【人間神様】10月「神無月」伊福八幡神社の「屯宮祭」(いふくはちまんじんじゃ)

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毎年10月は出雲以外の地方では、神様が出雲に出かけてしまうことから「神無月」とされます。

その間、出雲以外の神社に神様は不在の状態。その神様の代役を務めるのが「人間神」という存在です。

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長崎県雲仙市瑞穂町にある伊福八幡神社では、氏子(地域の神社を守る人々)から抽選で6人が「人間神様」となる「屯宮祭」が行われます。

伊福八幡神社

伊福の八幡神社は雲仙岳の麓、有明海に面する地域にある神社です。

この辺は、雲仙岳の沢に細長く田んぼがつくられており、細長い棚田や扇状に広がる水田が見られる地域です。要するに、火山活動によって形成された「浸食カルデラ」が海岸から山頂まで続くという絶景なのです。

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その伊福地域の鎮守が「伊福八幡神社」です。

こういった地方の神社の多くは、専任の神主がいないことも多く、地元の氏子(主に名士の方)が京都で神主の資格を取得して、地元で神主を務めることがほとんどです。(「伊福八幡神社」は、禰宜がいるようです)

そして、この「伊福八幡神社」では、神様のいない神無月には、地元の氏子が神様の代役をするというお祭り「屯宮祭」が執り行われます。

八幡神社伊福社務所
長崎県雲仙市瑞穂町伊福乙757

屯宮祭(とんぐうさい)

普賢岳の麓に400年続く秋祭「屯宮祭」は、長崎県の文化財としても登録されています。

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理屈で考えれば、こういったお祭りが存在する意義というのはありません。しかし、ヒトというのは理屈ばかりで動くわけでもありません。直感や動物のように本能で動く生き物です。

こういったお祭りも、自然環境の中で生きていく中で、自然と生まれた行動なのです。

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とはいえ、めんどっちーお祭りのようです(笑)

私の小さい頃でも、昔の人は「面倒くさい」のですが、こういうのを見ると、昔はめんどくせーなーと思わざるをえません(笑)

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神様にされちゃった方。

ひゅーひゅー と歓声が飛びます(笑)

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キスする神様(笑)

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「平山辰美君、ばんざーい!」「ばんざーい!」

結構、ユルい感じですが、民間のお祭なんて・・・・

こんなもんです。

いいんです、これで。

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じゃ、神様やってきま~す!

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神社までお手製の車(人力)でねり歩きます(爆走)。だいたい、この時点で酔っ払っていることもあるのが通例です。私も、もう何十年もお神輿かついで町内をねり歩きますが、途中途中で氏子の家で休憩する時には、飲んでます(笑)

いえ、飲まされてます(笑)

ということで、日本の民間のお祭はだいたいこんな感じです。

日本の文化は、ナショナリズムを煽るようなものじゃなく、人々の生活の悲喜こもごもを地元のみんなで発散する意味合いの方が強いんです。

なお、これは、2013年10月16日から18日の「屯宮祭」を吉村作治さんがレポートした番組の宣伝ビデオです。

また、2014/12/30の朝10時45分からTBS系で「第10回日本放送文化大賞準グランプリ人間神様~普賢岳の麓に400年続く秋祭」という番組でも再放送されます。

追記:番組見たが、めっちゃ面白い


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「人間神様」が、2014/12/30「Twitterランキング」に12時頃に24位で快走中!

当記事をTweetして、ぜひ1位に(笑)

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10時45分から見てますが、めっちゃおもろいんですけど(笑)
神社までの道中、途中で飲みまくってます!
神社につく頃には酔いつぶれて寝ています(笑)
神様が食べたいと言ったから、閉店後の魚屋を開けさせて買ってます(笑)

でも、みんなとっても楽しそうです。

ユルくてサイコー!!

これぞ、ニッポンのお祭りです!!!

第10回日本放送文化大賞準グランプリ 人間神様~普賢岳の麓に400年続く秋祭~


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この地方では鎌倉時代、疫病などが起きた時に、神様をこの地に迎えるために、六人衆が宇佐八幡宮へ出向いて、自分たちの土地に神様を向かえたことに始まります。(勧請=かんじょう=神様を迎えること)

屯宮祭(とんぐうさい)という名前は、宇佐八幡宮の「頓宮=仮のお宮」から付けられたのではないかと言われています。初代六人衆が、宇佐八幡宮の「頓宮」を見て、感心してつけたのでしょう。

この六人衆が400年間、受け継がれているのが屯宮祭(とんぐうさい)です。道を歩けば「元神様」がいるのです。

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神様は抽選で地区から選出されます。そして、突然告げられ、強制的に「神様」とされてしまいます(笑)

3日間は拘束されるので、当然会社は休みます。

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しかし、この地域では400年もの間、毎日神様を祀ってきました。

そして、神様のいない10月も、わざわざ人間神様を用意してまで、毎日祀ってきました。

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歴代神様の御真影。

この神様、なぜか絶対神なので、神様のご要望はなんでも受けなければならないということになっています(笑)

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神様の乗り物は手作りです。

神様はワガママなので、ギターの装飾をご要望のようです。

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また、神様にはなぜか子どもがいるので、子どもの希望で「アンパンマン」が付きました。ゆ・・・ユルっ!!(笑)

いえ、なぜか日本の神様なのに、絶対神なのです!

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神様は、どんどん村の人達に祭り上げられていきます。

神様って、そんなものです。

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そして、これから3日間は神社に寝泊まりするのですが、お祝いで毎日のように酒を浴びる日々が続きます。右上の男性は「吉村作治さん」のような気がします。

日本の神様って、そんなもんです。

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飲む!

ニッポンのお祭りは、これが基本です。

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なぜか、化粧大会が始まる。

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出来上がった新神様! (注:この方は神様役ではなく、道中のお供の方です。)

ニッポンのお祭りは、これが基本です

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まさかのキスコール(笑)

こうして、(怪しい)村人達から神様は送り出されてゆくのです。

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神様は神社までの道中は村人に見守られ、ゆく先々で飲まされます。

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大事にされてるんですねぇ。

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外では地面に足をつけてはなりません。

外でも至に付くせり。

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中でも至に付くせり。

お酒大好きな神様です。

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なお、お酒が嫌いな神様と、苦手な神様は強制的に酔い潰されていきます。

そして、気分がよくなって、お酒のせいで神様はどんどん神様らしい態度になっていきます(笑)

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立派な神様ができあがりました!

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病院に寄る神様(笑)

しかし、今日は医者も神様には絶対服従だそうです。

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歩いて10分くらいの神社に、二時間かけて到着する神様。

相当、出来上がっています。

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お祭り本番開始!

だが、酔いつぶれて寝る(笑)

こんな感じで、このお祭りは進んでいくのです。

日本の神道は基本「ユルい」


日本の神道を語る時に・・・・

「崇拝」「神聖」「不可侵」

どの言葉も堅すぎます。

日本の神様は、常に身近に普通にいる存在なんです。

そして、それを「もてなす」というのが基本です。

決して、「ナショナリズム」を高揚させるものではありません!

もてなしのココロ、それがニッポンの神道であり文化なんです。

第10回日本放送文化大賞準グランプリ 人間神様~普賢岳の麓に400年続く秋祭~
http://www.tulip-tv.co.jp/tvinfo/detail/index.html?TID_DT03=98070479

前に一度書きましたが、当ブログの関係者(ライター)はみんな神道の資格を持っています。

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