疑問と多くのウソがあり、真実は真逆であると主張する方々もいます。私も、欧米メディアが報道するシリア問題の多くに疑問を持っており、湯川遥菜の主張は信用するに値しないと考えています。

イスラム国の正体

  1. 2004年
    • 「アルカイダ分派」としてイスラム教スンニ派過激派武装勢力をアブムサブ・ザルカウィが設立
  2. 2006年後半
    • 組織再編で、ISI(イラクのイスラム国)となる。
  3. 2013年4月
    • 組織再編で、ヌスラ戦線を編入。今後「イスラム国」を名乗ることを示唆。
  4. 2013年後半
    • アメリカ・ワシントン政府が「イスラム国」を「ISIL」と呼び出す。(ISIL = Islamic State in Iraq and the Levant)
  5. 2013年後半
    • 米報道では「イスラム国」を「ISIS」と呼び出す。(ISIS = the Islamic State in Iraq and al-Sham)
  6. 2013年後半
    • 「イスラム国」は「イスラム国」利用を主張。(Islamic State)

一時期「ダーイッシュ」(DAIISH)とも呼ばれていました。これは悪役っぽい呼称。

後に「イスラム国」に編入される「ヌスラ戦線」は、自由シリア軍・イスラム戦線などと共同作戦を行ってきた組織で、当時から過激なイスラム原理主義者として知られていました。

「ヌスラ戦線」には、当初から外国人傭兵が5000人いると言われており、今の「イスラム国」に外国人が多いのもそのせいです。

そして、「ヌスラ戦線」に戦闘員を派遣していたのが、アメリカや親米中東国家(トルコ)などでした。

なお、日本では、今でも「自由シリア軍」とマスコミで報じられますが、実体は崩壊しています。その分派であった「イスラム戦線」が現在は勢力を持っており、この「イスラム戦線」は過去に、司令官が人JIN肉食べたと報じられ話題となったあの武装勢力です。

2010年まで4年間駐在した当時は、シリアの社会全体は非常に明るかった。父の跡を継ぎ2000年に発足した現バシャール・アサド政権は紛れもない独裁政権です。が、彼自身は、反アサドの欧米や周辺国が作り上げた悪のイメージとは違い、体制内改革を推進していました。閣僚たちには、傲慢を捨て国民とともにあれと折を見て訓示し、治安当局には国民との関係改善を進めさせていました。一部の不満分子には厳しく対処しても、一般市民への態度は先代とは劇的に変化していたんです。

そういう意味でアサド大統領はかなり努力しました。ところが2011年3月に最初の民衆蜂起が発生し、政権転覆をおそれた治安当局は再び牙をむきだした。アサド現政権の10年間の改革は水泡に帰してしまった。

一連の反体制派による内紛を、アサドは外国から押し付けられた戦争だと思っています。国内の反体制派組織は約3000で、大半はいわゆる強盗団ですが、いくつかの勢力は外国から支援を受けている。アサド政権としては、外国が資金・武器・兵站支援を止めさえすれば、1カ月で事態は収まると考えていました。

http://toyokeizai.net/articles/-/49687

これまでの簡単なシリア内戦の流れ

  • 世界各地で「アラブの春」が発生
  • アメリカ共和党系&イスラエルにより「自由シリア軍」が創設
  • シリアでも反体制運動が発生
  • アサド政権は当初は黙認
  • 自由シリア軍が市民を襲撃し「アサド政権の仕業」と流布
  • アサド政権と自由シリア軍が内戦を始める。
  • アル・ヌスラ戦線など外国人傭兵を含むイスラムのサラフィ主義者が混乱に乗じてシリア内戦に参戦し非人道行為を繰り返し、それを「アサド政権の仕業と流布」
  • 自由シリア軍とアル・ヌスラ戦線(外国人傭兵)は当初は共同戦線でシリア政府軍と対峙
  • 自由シリア軍とアル・ヌスラ戦線の間でも戦闘が起きる。
  • 現在のイスラム国である「IS」がイラクから内戦に参加。サラフィ主義者として非人道行為を繰り返して自分たちの成果だと世界に流布を始める
  • シリア政府軍と自由シリア軍とアル・ヌスラ戦線とISが乱戦を繰り返す。
  • 自由シリア軍本部(外国から指揮)に不正・腐敗がはびこる
  • 自由シリア軍実戦部隊にも不正・腐敗がはびこる。
  • 自由シリア軍が機能しなくなり、自由シリア軍に参加していた「イスラム戦線」(シリア人)が自由シリア軍の実権を得る。
  • アル・ヌスラ戦線(外国人傭兵)の多くが「IS」に吸収される。
  • シリア反体制派が混乱している隙にシリア政府軍が盛り返す(ここまで2013年)
  • シリア政府軍・イスラム戦線・ISの三つ巴の戦いになる。
  • 一時は反体制派の牙城だったアレッポはシリア政府軍とイスラム戦線が東西で二分するようになる。
  • ISはイラクに近い「ラッカ」を制圧し、支配地域を拡大。
  • 現在に至る

オススメできるシリア関連書籍


そこらへんの信用できないジャーナリストではなく、中東専門家の本ばかりです。

Sponsored Link


イスラム国の正体 (朝日新書)

↑ とにかくこれがおススメです ↑

これは、日本人のシリア在住大使「国枝昌樹」さんが書いた真実の記録です。シリアの実態がこれで分かります。

出版社の異なる同名のプロパガンダ本は間違っても買わないでください。

Sponsored Link


シリア アサド政権の40年史 (平凡社新書)

↑ こちらも「国枝昌樹」さんの本です ↑

アサド政権を現地で見た実際の様子が書かれています。日本で報道されてきた内容がどれだけ大嘘かが分かります。

Sponsored Link


報道されない中東の真実 動乱のシリア・アラブ世界の地殻変動

↑ こちらも「国枝昌樹」さんの本です ↑

こちらもおすすめです。イスラエルがどれだけ欺瞞に満ちた国家か分かるように真実の報道に迫ります。

Sponsored Link


【送料無料】 混迷するシリア 歴史と政治構造から読み解く / 青山弘之 【単行本】

↑ 中東専門研究員 青山弘之さんの本です ↑

こちらも現地の報道をつぶさに精査して、公正に記録された書籍です。アメリカの欺瞞がよく分かります。

その他の「政治担当」記事はこちらです。

Sponsored Link

最新記事はトップページで!

京都発・地方が盛り上がるグルメや観光に撮影ロケ地の話題を提供!


購読するならRSSをご利用ください!

RSSはこちらをご利用ください。


マスコミ各社様の記事使用規約についてはこちらをご覧ください。

当ブログでは掲示板やSNSなど他メディアでURLや記事を紹介することはございませんので、掲示板などで記事を紹介されていても一切無関係です。誤解なきようお願いいたします。
当ブログで転載しているTweetはTwitter社の規約(2013/10)に準じた形式(API利用)によって許可された範囲で行われています。また、Tweet内容の所有権はTwitter社の規約によりTweet元のアカウント所有者にあります。そのため、当ブログでその所有権を主張するものではありません。Tweet内容については責任は負いませんので予めご了承ください。